良いお墓づくりはご縁を感じる石材店と出会うこと【お客様の声・西宮市/加藤様】

いざお墓を建てるとしても、日用品のように買い物かごにポンと入れるようなわけにはいきません。

お墓は一生に一度あるかどうかの大きな買い物であるのに加え、決して安いものではないからです。

 

それゆえに、お墓を建てる際には多くの方が悩みに悩んだとしても不思議ではありません。

 

この度、当社で墓碑建立工事の「ご縁」をいただいた、兵庫県西宮市在住の加藤様もそのお一人です。

ただ、加藤様は単なる一般消費者ではありません。ご住職なのです。

一般の消費者と比べると、かなりお墓のことに精通されているはず。

 

そのようなお立場の方であっても、いざご自分の理想のお墓をつくるなると簡単にはいかないものかもしれません。

 

その加藤様から、とても嬉しい「お客様の声」を頂戴いたしました。

「嬉しすぎる」と言ってもいいほどの、もったいないお言葉満載のお手紙です。

 

ご本人様の許可を得て、実名にて以下に原文のままご紹介させていただきます。

 

そして、「期待をはるかに超える完成度」というお言葉をいただいた加藤家墓碑についても少し触れさせていただきます。

 

1.加藤様からいただいた「お客様の声」

 

「いいご縁に感謝」

令和5年5月24日

今年、父の五十回忌と母の三十三回忌を迎えました。

こうしたことから、昨年より建墓について近隣の石材店を訪ねたり、インターネットで石材店を検索しておりました。

どれだけ石材店のホームページを閲覧したことでしょう。

なかなか思うような店は見つかりません。

そんなとき何かの「ご縁」でしょうか、第一石材の社長、能島孝志氏のブログに目が留まったのです。

世の中に無数にあるブログのほんの一片に目が留まったのは亡き父母の念がそうさせたのかもしれません。

人との出会いはまさに縁だと思います。

ここから社長とのお付き合いが始まったのです。

それから日を置かず、直接本社に出向き能島社長と面談すると、お墓に対する熱き思いや誠実さも感じて「もうここだ！」と決めました。

私の要望や願いに対しても社長は真摯に耳を傾けてくださり、後日基本設計図を作成してくださいました。

それをもとに何度も設計変更を行いましたが、能島社長はいつも快く変更に応じ、私の要求をすべて受け入れてアドバイスをしてくださいました。

そのたびに、私は社長の墓碑に対する柔軟性とプロフェッショナリズムに感謝の気持ちをもったものです。

その後数カ月間あれこれと連絡を取り合い、連日の雨模様の空とは打って変わり、日差しが暑いくらいの晴天に恵まれた令和5年5月21日に、無事墓碑開眼法要を厳修することができあました。

序幕をした瞬間、お墓の完成度は期待をはるかに超えるもので、細部にまでこだわった丁寧なつくりと美しい仕上がりに心から満足するだけではなく、筆舌しがたい感動が溢れてきました。

 

このたびの建墓を通じて、私は人との出会いの大切さを今一度思い直したものです。

お墓を建てるのは数十年、数百年に一度のことかもしれません。

どの石材店でもお墓は建てることはできるでしょうが、大切なことは納得のゆく安心できる石材店を探すことではないでしょうか。

出来れば縁のある石材店を選びたい。

安易に話を進めるのではなく、十分吟味して縁ある石材店を探したい。

この度の能島社長との出会いは、私にとっては貴重なものとなりました。

これから建墓の相談を受けることがあれば、私は自信を持って能島社長を紹介したいと思います。

このいいご縁を他の人にもお分けしたいものです。

合掌

西宮　加藤　大景

 

2.加藤様からいただいた「お客様アンケート」

 

「お客様の声」とは別に「アンケート」も頂戴いたしましたので、こちらも原文のままご紹介させていただきます。

 

Q1.お墓を購入される前に、どのようなことで悩まれましたか？

加藤さま：石材店と石の質

 

Q2.第一石材をお知りになったきっかけは？

加藤さま：ホームページと社長のブログ

 

Q3.第一石材を知ってすぐにお墓を購入されましたか？あるいは購入を悩まれた場合、その理由は？

加藤さま：すぐ決心

 

Q4.数ある石材店の中で弊社をお選びいただいた決め手は？

加藤さま：顧客満足度（知識・接客・サービスetc.）

 

Q5.第一石材でお墓を購入されていかがでしたか？

加藤さま：満足しています

 

3.難航した加藤家の新墓所探し

実は加藤家には数十年前に加藤様ご自身が建立されたお墓がありました。

 

しかし、現在お住いの兵庫県西宮市から少し遠いのと、墓地の広さが12聖地もあるため雑草取りのお手入れが大変になってきたため、自宅から車で約10分の西宮市立満池谷墓地を申し込み、亡きご両親様のご遺骨の改葬を検討されていました。

 

西宮市立満池谷墓地は、兵庫県西宮市が運営する公営墓地です。

 

高級住宅地に囲まれ、公共交通機関でも行けるところに位置するため人気が高く、例年抽選による使用者募集となっております。

また、隣接市の芦屋市霊園とならび、関西の公営墓地の中では最も墓地代の高い墓地として有名です。

 

そんな満池谷墓地を申し込まれるも、これまで4～5回落選され、この度なんと13倍もの高倍率を経て当選されたのです。

 

加藤様としても、ようやく手に入れた念願の墓地であり、二度目の建墓だけに、とことんこだわった理想のお墓を目指されるのは至極当然のことかと思います。

 

