「墓石大賞」受賞5度の実績!お墓のプロが教えるデザイン墓石の選び方
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
「オシャレなデザイン墓石でお墓を建てたい」
…とはいっても、どんな風にデザインを決めていけばいいのかさっぱりわからないことでしょう。
人の好みは十人十色です。
それゆえ、満足できるオシャレなデザイン墓石ができるかどうかは、デザイン決定までの進め方と石材店の手腕によって決まるといっても過言ではありません。
また、単に見た目だけのデザインでは、本当の意味での「デザイン墓石」とは言えません。
- 構造
- 安全性
- 利便性
など、様々な観点から捉えた、トータル的な「デザイン」として考えていく必要があります。
そこで、今回の記事は、「墓石大賞」受賞5度の実績を誇る“第一石材のお墓のプロ・能島孝志”がデザイン墓石の選び方について詳しくお伝えいたします。
目次
1.墓石のデザインのアウトラインを決める
いざ、お墓のデザインを決めるといっても、一般消費者にとっては簡単なことではありません。
そうなると、やはり、実物のデザイン墓石をいくつか展示している石材店に行く方がイメージをつかみやすいかもしれませんね。
展示している墓石のデザインに目が留まることもあるでしょうし、そこから先のデザインを考える上でのヒントにもなります。
その他にも、石材店がこれまで手掛けたデザイン墓石の写真等を見せてもらうと、その石材店のデザインに関する力量を判断することができるでしょう。
また、数々のオリジナルデザイン墓石をフルカラーで紹介した、「デザイン墓石写真集Ⅱ」(六月書房刊)などを、見せてもらうのも参考になるかと思います。
その際には、お好みのイメージを石材店の担当者にしっかりと伝えておくことが大切です。
- シャープなデザインにしたい
- 丸みを帯びた優しい感じが好き
- シックな色合いでまとめたい
など、漠然とした表現で構いません。
この部分が、私たち石材店にしっかり伝わらないと、「思っていたものと違う」となるわけです。
2.お墓に必要な付属品は何か?
漠然としたイメージが決まったら、次はお墓に何が必要かです。
お墓には、石碑(墓石本体)のほかに、
- 花立
- 香炉(線香立)
- 水鉢
- 燈明立(ローソク立)
- 墓誌(霊標)
- 塔婆立
- ベンチ
など、いろんな付属品があります。
宗教、宗旨・宗派によって要るもの要らないものがありますし、墓地のスペースによって設置できない場合もあります。
では、一つずつ順番に見ていきましょう。
1.花立
「花立は左右1対」と思い込んでいる方が意外に多くいます。
やはり、従来からの和型墓石のイメージが強いせいでしょう。
でも、宗教的な理由がないのなら、デザイン墓石に関しては、必ずしも1対でなければならない、というわけではありません。
1つだけのものもたくさんありますし、むしろ1つの方がデザイン的にバランスが良い場合もあります。
また、枯れたお花がそのままの状態であり続けるのはイヤ!という理由で、花立は要らないという方もいらっしゃいます。
お墓参りには花束を持って行って、お参りが終わったら家に持ち帰り、お仏壇にお供えされるそうです。
2.香炉(線香立)
香炉に関しては、宗教的に必要ない場合があります。
神道やキリスト教などは、お線香を使いません。
また、香炉には、お線香を立てるタイプと寝かせるタイプがあります。
墓石のデザイン的な要素でどちらにするかを決める場合もありますし、宗旨・宗派的な観点で選ぶ場合もあります。
ちなみに、浄土真宗はお線香を寝かせて置きます。
3.水鉢
水鉢とは、ご先祖様や故人に水を差し上げるための鉢です。
水鉢も、神道やキリスト教のお墓には必要ありません。
また、汚れの付着やカビが生えるなどの理由で、水鉢は要らないという方もいます。
取り外し可能で、お手入れのしやすいステンレス製の水皿もありますので、石材店に相談してみるといいでしょう。
4.燈明立(ローソク立)
お墓にローソク立を付けるかどうかは考え方が分かれるところです。
お仏壇やお墓にローソクを灯すのは、
- 不浄なものを祓って清めるため
- ご先祖様が戻って来られる際に道に迷わないため
- ご先祖様が子孫の顔をはっきり見れるように
など、様々な意味があります。
昔のお墓なら、ローソクといえば「燈籠(とうろう)」でした。
しかし、都市部の墓地ではスペースの関係上、燈籠の設置は難しくなっています。
近年では、コンパクトタイプの燈明立や、内部にローソク立を組み込んだ特許構造の外柵もありますので、検討してみてはいかがでしょうか?
