【2024年度・令和6年】神戸市立墓園(市営墓地)募集と申込み注意点
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
神戸市では神戸市民を対象に、2024年(令和6年)4月26日(金)から、神戸市立墓園(市営墓地)の募集が始まりました。
今回募集されるのは、「鵯越墓園」「舞子墓園」「追谷墓園」「西神墓園」の4つの墓園です。
全国には、いろんな種類の墓地がありますが、おススメは何と言っても自治体が運営する公営墓地です。
神戸市なら「神戸市立墓園」ということです。
神戸市立墓園は、神戸市内にお住いの方なら誰でも申し込みできます。
ただし、申し込み時までの6カ月前から神戸市に住民登録があることに加え、墓地や区画等によって申し込み資格や方法が異なります。
また、お墓はお家のように何回も引っ越しをするものではないだけに、墓地内のどの区画を選ぶかも重要になってきます。
「日当たりが良い」「駐車場や水汲み場から近い」などの理由だけで安易に選んでしまうのは危険です。
そこで今回の記事は、「1級お墓ディレクター」の能島孝志が、2024年度神戸市立墓園の募集概要と申し込み資格について詳しく解説させていただくとともに、墓地の場所を選ぶ際の注意点についても少し触れさせていただきます。
目次
1.知ってるようで知らない墓地の種類と規定
2024年度(令和6年度)の神戸市立墓園の募集についてお伝えする前に、墓地の形態について少しお話ししておきます。
墓地にはいろんな種類があります。
それらは、経営・運営母体によって、大きくは次の4種類に分かれています。
1-1.公営墓地
「公営墓地」とは、これからご説明する神戸市立墓園のように、市や町などの自治体が運営している墓地です。
公営だけに、墓地代(土地代)も比較的安く、宗教、宗旨・宗派、国籍を問わず申し込みができます。
それに加え、永続的な管理が約束されているのも安心材料の一つですね。
つまり、神戸市が破綻でもしない限り管理体制が続くということです。
また、墓石に関しても、サイズや建ぺい率など一定の基準はありますが、カタチに大きな制限はありません。
「和形墓石」「洋型墓石」「デザイン墓石」など、お好みのお墓を建てることができます。
そして、なによりも大きな特徴は「墓石を購入する石材店を自由に選ぶことができる」という点です。
「自分ちのお墓なんだから、そんなの当たり前じゃないの!?」とツッコミが入りそうですが、実はそうではないのです。
ほとんどの民営霊園には、墓地・墓石を販売するための「指定石材店制度」という業界独自の制度があります。
簡単に申し上げますと、A霊園にお墓を建てる人は「A霊園が指定するB石材店、C石材店、D石材店でお墓を建てなければならない」という決まりです。
これは「絶対」です!特例はありません。
たとえ墓石価格が相場の倍であろうが、担当営業マンが気に入らなかったとしても、その石材店で買うしかないのです。
「お墓選びは石材店選び」と言われるほど、墓石を購入するお店選びは重要なことなのですが、民営霊園ではそれは叶いません。
また、この後にご説明する「寺院墓地」や「みなし墓地」でも、あらかじめ出入りの石材店が制限されている場合がありますので、事前に確認しておくことが大切です。
このように、公営墓地は自由度が高いため人気も高く、多くの場合は抽選になります。
ちなみに、神戸市立墓園は、2024年4月26日(金)~5月28日(火)までの申し込みに関しては抽選で当選者を決定し、残区画が生じた場合には、2024年5月29日(水)~2025年1月31(金)の間、先着順無抽選にて申し込みを受け付けしております。
1-2.寺院墓地
「寺院墓地」とは、読んで字のごとく、お寺の境内にある墓地です。
元々は、檀家さん用の墓地ですので、宗教、宗旨・宗派を限定している場合がほとんどです。
墓石の形も、お寺の雰囲気になじむ和形墓石に限られているところも少なくありません。
たしかに、お寺にデザイン墓石は似合わないですからね。
