建築家・横河健氏設計のオリジナルデザイン墓石 [兵庫県・明石市]
▲建築家・横河健氏設計のオリジナルデザイン墓石
建築家で横河グループ創始者である横河民輔氏を祖父に持つ横河健氏。
横河健氏は現在横浜市にて株式会社横河設計工房を主宰され、
日本大学理工学部建築学科の教授をも務めておられます。
横河健様は横河電気株式会社の社長を務められた亡きお父様・横河正三様のために、
故人からのご要望もあり、ご自身が設計されたお墓を建立されました。
濃いグレーと淡いグレーの二種類の御影石を使用したオリジナルデザインの墓石です。
墓石本体に使用する石材として横河健様が選択されたのは、
香川県が誇る国産最高級の墓石材「庵治石細目(あじいしこまめ)」です。
外柵には上品で細かな石目が特徴のポルトガルト産御影石「SPI」の表面を
約1800℃のジェットバーナーで焼き飛ばし、滑らかな凹凸状に仕上げてあります。
▲水磨き加工にて仕上げた「庵治石細目」の墓石
「庵治石細目」を使用し、ち密な寸法と角度で設計された墓石本体は、
本磨き(つや出し)にて加工せず、あえて水磨き(つや消し)にて製作いたしました。
墓碑銘の最奥部には亡き父の名「横河正三」の文字を、
マイクロソフト社のシンプルな書体"MS明朝"にてごく小さく刻字してあります。
▲外柵の背面に設けた霊標(墓誌)
故人の死亡年月日、享年等を刻む霊標(墓誌)は外柵の背面に設けてあります。
外柵のすべてをジェットバーナー仕上げで加工を施したり、
「庵治石細目」を使用した墓石本体を水磨き加工で製作するなど、
私たち石材業界においては墓石の製作にあまり用いない加工法や斬新なデザインなど、
建築家ならではの設計によるオリジナルデザインの墓石を、
お造りさせていただく良き機会にめぐり合えたことに心より感謝しております。
■墓石:幅90㎝×奥行140㎝×高さ6㎝
・使用石材:庵治石細目(香川県産)
■外柵:幅191㎝×奥行260㎝×高さ45㎝
・使用石種:SPI(ポルトガル・ニーサ産)
■設計:株式会社 横河設計工房
■製作:株式会社 第一石材
横河健氏について詳しくはこちらまで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B2%B3%E5%81%A5