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これでいいのか!?墓石業界!(6)墓石の一部を中国で加工しても国内加工?

これでいいのか!?墓石業界!(6)墓石の一部を中国で加工しても国内加工?
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現在、日本国内の市場に流通している「国産墓石」と称されるものには、
日本国内の石材加工工場で加工された「国内加工の国産墓石」と、
日本の石を中国に送り、中国の石材加工工場で加工され、
製品となった墓石を輸入販売している「中国加工の国産墓石」とがあります。

このいずれもが「国産墓石」と称して石材店で販売されています。

たとえ、中国で加工されたものであっても、材料となる石が日本の石なら、
「国産墓石」として販売しても、現行法律では全く問題がないのです。

多くの消費者は「中国産墓石は嫌だから…」「国産なら安心!」なんて思いで、
この事実を知らずに、中国加工の国産墓石を購入しているのです。

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その数は、日本で加工された「国内加工の国産墓石」よりもはるかに多く、
国産墓石と呼ばれるものの約80%が中国加工の国産墓石なのです。

※以下の関連ブログをご覧ください。
国産墓石と中国産墓石の研磨と加工精度

しかし、これだけインターネットが普及した情報化社会になってくると、
最近では、この事実を知っている消費者もだんだんと増えてきました。

そういった消費者は、中国で加工された国産墓石を敬遠し、
石材店に対し「国内加工の国産墓石!」としっかり希望されるのです。

これで、すんなりと消費者が望む墓石ができれば問題はないのですが、
なかなかそうはいかないのが、今の世の中の実情なのです。

そこには"販売価格"や"仕入れ価格"など、
常に「お金」の問題が絡んでくるからなのです。

「少々高くてもいいから、とにかく良いものが欲しい!」
なんていう人は、世の中にそう多くはいらっしゃいません。

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それとは逆に「安くて良いものが欲しい」という人は数多くいます。

消費者の方々も複数の石材店に見積もりを依頼する時代の中で、
石材店側も何とかして自社で販売したいという思いがぶつかります。

そうなると、製作コストを下げて、いかに安く売れるかを模索するのです。

国内加工と言ってもピンからキリまであります。
日本の石材加工工場でつくれば全てが良い製品とは限りません。

国内加工の国産墓石を自社で加工している石材店もあれば(少数ですが)、
産地の加工工場に直接製作を依頼している石材店もあります。

一般的な国産墓石の流通経路としては、一般消費者は石材店に注文する。

お客様から注文を受けた石材店は、石材商社と呼ばれる卸問屋に注文する。

そして、石材商社がどこかの石材加工工場に製品を発注する。

国産・中国産に限らず、多くはこのような流れで墓石はつくられるのです。

ちなみに、当社、第一石材では、中国加工の製品に関しては、
石材商社を通じて墓石製品を発注するのではなく、
取り扱い石種等に応じて厳選した9社の石材加工工場に依頼しております。

国産墓石の加工に関しては、日本三大石材加工地の一つである、
香川県「庵治・牟礼」の中でも卓越した技術を誇る加工工場を厳選して、
加工のすべてを日本の石職人の手でおつくりさせて頂いております。

相見積もりのため消費者から値切られた石材店は石材商社を値切る。

石材商社側も値段の安い工場を探して墓石の加工を依頼するしかない。

その結果、やはり値段なりの製品しか出来てこないが、
石材店側も安い製品を求めた以上、それは仕方ないので納得。

石材店は「どうせ、消費者は分からないだろうから…」と引き渡す。

確かに、建墓すぐの新しい時には、ほとんどの人は違いは分かりませんが、
値段の安い加工工場の製品は、やはりそれなりのものなのです。

しかし、競合他社との相見積もりを勝ち抜いて顧客にするためには、
少々製品精度が悪かろうが、突貫工事で工事工程を簡略化しようが、
とにかくコストを下げるしかないと考える石材店もたくさんあるのです。

ここまでなら、製品が悪かろうが一応「国内加工の国産墓石」です。

国内加工と中国加工の値段の大きな違いは「やくもの加工」です。

やくもの(役物)加工とは、墓石上部の陣笠や香箱、上台の亀腹やスリン、
あるいは、角花瓶型花立てなどの曲線加工や特殊加工のことをいいます。

これらは、切削から研磨、成形加工まで、さまざまな手法や工法、
さらには熟練した職人技が必要となり、職人技の見せ所となるのです。

これらの加工を日本国内で行うとなると、高額の別途加工賃が必要ですが、
中国加工の場合はほぼ無料、もしくはごく僅かの加工賃で済むのです。

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この国内加工の「やくもの加工」に掛かる別途加工賃を抑えるために、
やくもの加工の部材に関しては、中国の石材加工工場でつくり、
「国内加工の国産墓石」として販売されているものも数多くあります。

※詳しくは以下のサイトをご参照ください。
墓石の一部を中国でつくる『mix国産墓石』  

このように、墓石の加工に高いお金が掛かる部分を中国で加工して、
日本で合体させて一つの墓石となるものも「国内加工」として販売されています。

おそらく、このような一部を中国で加工した国産墓石に対しても、
国内で加工をした証しである「国内加工製造証明書」が発行されるのですから、
消費者からすれば、何を信用すればいいのか分かりません。

すべてを日本国内で加工した墓石だけが「国内加工」となるのか、
80%以上を国内で加工し、20%未満が中国加工でも国内加工と呼べるのか等、
墓石に関する日本の現行法律では「国産」の定義が明確に定められていません。

しかし、「墓石の全部を日本国内で加工します!」と言って販売していたのならば、
たとえ一部であっても、中国で加工するのは消費者に対する「ウソ!」でしょう!

競合他社との相見積もりの顧客をどうしても勝ち取りたいのか、
はたまた、常に利益最優先に商売を考えているのかはともかくとしても、
消費者に対するウソだけは絶対にあってはなりません。

お墓を販売するという仕事は、通常のモノを売る仕事とは違います。

仮に、消費者はだませたとしても、仏様にはお見通しですよ。

           ~つづく~

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