お墓の値段に関係なくカロートに水が入るという衝撃の事実とは?
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
お墓参りのときに、「お墓の中をのぞいてみたことがある」という人は、いったいどのくらいの割合でいるのでしょうか?
おそらく、ほとんどの人は経験がないと思います。
お墓のカロート(納骨室)の中を見るには、墓石の一部を動かさないといけませんし、かなりの重量があるので、そう簡単に動かせるものではありません。
そして、実は・・・、
「お墓のカロートの中がが水びたし」ということがあるのをご存知ですか?
「そんなはずはない!」と多くの方は思われるでしょう!
納骨をした際には石材店に立ち会ってもらい、きちんと作業をしてもらっているので、そんなことになるわけはない!と思われることでしょう。
でも、実際に水が入るのです。
たまった水にお骨が浮いていることもあります。
今回の記事は、そんな信じられないような衝撃の事実と、そうならないための解決方法をお伝えいたします。
これから、お墓を建てられる方は特にしっかりと覚えておいてくださいね。
目次
1.お墓の中に「水が入る」「水がたまる」って本当!?
大切な人やご先祖様のお骨を納めるためのものであるお墓ですが、結論から申し上げますと、日本中のほとんどのお墓は水が入ります。
これは、当社の地元である兵庫県を含む関西方面の墓石はもちろんのこと、ごく一部の地域の墓石を除き、日本全国でつくられる墓石のほとんどが、水が入っても仕方がない構造になっているのです。
この事実は、お墓の仕事に長く携わっている者ならば、知らない人はいないくらいの周知の事実なのですが、なぜか「水が入るのは仕方がない」程度に思われてきたか、長年の慣習で、それすらも意識をしていないかもわかりません。
事実、かつては私もそのように思っておりました。
また、水が入るだけではなく、ムカデやゲジゲジがいたり、クモやハチが巣を作ったりすることも珍しくありません。
中には、ヘビが住みついていたという話も耳にしました。
2.ある一人の「お客様の声」がお墓の水問題解決のきっかけに
当社も例外ではなく、ごく当たり前に「水の入るお墓」を販売しておりました。
そんなある日、一人のお客様からお墓の水問題に関するご相談です。
2013年11月、兵庫県在住の富士山万歳さん(仮名)は、亡き父の墓碑建立にあたり、お母様のご実家のお墓のカロート内に水が溜まり、お骨が水浸しになっているのを目の当たりにされてから、カロートに絶対に水が入らないお墓をご希望されました。
・・・とはいいましても、関西ではこれまで前例のない構造なので、多少の水が入ることは止むを得ない旨をお伝えしました。
他にご相談をされていた石材店も同じような答えだったようです。
ところが、富士山万歳さんは、絶対に「NO!」と言われます。
それがきっかけで、色々と知恵を絞りおつくりさせていただいたお墓が、後に当社が特許・実用新案登録済の“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®」の原型となった構造なのです。
富士山万歳さんは、ご自身のお墓づくりの経緯をブログにしておられます。
3.カロート(納骨室)に水が入らないお墓を新開発
「庵治石」や「大島石」などの国産高級石材を使い、見た目には豪華で立派なお墓であっても、大切な人のお骨を納めてあるカロート(納骨室)の中が水びたしになっていることは、ほとんど知られていないのです。
お骨を骨壺から出して直に納骨する関西地方では、「お骨が土に還るためにはある程度の水分が必要」という解釈をされることもあるようですが、1000度を超える高温の火葬炉で焼かれた焼骨はセラミック化され、そう簡単には土に還りません。
おそらく数百年単位では土に還らない、とも言われています。
また、水だけにとどまらず、虫が住みついていたりしても、大切なお骨を納める場所としてふさわしいと言えるのでしょうか?
このような悩みを抱えていたお客様からのご相談を受けたことがきっかけで、新しく開発したのが、当社独自の特許・実用新案登録構造の墓石“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®(しんらいかん)」です。
「信頼棺®」は水が入らない、これまでにない新構造の墓石です。
もちろん、クモやハチなどの虫が入ることもありませんので、ご先祖様にも安心して眠っていただけます。
4.まとめ
お墓参りのたびに、お墓の中を開けて見る人は少ないだけに、カロート(納骨室)の中の状態を知る由もありません。
ましてや、亡くなられたご先祖様は何も言ってくれません。
でも、現実は、雨漏りのする家で寝かされているようなものです。
おまけに、いろんな虫まで入ってくるのです。
あなたがもしその立場なら耐えられますか?
お墓選びの際に、良い石を選ぶことはもちろん大切なことですが、大切なお骨を納める場所が水浸しではどうしようもありません。
今一度、お墓の構造についても考えてみてはいかがですか?
【実録映像】第一石材のご紹介とお客様の声(00:04:40)
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