たった2つのポイントで理想的ないいお墓ができる方法とは?
せっかくのお墓づくりなので後悔しない「いいお墓」が欲しい。
これは、お墓を建てられるほとんどの方が思っておられることでしょう。
こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」の能島孝志です。
兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を販売する、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。
能島
では、いったい何を以て「いいお墓」と言えるのでしょうか?
- 高価なお墓でしょうか?
- それとも、いい施工なのでしょうか?
他にも、おしゃれなデザインなど選択肢はいくつもあります。
あらためて尋ねられると難しいかもしれませんね。
そこで今回の記事は、理想的な「いいお墓」にするための、たった2つのポイントについてお伝えいたします。
1.お墓は何のために建てるのか?
理想的な「いいお墓」についてご説明する前に、何のためにお墓を建てるのかについて今一度考えてみる必要があります。
では、お墓は何のために建てるのでしょうか?
何かの大会で優勝した記念に建てるのでしょうか?
「太陽の塔」のようなモニュメントとして建てるのでしょうか?
違いますよね!
お墓は、亡くなった大切な家族やご先祖様のお骨をおさめて、供養するために建てるのです。
もしくは、将来の自分たちの終の棲家として生前にお墓を建てておくかでしょう。
いずれにしても、お墓は「お骨」という大切なものを納める神聖な場所なのです。
お骨の代わりはありません。
それゆえ、第二次世界大戦後から70年以上過ぎた今でも、厚生労働省が主導のうえ、海外諸国に放置されたままになっている戦没者(旧日本軍軍人、軍属、及び民間人)の遺体を捜索し、収容して日本へ送還する戦没者慰霊事業を行っているのです。
また、東日本大震災や近年の豪雨災害により、いまだに遺体が見つかっていない方も多数いらっしゃいます。
それほど、お骨は大切なものなのです。
いわば、亡くなられた方の分身です。
そんな大切なお骨を納め、お祀りする場所こそがお墓なのです。
2.亡くなった大切な家族やご先祖様のことを考えたお墓とは?
お骨がどれほど大切なものであることはご理解いただけたかと思います。
では、そのお骨を納める場所である納骨室(カロート)は、どのような構造になっているのでしょうか?
誰しもが、お墓参りには何度も行かれたことがあると思いますが、お墓の中を覗いたことがある人はそう多くはいないかと思います。
実は、全国のほとんどの地域の墓石は、納骨室の中に水が入ってしまう構造なのです。
ひどい場合には、水が溜まり骨壺が水没してひっくり返り、お骨がプカプカと浮いていることもあります。
また、水だけではなくクモやムカデなどの虫のすみかになっていたり、ハチが巣を作っていたりもします。
お墓の納骨室(カロート)とは、生きている私たちの生活で例えると「寝室」的なところなのです。
- あなたの寝室が雨漏り状態
- 枕の中は虫がいっぱい
- ベッドの下にはハチの巣
もし、こんな状態だったらはたして眠れますか?
きっと耐えられませんよね!
でも、お骨は文句を言えません。
ご先祖様は黙ってそこに眠っているしか方法はないのです。
お墓に水や虫が入ることは、私たち墓石業界が長年解決できない問題でした。
そのため、石材店もその事実をあえて消費者に伝えることをしてきませんでした。
でも、今や納骨室の中に水や虫が入らない新構造の墓石もあるのです。
亡くなった大切な家族やご先祖様のお骨を、綺麗で快適な環境の下でお守りすることこそが理想的ないいお墓と言えるのではないでしょうか。
3.お参りする人のことを考えたお墓とは?
お墓は大切な人をお祀りする場所であると同時に、あとに残されたご家族のためのものでもあります。
だとするならば、お墓参りをする人のことも考えて設計すべきではないでしょうか。
それは、石の質や加工の良し悪し、耐久に優れた施工などはもちろん大切なことです。
でも、墓参者の立場を考えると、
- お参りがしやすい
- 掃除がしやすい
- 雑草が生えにくい
など、機能性に優れたお墓であることも重要なことなのです。
■お供え物台がもう少し大きければ良いのに…
■ちょっと腰を掛けれるベンチがあればありがたい。
■お花や線香、ローソクを用意するテーブルが欲しい。
■お掃除用具の収納庫があると便利。
■雨の日でも線香が消えない香炉にしてほしい。
■故人の名を刻んだ霊標(墓誌)の文字が見にくい。
■花立てと水鉢との僅かな隙間に落ち葉などが溜まり掃除がしにくい。
■雑草が生えにくい方法はないの?
■足が悪いので墓所に段差があるとお参りができない。
お墓は故人と残された人との大切な交流の場です。
あらゆる観点から考えてお墓づくりをすることで理想的ないいお墓に近づくのです。
4.まとめ
多くの人々は、自分たちの住まいを考える際には、
- リビングは…
- キッチンは…
- 子供部屋は…
と、各部屋の間取りや家具や家電製品の配置など、様々な思いを巡らせますよね。
では、お墓の場合はどうでしょう?
よくわからないからという理由で「石材店任せ」にしていませんか?
もう一歩お墓に目を向けることで、ご先祖様の寝室となる部分の構造やお参りする側に立った機能性もずいぶんと変わるのです。
あなたの大切な家族やご先祖様、そして、いずれは、あなたも入るかもしれないお墓です。
たった2つのポイントを押さえるだけで、理想的ないいお墓ができるのですから、もう少しこだわってみませんか。。
私ども第一石材では、お墓に関するさまざまな疑問にお答えさせていただいております。
相談は「1級お墓ディレクター」の私、能島孝志が対応させていただいております。
もちろん、相談は一切無料です。
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