墓石に彫刻する文字も「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」など、そのお寺の宗旨に沿った文字をしなければならないなどの制約がある場合もあります。
また、寺院墓地はお寺が所有する敷地にあるため、管理上の観点から、あらかじめ出入りができる石材店が定められているケースが多いようです。
後でトラブルにならないよう、様々な点を事前に確認しておきましょう。
1-3.みなし墓地(村墓地・自治会墓地)
「みなし墓地」って、なんか聞き慣れない言葉ですよね。
一般的にあまり知られていませんが、お骨は法的に「墓地」として認められた場所にしか納骨できません。
いくら家の庭が広いからといって、そこにお墓を建てて納骨することはできないのです。
つまり、「宅地」や「農地」「山林」などと登記されている土地には、お墓を建てて納骨できないということです。
でも、私たちの家の周りや、田んぼや畑の脇にも墓地はありますよね。
誰しもが、電車やバスの車窓から一度は見たことがあるはずです。
しかし、それらのほとんどが法的には墓地ではありません。
この法律とは、1948年(昭和23年)に定められた「墓埋法(墓地、埋葬等に関する法律)」のことです。
そして「みなし墓地」とは、墓埋法が定められる以前からある墓地、つまり「法的には墓地ではないが墓地とみなしましょう」ということなのです。
みなし墓地は、自治会や町内会などが管理しているところが多く、その地域に住んでいないと申し込みができない場合もあります。
宗教、宗旨・宗派を問わず、墓石の形に制限を設けていないところがほとんどですが、清掃当番があるなど管理面での制約がある墓地もあります。
また、民営霊園や寺院墓地のように、墓石を購入する石材店があらかじめ決められている「指定石材店制度」がある場合もありますので、事前に確認しておくことが重要です。
1-4.民営墓地(霊園)
「民営墓地」と言っても墓地は誰でもが経営できるものではありません。
もちろん、私たち石材店も経営できません。
墓地の経営は、自治体が運営する公営墓地以外では、宗教法人ならびに、財団法人などの公益法人に限られています。
つまり、株式会社や有限会社などの営利法人では経営できないということです。
そして、民営墓地(霊園)とは、宗教法人や公益法人が運営する墓地のことです。
テレビCMや新聞の折込チラシなどで、誰しもが一度は目にされたことがある、「○○霊園」「□□メモリアルパーク」などの比較的大規模の霊園です。
- 整然と区画された公園風の墓地
- 法要施設やカフェなどの充実設備
- 無料送迎バスの運行
など、霊園内の景観や充実した設備・サービスに関しては民営ならではです。
その代わり、墓地代(土地代)や毎年の管理費も公営墓地と比較すると高めの設定になっております。
そして、なによりも大きな違いは、先ほども述べました、墓石購入時の石材店を自由に選ぶことができない「指定石材店制度」という取り決めがあることです。
「墓石の価格が少々高くついても絶対この場所が良い!」というくらいの強い気持ちで選ばれるのなら、霊園としての魅力は公営墓地以上かもしれませんね。
ここまでは、4つの墓地の種類と、それぞれの特徴についてお伝えいたしました。
一見すると、どれも同じように見える墓地であっても、実際はどこが経営・運営しているかによって大きく違ってくるのです。
「家から近い」というだけで安易に申し込みをし、後になって公開される方も少なくありません。
- そんなの知らなかった
- そんなの聞いてなかった
などのトラブル相談も数多く寄せられています。
お墓は決して安い買い物ではありません。
また、一度決めたら簡単に買い替えや引っ越しができるようなものではありません。
そんなことにならないためには、契約をする前に様々な規定について調べておくことが重要です。
2.神戸市立墓園がおススメである4つの理由
ここでは、神戸市立墓園がおススメである4つの理由についてお伝えいたしますが、勘の良いあなたなら、すでにもうおわかりかもしれませんね。
神戸市立墓園がおススメである理由は次の4つです。
- 比較的安価な墓地代(土地代)
- 永続的な管理体制