5.墓誌(霊標)
墓誌(霊標)とは、故人のお戒名やお名前を彫刻するためのもので、石碑や外柵の左右に設置します。
墓石棹石に彫刻することもできますが、見やすさの観点で選ぶなら墓誌の方がベストでしょう。
スペースに問題がなければ、ぜひ付けて欲しいものです。
ただし、墓誌の形や設置場所によってデザインにも影響しますので、石材店のセンスが問われるところです。
6.塔婆立
塔婆とは、亡くなった人の一周忌や三回忌などの追善供養の際にお墓に立てる木製の板のことです。
仏教以外では用いませんが、仏教の中でも浄土真宗のように塔婆を必要としない宗旨・宗派もあります。
塔婆立には、石製の他、ステンレスやアルミなどの金属製のものがあります。
お墓に塔婆立を設ける場合は、スペース的な制約もありますが、塔婆立一つでデザイン性がが大きく損なう場合がありますので、素材以外にもバランスを考慮した構造や形を考える必要があります。
7.ベンチ
近年では、ベンチを設けたお墓が増えてきました。
お掃除をし、お参りをした後にちょっと腰をかけ、故人とゆっくり語り合うのもいいでしょう。
また、供花やお供え物の準備をするテーブル代わりにもなりますので、あれば便利です。
ご先祖様にお供えするものを足元の地べたで準備するというのも、ちょっと失礼ですものね。
スペースが許すのなら考えてみてはいかがでしょう。
「たかが付属品」と思われるかもしれませんが、付属品のデザインや設置場所次第で、全体のデザインに大きく影響するのです。
3.デザイン墓石の設計と見積もり
墓石のデザインのアウトラインが決まったら、石材店に完成のイメージがわかる設計図を作ってもらいましょう。
ここからが、石材店の本当の腕の見せ所なのです。
石材店によって、また、誰がデザイン・設計を担当するかによって、完成後のお墓のデザインがまったく違ってきます。
平面図・立面図だけではなく、使用石種をイメージした、カラーの3次元CAD図面を作ってもらうと、より一層完成のイメージがつかみやすいかと思います。
そして、気になる見積もりもしてもらうことです。
4.お墓に彫刻する文字もデザインの一つである
従来の和型墓石なら、お墓の正面には「○○家之墓」や「南無阿弥陀仏」などの文字を彫刻するのが通例となっています。
しかし、デザイン墓石の場合は、必ずしもそうとは限りません。
故人が好きだった言葉や、家族から故人へ贈る言葉など、お好きな言葉を彫刻する方も増えています。
ここで、気を付けていただきたいのが、文字数とお墓の形のバランスです。
1文字なのか、2文字なのか、もっと文字数が多いのかによって、文字を彫刻したときのイメージが変わってきます。
縦組みの文字にするのか、横組みにするのか、もお墓のデザインによって違ってきます。
お墓に彫刻する文字も、
- 書家直筆の文字
- コンピュータ文字
があり、どちらを使っているかは、石材店によって違いますが、近年ではコンピュータ文字を使っているところが多い傾向にあります。
そして、書家直筆の文字にも、正統な楷書や行書の文字を書く書家以外にも、映画やテレビドラマなどの題字や商品パッケージの文字などを手掛ける「デザイン書道家」と称されるジャンルの書家もいます。
同じ、書家直筆の文字であっても、見た目の雰囲気は大きく違ってきます。
どちらを好まれるかはともかくとして、文字に関しても様々な提案ができる石材店を選ぶことも大切な要素です。
さらには、文字が思い通りに書き上がったとしても、墓石の彫刻スペースにどのようにレイアウトするかによって見え方が違ってきます。
彫刻する前に、必ず原寸大の原稿で確認してもらう必要があります。
また、西暦の数字やアルファベットになると、当然フォントを用いるわけですが、これらも、Windowsのパソコンに最初から収録されている書体を用いるのと、グラフィックデザイナーなどが使用する有料フォントで文字を制作するのとでは見た目が大きく異なります。
- 文字も
- 大きさも
- レイアウトも
すべて問題なし!
でも、肝心なのは、ここからの文字彫刻の仕上がり具合です。
全自動字彫りロボットや、中国での技術レベルの低い字彫りなど、字彫りも様々ありますが、やはり、腕の良い職人が手掛けた文字は一味も二味も違います。
一般消費者に、石の良し悪しの区別はつかなくても、お墓に彫刻された文字の良し悪しは意外とわかるものなのです。
5.見た目だけがデザインではない
何のためにお墓を建てるのか今一度考えてみてください。
・
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答えは簡単ですよね。
お墓は、大切な人のお骨を納め供養をするところです。
記念碑やモニュメントではありません。
そう考えると、単に見た目だけのデザインにならないようにすることが大切です。
- 長きにわたって使用するものだけに、耐久性を重視した設計でなければなりません。
- お掃除のしやすさなど、利便性も墓参には欠かせない条件です。
- カロート(納骨室)の中に水が浸入しないなど、構造面での設計も重要です。
アップルの創業者スティーブ・ジョブズもデザインについて、次の名言を残しています。
Design is not just what it looks like and feels like. Design is how it works.
デザインとは単に「どう見えるか」や「どう感じるか」というものではない。デザインとは、どう機能するかだ。
もう一つご紹介しましょう。
Design’s fundamental role is problem solving.
デザインの根本的な役割は、問題を解決することである。
6.まとめ
今回は、デザイン墓石の選び方についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
デザイン墓石を建てるには、墓地や霊園ごとに設けられた墓石建立規定(外柵・全体の高さ、配置、付属品の高さなど)さえクリアしていれば、どんなデザインのお墓でも自由に建てることが可能です。
しかし、そのお墓が亡くなられた方だけの「個人墓」なのか、子孫にも入ってもらう「代々墓」なのかによって、全体的なデザインや墓碑銘の選び方が変わってきます。
また、
- 墓石本体
- 外柵
- 花立
などの付属品を、モンタージュ写真のように、それぞれ個別の好みのデザインのものを組み合わせてしまうと、全体としてのバランスが悪くなるので、トータル的にデザインを考える必要があります。
そして、何度も言いますが、見た目だけの「デザイン」でないことが最も重要です。
お墓は買い替えがきくものではないだけに、慎重に選ぶことが大切です。
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