神戸市立墓園での墓地選びで失敗しやすい3つの注意点
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
例年、神戸市では市民を対象にに神戸市営墓地(神戸市立墓園)の募集を行っています。
墓園によっては募集区画も多く、好きな場所を選んで申し込みができるため、ひと昔前と比べると当選しやすくなっています。
ただ、問題なのが墓地の選び方です。
好きな場所を自由に選んで申し込みができるとなると、申込者にとっては願ったりかなったりなのでしょうが、私たちお墓のプロからすると、心配な点がいくつもあります。
一般消費者が墓地を選ぶ際の判断基準は、ほぼすべて見た目です。
- 日当たり
- ロケーション
- 角地
- 水汲み場との距離
- 駐車場の有無
などですね。
たしかに、いずれも気になる点であることに間違いありません。
しかし、これだけでは不十分と言わざるを得ません。
実は、これ以外にも注目していただく点がいくつもあります。
それは、見た目の印象よりも大事なことであり、大失敗につながることもあるのです。
今回ご紹介する3つの注意点を知っておくことで、失敗を防ぎ、後悔しない墓地選びにより一層近づくことができるでしょう。
1.墓地の地盤や水はけ
神戸市立墓園の多くは、山や丘を切り開いて造成された墓地です。
それゆえ、切土(きりど)と盛土(もりど)の墓地があります。
切土・盛土って何だったっけ…?と言われる方もいるでしょうから簡単にご説明いたします。
切土も、盛土も、傾斜地を平たんな土地にするために、地面を削ったり、土砂を盛ったりすることです。
- 傾斜地を削り取って地面を平らにしたのが切土
- 傾斜地の低い部分に土砂を盛って平らにしたのが盛土
というわけです。
どちらの地盤が固いかというと、やはり「切土」です。
極端な例ですが、2021年(令和3年)7月に静岡県熱海市を襲った土石流は、不適切な造成工事の疑いがあるとはいえ盛土の地盤です。
そう考えると、切土の墓地を選んでおいた方が安心です。
それに加え、墓地の水はけも重要な判断基準なのですが、こちらは見過ごされることがほとんどです。
なぜならば、墓地選びは晴れた日に行く方がほとんどだからです。
大雨の日に行けば、水はけの善し悪しがよくわかるのですが、そんな方は滅多にいません。
ひどい場合には、墓域全体が水びたしになってしまうような場所もあります。
このように、墓地選びはパッと見た目だけの印象では判断できない部分があることを知っておく必要があります。
2.神戸市立墓園の施工規定
神戸市立墓園は公営墓地であるがゆえに、墓石建立における近隣墓所との絡みや管理上の問題を考慮し、様々な規定が定められています。
これらを事前に知っておくのと知らないのとでは、墓地の申し込み方や選ぶ場所が違ってきます。
それでは、順に見ていくことにいたしましょう。
1.建ぺい率
宅地に家を建てるときと同じように、神戸市立墓園にも「建ぺい率」が定められています。
あらかじめ建てたいお墓のスタイルが決まっているとするならば、この建ぺい率が大きく影響してきます。
たとえば、五輪塔と代々墓といった、2基の墓石を建てるというケースがこれに当たります。
狭い面積の墓地だと、建ぺい率の関係で2基の墓石を建てることができない場合があるということです。
2.建立者名
神戸市立墓園には、墓石の建立者名は必ず使用者(墓地名義人)の名前を刻字することと定められています。
たとえば、「神戸花子」さんの名前で申し込みをした墓地ならば、墓石のどこかに建立者として神戸花子さんの名前をフルネームで彫刻しないといけない、ということになります。
しかし、中には「女性の名前でお墓を建てたくない」という人もいますが、神戸市の規定である以上、どうしようもありません。
事前に、この規定を知っていれば、息子さんの名前で申し込むこともできたわけです。
3.家名彫刻
神戸市立墓園では、墓石本体の正面から見える位置に、使用者の家名を刻字しないといけない、という決まりになっています。
つまり、墓地の名義が「兵庫太郎」さんなら、「兵庫家」や「兵庫」の文字を彫刻しなければなりません。
でも、今の時代、娘さんしかいないお家も数多くあるため、できれば墓石の正面には家名ではなく、「絆」や「やすらぎ」など、好きな文字や言葉を入れたい、という方も少なくありません。
もちろん、「絆」などの好きな文字や言葉を彫刻するのはまったく問題ありません。
しかし、それに加えて家名は絶対に入れないとダメなのです。
こればかりは、規定なので、どうすることもできません。
そうなると、残された方法は、神戸市立墓園の規定に沿いながら、いかに違和感なく家名を入れることができる墓石のカタチを石材店がどう提案してくれるかに係ってきます。
3.墓地の傾斜と近隣墓所の状況
神戸市立墓園のいずれの墓地も、水勾配等の関係もあり、大なり小なり傾斜地となっています。
ただ、場所によっては、極めて傾斜がきつい墓地もあります。
このような墓地を選ぶと、バリアフリー仕様の外柵にできなかったり、石の使用量が多くなり価格面で影響が出たりもします。
「最初から知っていたら違う場所を選んだのに・・」と、嘆いたところで後の祭りです。
その他にも、近隣墓所の施工状態により、あなたのお墓に様々な影響を及ぼす場合もあります。
このように、墓地選びは一般消費者にはわかりづらい部分が多々あるので、慎重に選ぶ必要があります。
4.まとめ
いかがでしたか?
一般消費者にとっては、目から鱗のようなことや、納得できないこともあったかと思います。
けれども、神戸市立墓園の募集区画の中から墓地を選び、神戸市が定めた規定がある以上、どうしようもないことも出てきます。
その中で、いかに自分たちが描いている理想のお墓にするためには、事前に墓地の現状や施工規定を知っているのと知らないのとでは、結果が大きく違ってきます。
そうなると、やはり神戸市立墓園を熟知した、専門家のアドバイスが不可欠となります。
「石材店にアドバイスを頼むと、そこでお墓を建てないといけないのでは・・」と、二の足を踏む方も多いかと思います。
しかし、神戸市立墓園に関しては、墓石を建てる業者指定はありません。
どの石材店を選ぶかは、あなた次第です。
それゆえ、そこは割り切って専門家のアドバイスを受けられることをお勧めいたします。
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