- 宗教、宗旨・宗派、国籍を問わず申し込み可能
- 墓石購入の石材店を自由に選べる
「そんなの、さっき説明があったからわかっている」と言われそうですが、墓地を決める際に極めて大切なことなので、各項ごとにさらに詳しく解説していきます。
(1)比較的安価な墓地代(土地代)
神戸市内には様々な種類の墓地がありますが、神戸市立墓園は神戸市が運営する墓地だけに、1㎡@24万円~という比較的安価な墓地代に設定されています。
神戸市立墓園の平均的な広さの3㎡墓地なら72万円というわけです。
この価格を高いと感じるか?安いと感じるか?は人それぞれで異なるかと思いますが、ちなみに、日本有数の高級住宅地で有名な隣の芦屋市の公営墓地は1㎡@75万円。
なんと、神戸市立墓園の約3倍の価格です。
また、墓地代と言っても、お家の土地と違って墓地を買うわけではありません。
墓地を子々孫々に渡り使用する権利である「使用権」を取得する費用のことです。
これは、神戸市立墓園に限らず、寺院墓地も民営霊園等も同じです。
したがって、親族間での承継は可能ですが、転売したり貸したりすることはできません。
将来、墓地が要らなくなった場合には、ご自身の費用で元の更地に戻し無償で返還というのが規定となっております。
(2)永続的な管理体制
神戸市立墓園には、使用権の取得のために最初に支払う当初使用料(永代使用料)とは別に年間管理費が必要です。
これは、墓園内の道路整備や共用部分の清掃、植栽の剪定など、墓園の維持管理に必要な費用です。
ちなみに、神戸市立墓園の年間管理費は3,900円からとなっており、墓地の面積が広くなるごとに金額が上がっていきます。
年間の費用ですので、かなり安価に設定されています。
ただし、ご自分の墓地内の清掃や草むしりなどは、管理の対象に含まれておりません。
神戸市立墓園は神戸市が運営する公営墓地ですので、神戸市が破綻でもしない限り管理体制が続きますが、民営霊園などの場合はその保証がありません。
事実、民営霊園の経営破綻については、あまりマスコミで報道されることはありませんが、突然管理事務所が閉鎖になり、園内の清掃どころか水も出ないなどのトラブルが発生しているところもあります。
そう考えると、管理体制が未来永劫続くかどうかということは、かなり重要なポイントなのです。
(3)宗教、宗旨・宗派、国籍を問わず申し込み可能
日本人の多くは宗教、宗旨・宗派にあまり固執していない民族だと言われています。
しかし、不思議なことに、宗旨替えを強いられるような状況になると、急に抵抗感を覚える方が増えるのです。
神戸市立墓園は、宗教、宗旨・宗派、国籍を問わず申し込みができますが、お寺の境内にある寺院墓地を購入してお墓を建てるには、ほとんどの場合、そのお寺の檀家にならなければなりません。
しかし、わずかではありますが「宗教不問」の寺院墓地もあるようですが、事前によく確認しておくことをお勧めいたします。
実際にあったトラブル事例ですが、石材店からの斡旋で「宗教不問」の墓地だということで申し込んだ寺院墓地だが、いざ、お墓を建てる段になった際に、お寺の住職から「お墓を建てるのであれば、檀家になってもらわなければ困る」と言われた。
すぐに石材店に確認をすると、「墓地の購入に際しては檀家にならなくてもよいが、お墓を建てるには檀家になっていただく必要がある。墓石の建立に至るまで宗教不問とは言っていない」という説明だったとのこと。
「墓石の建立に至るまで宗教不問とは言っていない」とは、なんという屁理屈でしょう。
(4)墓石購入の石材店を自由に選べる
墓地も確保でき、いざお墓を建てるとなったときに最も重要なのが「石材店選び」です。
良い墓石を建てるためには、良い石材店を選ぶことがすべてであると言っても過言ではないほどです。
では、その石材店を自由に選ぶことができないとしたら、どうしますか?
あらかじめ、霊園側が定めた石材店でしかお墓を建てられない「指定石材店制度」があるとしたらどうしますか?
神戸市立墓園なら、そんな心配はいりません。
あなたのお眼鏡にかなう石材店を自由に選ぶことができるのです。
これって、かなり重要なことなんですよ!
