「お地蔵様」を配した和型のオリジナルデザイン墓石 [神戸市立鵯越墓園]
▲重厚感あふれる黒御影石「山西黒」の和型デザイン墓石
比類無き耐久性と極めて低い吸水率を誇る中国を代表する黒御影石、
「山西黒(さんせいくろ)」で製作した和型のオリジナルデザイン墓石です。
一見純黒に見える石目にも金粉をちりばめたかのような細かな天然模様があり、
鏡のように光る美しい光沢が「山西黒」の特徴です。
荘厳な雰囲気と重厚感あふれる存在感は「黒御影石」ならではのものでしょう。
「仏さまの魂が宿る」といわれる仏石(棹石)の上部には、
日本の伝統的な加工技術である「香箱加工」を施しました。
家名を彫り入れる仏石(棹石)の正面には「額縁加工」を施しました。
仏石(棹石)下部のスリン台や供物台、花立、水鉢、ローソク立てに至るまでの
すべての付属品の細部に石職人の手加工による繊細なオリジナル加工が施されています。
▲外柵にマッチしたデザインにて設計した「お地蔵様」用台座
不幸にして親よりも早く亡くなった水子や幼児のために
墓所内に「お地蔵様」を建てて供養をしますが、
限られたスペースの墓所内に「お地蔵様」の向き等を考慮しながら
バランスよく配置するのはなかなか困難な作業です。
そこで、親柱(門柱)の後部に「お地蔵様」の台座を上手く組み入れることで
墓所のスペースを有効に使え、見た目もすっきりと収まります。
「お地蔵様」用台座の形状も外柵と共通したイメージにてデザインすることが大切です。
「お地蔵様」専用の花立、湯呑み、香炉を付けてもスペース内にきちんと収まりました。
▲見やすい位置に設置した霊標とバリアフリータイプのフロア
入口右側の見やすい位置に故人の名を刻む霊標(墓誌)を配置し、
段差が少なくお参りのしやすいバリアフリータイプにて設計したフロア部分は総石張りにて仕上げ、
滑り止め加工として、京友禅デザイナー・小野雅男氏のデザインによる
「鯉」の図柄をサンドブラスト加工により彫刻を施しました。
■墓石:幅64㎝×奥行100㎝×高さ154㎝
・使用石材:山西黒(中国・山西省産)
■外柵:幅150㎝×奥行200㎝×高さ30㎝
・使用石種:山西黒(中国・山西省産)
■設計・製作:株式会社 第一石材
■墓所:神戸市立鵯越墓園
「お地蔵様」について詳しくはこちらまで
https://mbp-kobe.com/daiichisekizai/column/2707