墓地を先に決めて後悔?石材店を選べない落とし穴
1955年(昭和30年)福岡県福岡市生まれ。
歌手の郷ひろみさんと生年月日・出身地とも同じ。
- 近畿大学法学部 経営法学科卒業
- 株式会社 第一石材 代表取締役
- 一般社団法人 日本石材産業協会 副会長
- 神戸市石材企業協同組合 代表理事
もともとは、店舗や小規模事業者への販売・営業指導のアドバイザーとして活動していたが、石材店への指導をきっかけにお墓業界へ入る。
売り手中心の考え方が色濃く残る業界に疑問を持ち、「日本で一番正直で最も信頼できる石材店であること」をモットーに、消費者目線でのお墓づくりを実践。
NHKやテレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」など多数のメディアで紹介される。
全国デザイン墓石コンテスト「墓石大賞」を5回受賞。
一般社団法人 日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」。
特許・実用新案登録の独自構造墓石“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®」を開発し、全国各地から問い合わせや建墓依頼が寄せられている。
絶対に後悔しないお墓づくりを追求し、お墓選びで後悔する人を一人でも減らすことを信条に活動している。
のじま
お墓を建てるには、まず墓地が必要です。
そのため、「先に墓地を決めてから、墓石を考えよう」と思われる方も多いのではないでしょうか。
ところが、ここに思わぬ落とし穴があります。
墓地によっては、契約した時点で、お墓を建ててもらう石材店まで決まってしまう場合があるのです。
今回は、実際に第一石材へご相談いただいたお客様のお話から、墓地・霊園選びで知っておいていただきたい「指定石材店制度」について考えてみます。
目次
1.気に入ったお墓を見つけて第一石材へ

以前、若い男性のAさんからお電話をいただきました。
お父様を亡くされ、デザイン墓石を建てたいとのご相談でした。
Aさんが第一石材へお問い合わせくださったきっかけは、全国の個性的なデザイン墓石を100点以上掲載した書籍『思いのこもる美しい墓』でした。
そこに掲載されていた第一石材が設計・製作したお墓をご覧になり、気に入ってくださったのです。
使用している石の種類や、写真だけでは分かりにくい部分についても、かなり詳しく知りたいとのご様子でした。
そこまで興味を持って見ていただけるのは、つくり手として本当にありがたいことです。
そこで私は、「よろしければ、墓地の大きさに合わせて設計とお見積もりをしましょうか」とお伝えしました。
ところが、ここで話が止まります。
Aさんが購入された民営霊園には、「指定石材店制度」があったのです。
2.「指定石材店制度」とは何なのか?

指定石材店制度とは、霊園が指定した石材店だけが、その霊園内で墓石の販売や施工を行える仕組みです。
つまり、その墓地を購入すると、「どこの石材店にお墓を頼むか」を自由に選べない場合があります。
この制度そのものが、良いとか悪いとか、そういう話ではありません。
問題なのは、墓地を契約する前に、その仕組みを十分に理解しているかということです。
墓地だけを決めたつもりが、実は、お墓を頼む石材店までほぼ決まっていた。あとになって「えっ、そうだったの?」となっても不思議ではありません。
お墓は、コンビニで買って「やっぱり違うな」と翌日に交換できるような商品ではありません。
ここは、ちょっと笑えないところです。
3.希望するデザインと石材店の得意分野は同じとは限らない

Aさんの場合は、すでに墓地を契約されていました。
そのため、第一石材が設計・施工をお引き受けすることはできません。
私は、特殊なオリジナルデザイン墓石は、こうしたお墓づくりに慣れた石材店へ依頼することが大切だとお伝えしました。
そして、Aさんご夫婦が希望されるお墓が無事に完成することを願っていました。
ところが、年が明けてから、今度はAさんの奥様からお電話をいただきました。
霊園指定の石材店にご夫婦の希望を伝え、設計と見積もりを依頼したそうです。
しかし、出てきた提案は、ご夫婦が思い描いていたものとは違っていたとのこと。
奥様は、「想っているものから、どんどん遠ざかっていくような気がする」と話されました。
この言葉は、今でも印象に残っています。
4.墓地を決める前に石材店まで確認する

墓地選びでは、立地、価格、交通の便、園内の雰囲気などに、どうしても目が向きます。
もちろん、どれも大切です。しかし、それだけではありません。
特に、「こんなお墓を建てたい」という具体的な希望がある方には、墓地を契約する前に確認していただきたいことがあります。
それは、「石材店を自由に選べる墓地なのか」という点です。
指定石材店制度があるなら、どの石材店がお墓づくりを担当するのか。その石材店が、自分たちの希望するデザインや加工、施工に対応できるのか。
そこまで確認してから墓地を決めても、決して遅くありません。
むしろ、墓地と墓石は、別々に考えない方がいいと私は思います。
5.まとめ

お墓づくりで後悔しないためには、墓石だけでなく、墓地を決める順番も大切です。
特に民営霊園を検討するときは、指定石材店制度があるのか⁉
まず、ここを確認してください。
そして、自分たちが希望するお墓を、その石材店が本当に形にできるのか。そこまで考えたうえで、墓地を選ぶことをおすすめします。
墓地を契約してから、「この石材店に頼みたかったのに……」となっても、選択肢が残されていない場合があります。
お墓選びは、墓地選びであると同時に、石材店選びでもあります。
順番を少し変えるだけで、防げる後悔があります。
6.墓地を契約する前のご相談も第一石材へ

第一石材では、墓石が決まってからだけでなく、墓地・霊園を決める前のご相談も承っています。
- この墓地で本当にいいのだろうか…
- 指定石材店制度はあるのか…
- 希望するデザインのお墓を建てられるのか…
そんな段階でも構いません。
墓地を契約してしまうと、あとから変えにくいことがあります。だからこそ、決める前に知っていただきたいのです。
お墓づくりについて分からないことがございましたら、どうぞお気軽に第一石材へご相談ください。
【実録映像】お客様インタビュー動画(00:03:33)