3.2024年(令和6年)度/神戸市立墓園の募集対象墓地
今年度の神戸市立墓園の募集対象となるのは、鵯越墓園・舞子墓園・追谷墓園・西神墓園の4カ所の墓園です。
それでは、各墓園の特徴と募集内容について詳しく解説していきます。
(1)鵯越(ひよどりごえ)墓園
神戸市兵庫区・長田区から少し北区に入ったところに位置し、総面積207.6ha、墓所数約5万4000区画を誇る大規模霊園です。
新たに造成された、完全未使用の「新規貸付墓地(2.25㎡のみ/54万円)」が26区画募集。
新規墓地の当選辞退等により空き区画となった「区画指定墓地(未使用)」が7区画(2.25㎡/54万円)募集。
そして、過去に使用されていた墓地で、墓石を撤去し更地にして神戸市に返還された「再貸付墓地」が249区画募集されます。
鵯越墓園は神戸市立墓園の中で最も募集数が多いため、比較的当選しやすく、再貸付墓地に関しては生前申し込みも可能です。
墓所形態 | 種類 | 募集数 | 面積(㎡) | 永代使用料(円) | 年間管理費(円) | 墓域名(数) |
一般区画 | 新規墓地 | 26 | 2.25 | 540,000 | 3,900 | ぢんちょうげ17区 |
一般区画 | 未使用墓地 | 7 | 2.25 | 540,000 | 3,900 | ぢんちょうげ17区 |
一般区画 | 再貸付墓地 | 244 | 0.89~20.00 | 213,600~5,400,000 | 3,900~26,000 | 32墓域 |
規格型墓地 | 再貸付墓地 | 5 | 1.44 | 1,100,000 | 3,900 | 水無池 |
- 「新規墓地」とは、今回初めて募集の対象となる墓地です。墓地の場所を指定しての申し込みはできません。
- 「未使用墓地」とは、申し込みをして当選されたものの、何らかの事情でお墓を建てずにキャンセル等をされた墓地です。
- 「新規墓地」と「未使用墓地」に関しては、1親等内の遺骨がなければ申し込みできません。(他の墓地からの改葬も可)
- 「規格型墓地」とは、墓地と墓石のセットで貸し出しされる区画です。
(2)舞子墓園
JR・山陽電鉄「垂水」駅から北へ約2㎞に位置する、閑静な住宅街に囲まれた公園墓地です。
募集数も62区画と、鵯越墓園と比べると少なく、特に人気の高い3㎡前後の墓地は区画によっては高倍率が予想されます。
舞子墓園は、すべて「再貸付墓地」ですが、一親等以内の方のお骨がなければ申し込みができません。
墓所形態 | 種類 | 募集数 | 面積(㎡) | 永代使用料(円) | 年間管理費(円) | 墓域名(数) |
一般区画 | 再貸付墓地 | 62 | 2.94~12.00 | 705,600~3,240,000 | 3,900~15,600 | 斎美・荘厳・一般・芝生 |
(3)西神墓園
神戸市営地下鉄「西神中央」駅から、車で北西に約10分ほど走ったところの緩やかな丘陵地の南斜面に立地し、遠くに淡路島を望む開放感あふれる公園墓地です。
近年申し込みの規定が緩和され、生前での申し込みが可能になりました。
特に、神戸市西区在住の方に人気の高い墓園です。
西神墓園は、すべて「再貸付墓地」で、募集数は84区画です。
墓所形態 | 種類 | 募集数 | 面積(㎡) | 永代使用料(円) | 年間管理費(円) | 墓域名(数) |
一般区画 | 再貸付墓地 | 84 | 2.96~9.00 | 710,400~2,340,000 | 3,900~11,700 | 1~22区 |
(4)追谷墓園
神戸市内中央部山手の住宅地に接した山麓部に位置し、神戸市の象徴というべき錨(イカリ)山に通じており、南麓を飾る錨形の電飾は、東隣の市章山の神戸市章と共に神戸のランドマークです。
1921年(大正10年)に創設された墓地ですが、近年は募集がなく、ここ数年前から募集が始まりました。
追谷墓園は、すべて「再貸付墓地」ですが、生前での申し込みが可能で、34区画の募集があります。
神戸市中央区にお住まいの方には絶好のチャンスです。
墓所形態 | 種類 | 募集数 | 面積(㎡) | 永代使用料(円) | 年間管理費(円) | 墓域名(数) |
一般区画 | 再貸付墓地 | 34 | 0.86~2.47 | 206,400~592,800 | 3,900 | 1・2・4区 |
4.神戸市立各墓園・区画の申し込み資格
ここからは、神戸市立墓園の各墓園・区画の申し込み資格について説明してまいります。
神戸市立墓園は神戸市民を対象に募集をしております。
申し込み時点で神戸市に6カ月以上継続してお住まいで、住民登録もあるとなれば神戸市立墓園の申し込みは可能です。
申し込みに合わせて、いきなり住民登録をしてもダメということです。
また、同一人が2区画申し込んだり、同一世帯の中で複数の区画を申し込んだりする二重申し込みはできません。
仮に別世帯であっても、「Aさんが申込者でCさんを祀る」「Bさんが申込者で同じくCさんを祀る」という同一埋蔵者での重複申し込みもできません。
どちらも、すべてが無効となります。
ただし、誰しもがすべての墓地・区画の申し込みができるわけではありません。
鵯越墓園・舞子墓園・追谷墓園・西神墓園の各墓園や区画によって申し込み資格が異なります。
大きくは次の2つです。
- お骨がある
- お骨がない
鵯越墓園の「新規貸付墓地」と「区画指定墓地」に関しては、お骨がなければ申し込みできません。
