3.神戸・兵庫でデザイン墓石を建てるための墓地や予算を決める
予算を決める
お墓はお家と同じく、高価で一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
やはり、なんと言っても、まずは予算です。
そして、予算には、墓地代と墓石代とがあります。
また、墓地は、公営墓地と民営墓地ではかなり値段が異なりますし、
民営霊園の場合、霊園によっては、墓石の値段も高額に設定されている場合があります。
お墓にかかる費用内訳
◇墓地使用料(永代使用料)
・墓地の各区画ごとの使用料、いわゆる土地代です。
・宅地の土地の所有とは異なり、墓地の場合は永代に渡り使用する権利の獲得であることに注意。
◇年間管理費
・霊園内の共用部分(参道・駐車場・トイレ・休憩室・水道設備等)の管理費。
・各自の区画の清掃・管理等は含まれていない霊園がほとんどです。
・年間管理費は建墓の有無に関わらず、墓所の使用権を得たときから発生します。
◇墓石代
・墓石にかかる費用は、使用する石の種類や、大きさ、カタチなどによって異なり、
また、石材店にごとに様々ですので事前に確認をしておいた方が良さそうです。
・民営霊園の場合、特にデザイン墓石に関しては高額に設定されている場合があります。
◇法要関係費用
宗教、宗旨・宗派によって異なりますが、仏教の場合はお墓が完成すると、
お墓に魂を入れる儀式、「開眼法要」を行うのが一般的です。
通常は、納骨法要とともに、親族縁者や故人の関係者を招いて行います。
その際に、菩提寺の僧侶にお渡しするお布施等や、
法要後に一般的に行う、親族、関係者を招いての会食費なども、
お招きされる人数によっては、かなりの費用になりますので、
お墓に関係する予算として、あらかじめ考えておかれる方がいいでしょう。
霊園や墓地を探す
お墓は、自分の土地であっても、好きな場所に勝手に建てることはできません。
法的に、墓地として定められた場所にしか建てられないのです。
また、デザイン墓石が建てられない墓地や、デザインに制限があり、
霊園があらかじめ準備しているデザインの中からしか選べない所もあります。
霊園・墓地を決める際のチェックポイント
◇できるだけ多くの霊園を見学すること。
◇公営墓地か民営霊園か寺院墓地か?
・霊園・墓地により様々な使用制限(墓石や外柵の形状、寸法など)があるのでよく確認すること。
・特に寺院墓地の場合、デザイン墓石の建墓は難しいことが多い。
◇霊園・墓地内の雰囲気はどうか?
・明るい、静か、落ち着きがあるなど。
◇自宅からの距離・交通の便、所要時間等を事前に調べること。
・バスの本数も調べること。
・お盆・お彼岸の混み具合はどうか?
◇トイレや休憩所、駐車場などの施設・設備が整っているか?
・水道設備や手桶の装備なども確認すること。
・送迎バスや、園内巡回バス等の有無も確認すること。
◇墓石購入時の石材店は事由に選べるのか?
・指定石材店制度がある場合はその石材店の名前と数を調べておくこと。
◇墓所使用料(永代使用料)と年間管理費の金額。
・区画面積ごとの墓所使用料を調べること。
◇墓地使用規定をよく読むこと。特に注意する点は、
1.使用権を取り消される場合についての規定や、外柵工事及び建墓工事の期限はいつか?
2.使用期限付きの墓地かどうか?
3.生前でも購入できるかどうか?
………など。
特に、民営霊園を選ばれる際には、ほとんどの場合、「指定石材店制度」という業界独自の制度があり、
消費者の意志とは関係なく、霊園側によって割り当てられた石材店が自動的に担当になります。
そうなると、デザイン墓石に全く精通していない石材店が担当となることも考えられるのです。
せっかく、自分の好みに合った「オリジナルデザイン墓石」を建てようと思っていても、
担当の石材店に、そのノウハウがなかったために、断念されたケースもあります。
実際、弊社にも、自分の想ったお墓をつくることができない石材店に、
デザイン墓石の製作を頼むしかない、といった悩み相談のお電話を頂いたことがあります。
この消費者の方からの相談内容については、神戸新聞社が運営する、
地域のプロ・専門家を紹介するwebガイド『マイベストプロ神戸』に、
「お墓のプロ」として登録させていただいております私が投稿させていただいたコラムに、
詳しく紹介させていただいておりますので、下記にリンクしてご覧くさい。
■「お客様の嘆きの声!自分の想ったお墓を造れない石材店に頼むしかない霊園」
このように、民営霊園をお考えの際には、事前に指定石材店について、
詳しい情報を入手してから見学に行かれることをお勧めいたします。
指定石材店制度について詳しくは、下記にリンクしてご覧になってください。
お墓は一度建てたら、簡単に引っ越ししたりできるものではありませんので、
事前に情報を入手し、じっくりと時間をかけて選ぶことが大切です。
予算を決める
お墓にかかる費用内訳
1.墓地使用料(永代使用料)
・墓地の各区画ごとの使用料(宅地の土地の所有とは異なり、
墓地の場合は永代に渡り使用する権利の獲得であることに注意)。
2.年間管理費
・霊園内の共用部分(参道・駐車場・トイレ・休憩室・水道設備等)の管理費。
各自の区画の清掃・管理等は含まれておりません。
・年間管理費は建墓の有無に関わらず、墓所の使用権を得たときから発生します。
【参考文献】「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行)