「中国産墓石って大丈夫?」に答えます|200回以上現地を見てきた石材店の本音

NHKやテレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」など、多くのメディアで紹介された、神戸市兵庫区の株式会社第一石材です。
「お客様にとって、正直で信頼できる石材店であること」を信条に、(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」能島孝志が、あなたのお墓づくりを心を込めてお手伝いします。
のじま
ここ数年、お客様からよく聞かれる質問があります。
それは・・・
「中国産墓石って大丈夫なんですか?」
です。
確かに、日本国内で建てられるお墓の約8割以上が中国加工。
- 「安いと品質が心配」
- 「国産の方が良いのでは?」
と、感じられるのは自然なことだと思います。
この記事では、私が200回以上現地へ渡航して検品してきた経験をもとに、中国産墓石と国産墓石の違いを正直にお話しします。
目次
1.なぜ中国産墓石が主流になったのか?
バブル時代の霊園ブームで一気にお墓需要が膨らみました。
そこで、「いかに安く提供するか」ということだけを目的とし、海外での墓石加工が始まったのです。
最初は韓国、その後は石文化の盛んな中国・福建省へと舞台が移りました。
平成初期(1990年頃)から本格的に始まった中国での墓石加工は、30年以上たった今も続いており、いまや日本で建てられるお墓の大半が中国加工なんです。
2.「工員」と「職人」の違い
中国では石を加工する人を「工員」と呼びます。
なぜ「職人」と言わないのかというと、日本語の「職人」には“技術を極め、誇りを持ってものづくりに向き合う人”というニュアンスがありますが、中国の「工員」は“工場で働く作業員”という意味合いだからです。
多くは内陸部から出稼ぎに来た人たちで、目的は家族への仕送り。
「お客様のために最高のものを」という意識は薄めですが、必死に働くうちに技術が上がっていったのも事実です。
初めて工場に行ったとき、昼休みに全員で麻雀を始めたのを見て思わず笑ってしまいました。
日本の石材加工工場ではなかなか見られない光景ですよね(笑)
3.日本と中国の価格の仕組みの違い
日本では「石の単価+量+加工の複雑さ」で価格が決まります。
一方で中国は「石の単価+量」のみ。
つまり、複雑な加工もシンプルな加工も同じ価格なんです。
この「丸才(まるざい)単価」と呼ばれる仕組みが、のちに品質やデザイン面に影響を及ぼしました。
たとえば、複雑なデザイン墓石を頼んでも加工賃は変わらないため、日本側は凝った形をどんどん注文するようになりました。
ところが、工員にとっては「手間が増えても報酬は同じ」。
そのため、曲面や細部の仕上げで「この程度で十分」という妥協が生まれやすくなったのです。
結果として、複雑な形状ほど品質に差が出やすいという現象につながりました。
4.デザイン墓石ブームと品質のズレ
1990年代後半から、自由な形の「デザイン墓石」が流行しました。
日本側は複雑な形の墓石注文をガンガン出しましたが、工員の賃金は変わらず。
最初は徹夜してでも対応してくれましたが、中国が豊かになるにつれて「これくらいで十分だろう」という意識に変化。
結果、複雑な加工ほど粗さが目立つようになっていきました。
日本人から見ると「まだ甘い」と感じても、中国側は「十分きれいだ」と考えている。
──この感覚の違いが、品質の評価のズレにつながっているんです。
5.日本と中国の立場が逆転してから
2010年、中国がGDPで日本を抜いた頃から、工場の対応も変わりました。
以前なら「すぐ直します!」だったものが、今では「どこが悪いの?」と逆に問い返されることもあります。
こちらの要望通りに直してもらうには、追加費用がかかるケースが増えてきました。
石材加工は中国でも「3K職種」と言われ、人手不足で賃金は上がり、徹夜や残業はほぼなくなりました。
工場も「辞められては困る」と強く指導できない。
結果、品質に影響が出ることもあるのです。
6.私の200回以上の現地検品経験
第一石材は「石材商社にすべてお任せ」ではなく、私自身が200回以上現地に足を運び、直接検品をしてきました。
- 「ここの面取りはやり直してください」
- 「この磨きはもう一段階必要です」
──そんなやり取りを何度も繰り返し、信頼できる工場を選び抜いてきました。
こうした積み重ねが、安定した品質につながっています。
正直なところ、検品そのものよりも、夜の「赤ワイン」の乾杯攻めの方が大変だったかもしれませんが…(笑)
7.国産墓石(国内加工)との違い
日本でつくられる墓石は、職人が1ミリ単位でこだわる精密な仕上げが特徴です。
- 角のシャープさ
- 磨きの美しさ
- 文字彫刻の深さ
などに違いが出ます。
一方、中国加工は「ある程度で良し」とされがち。
シンプルな直線的デザインでは差が目立ちにくいですが、複雑な曲線や装飾になるほど、国産との差が出やすくなります。
実際に建立後のお墓を見ると、国産は10年経っても光沢が保たれているのに対し、中国加工では細部の艶が早めに落ちることがあります。
もちろん石の種類や立地条件にも左右されますが、「長く美しさを維持できるか」という点では国産に軍配が上がります。
8.よくあるご相談とその答え
Q.国産の方が絶対安心ですか?
A.仕上げ精度は国産が安定しています。ただし、コストは高くなります。
デザインによっては、中国加工でも十分に満足いただける方法はあります。
Q.安い中国産は不安です…
A.不安の正体は「見えないこと」です。
どの工場で、どんな検品をしているか、石材店が具体的に説明できるかどうかが重要です。
Q.「デザイン墓石」にしたいのですが?
A.複雑なデザインはリスクが高くなります。
シンプルで上品なデザインほど、仕上がり・耐久性・価格のバランスが取れます。
Q.国産と中国産ではメンテナンスが違いますか?
A.基本は同じですが、国産(国内加工)の方が長く光沢を保ちやすい傾向があります。
中国産は数年後に部分的な艶落ちが出ることもありますが、定期的なお掃除で十分カバーできます。
9.まとめ
いかがでしたでしょうか。
中国産墓石は「すべて粗悪」でもなければ「すべて安心」でもありません。
大切なのは、
- どの石材店が
- どの工場を選び
- どんな検品
を、しているかです。
当社 第一石材は、私、能島の200回以上の中国渡航経験を活かし、常日頃から丁寧に品質を見極めています。
お墓は一生に一度の大きな買い物です。
だからこそ、値段だけで決めずに、正直に説明してくれる石材店を選ぶことが一番の安心につながるんです。
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