舞子墓園に至っては、すべての区画において、お骨がなければ申し込みできません。
それも、「申込者の配偶者または、一親等の血族か姻族のお骨(火葬)があること」というのが条件です。
この範囲の方のお骨が手元にあるか、もしくは他の墓地や納骨堂などから改葬(引っ越し)できるかのいずれかです。
その他、鵯越墓園・追谷墓園・西神墓園の「再貸付墓地」に関しては、お骨の有る無しに関係なく申し込みが可能です。
つまり、生前での墓地申し込みができるということです。
ただし、お骨の有る無しにかかわらず、3年以内にお墓を建てる必要があります。
5.神戸市立墓園の申し込み方法と墓地の選び方
神戸市立墓園を申し込むには、以下の3つの方法があります。
- インターネットによる申し込み
- 郵送による申し込み
- 石材店による申し込み手続き無料代行
これらは、どれを選んだからといって当たりやすいなどということはありません。
「うちを通して申し込むと当たりやすいですよ」なんて言う石材店もあるようですが、まったくのウソです。
一切そんなことはありません。
「業者に借りをつくりたくない」という方はご自分で申し込むのもアリです。
ただし、墓地選びは一般消費者の方々が考えている以上に難しいのです。
先ずは、鵯越墓園の「新規貸付墓地」と「区画指定墓地」を除けば、その他すべての墓園の「再貸付墓地」は広大な敷地の中に点在しています。
墓園内を熟知していない消費者の方々が、その中からお好みの場所を探すとなるとかなり大変です。
まあ、たとえ大変であっても、神戸市が公開している各墓園の募集区画図を片手に探すこともできます。
ただ、一般消費者が墓地を選ぶ際の基準となるのは、おおよそ次のような感じではないでしょうか?
- 日当たりが良い
- 角地
- 駐車場がある
- 水汲み場から近い
たしかに、これらの条件も大切であることは事実です。
しかし、一般消費者では知り得ない情報や見過ごしてしまう事柄がたくさんあります。
たとえば、
- 地盤の硬さ(切土か盛土か)
- 水はけ
- 近隣墓所の施工状態
などに関しては、プロのアドバイスが不可欠です。
事実、神戸市立墓園の中には盛土の地盤沈下により、墓石が傾いているエリアがあります。
仮に、そのようなことになった場合には、神戸市は代替え墓地の提供はしてくれますが、墓石を解体して移転する費用までは保証してくれません。
つまり、何十万円も掛かる費用は個人負担となるのです。
また、水はけの問題も重要です。
全国のほとんどの地域のお墓は、カロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造なので、水はけが悪い墓地だとカロートの中が水びたしになってしまいます。
あなたの大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら耐えられますか?
そして、募集している墓地の左右や後ろのお墓の施工状態も見極めておく必要があります。
あなたのお墓は、耐久性に優れた耐震施工をしていたとしても、隣のお墓が倒れてこないとも限りません。
もし、そのようなことになった場合でも、現在の日本の法律では賠償請求はできません。
「どうしてこんな墓地を選んだんだろう?」という方々のほとんどは、自分たちだけで墓地を選んでいますね。
そのようなリスクを考えると、石材店を介しての無料代行申し込みは利点だと言えるでしょう。
その他にも、郷里の墓地からお骨を持ってくる際の複雑な手続きに関しても、代行申し込みなら万全のサポート態勢でのアドバイスが可能です。
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6.まとめ
今回の記事は、2024年度(令和6年)神戸市立墓園の募集内容と墓地を選ぶ際の注意点について解説いたしました。
お墓選びの中で、墓地選びはスタートラインです。
ここで失敗したら、すべてがおしまいです。
墓地選びはそれほど重要なことなのです。
いくら「神戸市立墓園なら安心!」と言っても、どの場所を選ぶかによって大きく状況が変わってきます。
それは、日当たりや水汲み場からの距離だけで決まる問題ではありません。
地盤の固さや、水はけの良し悪しも墓地選びには大切な条件です。
隣地墓所の施工状態によっては、あなたのお墓に影響を及ぼす場合もあるのです。
それらを的確に見極めには、プロのアドバイスが不可欠です。
「墓石購入時の石材店を自由に選びたいので、墓地の申し込みは石材店の世話になりたくない」という話をよく耳にします。
たしかに一理あります。
しかし、神戸市立墓園には指定石材店制度はありません。
墓石購入の石材店は自由に選べるのです。
それゆえ、気にされる必要はございません。
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あなた自身が、「ココだ!」と思う石材店を選べばいいのです。
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逆に、お客様のご要望によっては、お応えできないケースもございます。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
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