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お墓参りの際に記念写真を撮るのはOK?非常識?/テレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」番組監修

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お墓参りの際に記念写真を撮るのはOKか?非常識か?-テレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」番組内監修
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こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。

(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。

のじま

お盆やお彼岸といえば「お墓参り」です。

 

家族や親戚一同でお墓参りをした際に、お墓を背景に記念写真を撮影したりすることもあるでしょう。

しかし、人によっては「お墓で写真を撮るなんてご先祖様に失礼!」なんて意見もあります。

 

実際のところ、どうなのか気になりますよね。

 

この素朴な疑問に答えたのが、かなり前になりますが、2016年(平成28年)10月19日(水)にテレビ朝日で放映されたトークバラエティ番組「マツコ&有吉の怒り新党」。

視聴者の方々から寄せられた日々の怒りに白黒つけるべく、マツコ・デラックスさんと有吉弘行さんが、新たな政党「マツコ&有吉の怒り新党」を旗揚げしたという設定で繰り広げられるシチュエーショントークバラエティーです。

 

その番組内で、私、第一石材の能島孝志が(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」という立場で回答させていただきました。

 

ただ、回答といっても、実際に番組に出演したわけではありません。

番組内のコーナー“お墓参りのマナー”について事前に取材回答させていただく、監修というかたちです。

 

その他にも、「他人の墓石を撮影するのはOKか?NGか?」という疑問も寄せられていました。

 

では、それぞれについて、私がどういった回答をしたかをご紹介させていただきます。

ただし、これはあくまでも私個人の考えなので、もしかしたら違う考え方の方もいらっしゃるかもしれません。

 

1.お墓参りの際に記念写真を撮るのはOKか?非常識か?

お墓参りの際に記念写真を撮るのはOKか?非常識か?

結論から申し上げますと、お墓参りの際に記念写真を撮るのは「OK!」です。

 

その理由は、あなた自身が「ご先祖様」になってみればわかります。

 

人はいつかは死にます。

死は誰しもに必ず訪れます。

これに例外はありません。

 

仮に、あなたが遠い将来のいつの日か、お墓に入ったとしましょう。

 

そのときに、あなたの息子さんや娘さん、そしてお孫さんなど、大切な人がお参りに来てくれたら嬉しいですよね!

 

嬉しくないはずがありません。

 

家族みんなでお墓をきれいに掃除し、お花やお線香を手向けて手を合わす。

ごく当たり前の日本の良き風習です。

 

お墓参りの際に記念写真を撮るのはOKか?非常識か?

 

 

お墓参りの際に記念写真を撮るのは「OK!」

そして、久しぶりに家族みんながそろったのだから、「大好きだった亡きおじいちゃんおばあちゃんと一緒に記念写真でも」と考えても何ら不思議ではありません。

 

そんなとき、お墓の中にいるあなたは腹を立てますか?

「お墓で記念写真なんて非常識!」と、怒ったりするでしょうか?

 

きっとしないでしょうね!

 

むしろ、嬉しくてたまらないのではないでしょうか。

「次はいつ来てくれるの?」なんて思うのではないでしょうか・・

 

2.「人は死んでも生きている!?」という考え方が根源

「人は死んでも生きている!」という考え方が根源

お墓参りの際に記念写真を撮るのはOKか?非常識か?という疑問は、「人は死んでも生きている!?」という日本人の考え方から起こる問題です。

 

もし、人は死んだらすべて終わりであり、何も残らないという考え方なら、OKも非常識も関係ないはずです。

 

「人は必ず死ぬ」と先ほど述べましたが、これはあくまでも肉体としての「死」です。

しかし、肉体として死んだとしても、魂は生き続けているというのが、祖霊信仰という日本人の昔からの捉え方です。

 

生き続けているところは、天国であったり、極楽浄土であったりします。

 

いわゆる、「あの世」というところです。

 

「ご先祖様」となった死者の霊は、あの世とこの世を行ったり来たりします。

 

そして、あの世とこの世とをつなぐのが「お墓」です。

 

つまり、お墓は単なる石の塊ではなく、そこにはご先祖様の魂が宿っているのです。

そこに、ご先祖様がいるのです。

 

いるからこそ、「記念写真を撮るのはOKか?非常識か?」という疑問がわいてくるのです。

 

3.他人の墓石を撮影するのはOKか?NGか?

他人の墓石を撮影するのはOKか?NGか?

家族や親族がお墓参りで記念写真を撮るのはOK!とお答えしましたが、さすがに、他人のお墓を撮影するのはいかがなものかと思います。

 

おそらく、そのような行為をする目的は一つ!

他人のお墓のデザインを参考にしたいからでしょう。

 

これは、一般消費者だけではなく、むしろ石材店にありがちな行為です。

 

ひどい場合には、他人のお墓の中に無断で入り込んで、墓石の各所のサイズを測っていたりする業者もいます。

 

これらは、完全に墓石のデザインをパクるのが目的です。

 

正当な理由なく他人のお墓に無断で入った場合には、住居侵入罪(いわゆる不法侵入)が適用される可能性があります。

 

他人のお墓を撮影して問題がないのは、おおむね次のようなケースです。

 

  • 石材店が受注した墓碑建立工事を報告するための完成写真
  • 墓碑建立後の定期点検の報告用
  • 自社のホームページ等に所有者の承諾を得ての掲載

 

いずれも、石材店がお墓の仕事を受けたお客様の墓石に限られます。

 

4.まとめ

今回の記事は、2016年10月19日(水)にテレビ朝日で放映されたトークバラエティ番組「マツコ&有吉の怒り新党」内で取り上げられた「お墓参りの際に記念写真を撮るのはOKか?非常識か?」という疑問について、「1級お墓ディレクター」の、私、能島が番組内慣習でお答えさせていただきました。

 

あたなの考えはOKか?非常識か?どちらでしたか?

 

お墓に関する迷信や言い伝えなどはたくさんありますが、それぞれ個人の考え方や地域性によっても異なります。

 

ただし、他人のお墓を撮影するのは、石材店がお客様へのアフターサービスや、自社のホームページ等に所有者の承諾を得ての掲載を除いては止めておいた方がいいでしょう。

ましてや、他人のお墓の敷地の中に無断で入り込むなど言語道断です。

 

いくら気に入ったデザインの墓石が見つかったとしてもです。

 

また、他人お墓のデザイン盗用は、意匠権の侵害となり損害賠償問題等に発展するおそれがありますので、十分な注意が必要です。

 

 

【実録映像】お客様インタビュー動画(00:03:33)

 

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