4.加藤様がこだわった白みかげ石「栄州」

お墓を建てるにあたり、加藤様が特にこだわられたのが墓石に使用する石材です。

 

加藤家には数十年前に加藤様ご自身が建立されたお墓があったことはすでにお話いたしました。

そのお墓に使われていたのが、韓国産の白みかげ石である「栄州（えいしゅう）」です。

 

それゆえに、新たに建立するお墓にも同じく「栄州」を望まれたのです。

 

清楚で上品なライトグレーの色目と細かな石目が特徴の、韓国産高級白みかげ石「栄州」は、昭和の終わりから平成の時代に日本国内で数多く使用された韓国が誇る銘石です。

 

人気の秘密は、見た目の美しさはもちろんですが、淡色系のみかげ石の中では吸水率が低く、変色・変質しにくいという優れた石質にあります。

 

ただ、外国産石材の中ではかなり高価な部類に入る石種です。

近年の円安の影響で価格はさらに高騰し、国産墓石が買えるほどになってしまいました。

 

それでも加藤様は「栄州」での建墓にこだわり、複数の石材店に出向かれたのです。

 

しかし、石材店から返ってきたのは「今や栄州はありません」という言葉。

 

ですが、この回答はまんざら間違いではありません。

 

長引く景気低迷と価格高騰の影響で需要が少なくなった栄州は、加工地である中国の石材加工工場でも取り扱いを控えるようになりました。

近年ではほとんどの工場に原石の在庫がない状態です。

 

つまり、売れないから原石を仕入れないというわけです。

 

当社も加藤様から、栄州での建墓の見積もり依頼をいただいた際に、中国のあちらこちらの石材加工工場に原石の在庫があるかどうかを、独自のネットワークを駆使して探し回りました。

 

半ばあきらめかけたときに、ようやく1軒の石材加工工場にごくわずかだが栄州の原石があるとの連絡が入りました。

それも、加藤家のお墓をつくるのに必要なぎりぎりの量の原石です。

ですので、すぐ加藤様に状況を説明し、原石を確保させていただきました。

 

こんな状態ですので、石材商社を通じて墓石を仕入れている多くの石材店としては、「今や栄州はありません」という回答になってしまうのはやむを得ないかもしれませんね。

 

いずれにしても、今後も大幅な需要が見込めない限り、中国の石材加工工場としても韓国から栄州の原石を輸入することはなさそうです。

 

見た目も美しく、淡色系のみかげ石の中では極めて高品質の石だけに残念です。

 

5.墓石のデザインへのこだわり

加藤様はお墓のデザインにもこだわりをお持ちでした。

 

ただ、「こだわり」と言っても、デザイン墓石のようなこだわりではありません。

あくまでも伝統的な和形墓石の中に、随所に取り入れたシンプルな意匠加工を施すに過ぎません。

 

パッと見では、どの図面も同じように見えるかと思いますが、よく見ていただくと細かな部分に変更を加えています。

 

こうして、少しづつデザインを変更しながら、加藤様のご要望に近づけていきます。

 

もちろんのことですが、見た目のデザインだけではなく、耐久性や利便性を考慮したものでなければなりません。

 

6.霊標の裏面に「系譜」を彫刻

霊標とは、墓石本体の右側や左側に設置され、故人のお戒名や没年月日等を刻む碑のことです。

較的新しいお墓なら、霊標があるものがほとんどです。

 

また、「霊標」「墓誌」「戒名版」「法名碑」など、地域や宗旨等によって呼び方が異なります。

 

もちろん、加藤家墓碑にも霊標があり、亡きご両親のお名前等を刻まさせていただきました。

 

これだけなら、一般的なお墓の霊標となんら変わりはありません。

 

しかし、加藤家の霊標はちょっと違います。

 

霊標の裏面には、先祖からこれまでの一族のつながりや、加藤様のご住職としての歩みを記録した「系譜（けいふ）」を彫刻してあります。

 

当社では、墓石に彫刻させていただく文字は、すべて書家直筆文字を使用しておりますが、加藤家霊標裏面の系譜に関しては文字数が多いのに加え、ご指定の図を彫刻する必要がありましたので、筆文字ではバランスよく仕上がりません。

 

そこで、あえて書家直筆文字を使用ぜず、当社指定のグラフィックデザイナーがデザイナーズフォントを用いてバランス良くレイアウトをさせていただきました。

 

お墓に系譜を彫刻することによって、先祖から子孫に至る一族代々のつながりを残しておくことができますので素晴らしいことだと思います。

 

こうして、加藤様念願の新しいお墓が完成し、晴天に恵まれた令和5年5月21日に開眼・納骨法要が執り行われました。

 

7.まとめ

加藤様からのお手紙の中に「ご縁」という言葉をたくさんいただきましたが、まさにその通りだと思います。

 

誰かのご紹介でもない限り、加藤様と私ども第一石材が出会えるのは奇跡にようなものです。

これは、加藤様だけに限らず、その他の多くのお客様にも言えることです。

 

そんな素晴らしい「ご縁」をいただいたうえに、このようなお手紙をいただけるとは感謝しかありません。

 

お墓は決して安い買い物ではないだけに、普通に喜んでいただけるだけではダメなんです。

どうすれば最高の満足をお届けできるかを考えながら取り組む必要があります。

 

これからも、常に全方向360度にアンテナを張り巡らせ、多くの方々に「最高の満足」をご提供すべく、一層の努力を重ねていく所存です。

 

 

【実録映像】お客様インタビュー動画（00：03：33）

 

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