中国産墓石の価格上昇・2012年/⑦最終話:情報交換をし、中国との信頼関係を深める必要あり!

■中国産墓石の価格上昇・2012年/①WBSにて放送
http://mbp-kobe.com/daiichisekizai/column/27145/
※上記のコラムからのつづきです
2011年11月の日本の石材業者の倒産は中国でも話題になりました。
中国・福建省内の工場数社に対して代金の未払いがあり、
今後も回収のめどは立たないと言います。
その結果、代金回収に関する日本との取引を不安視する声が上がっており、
「日本の取引先によっては、契約条件の見直しを検討したい」
という中国側の石材加工工場の意見も聞かれます。
日本側の中国に対する代金未払い問題は、
これまでも中国側を悩ませてきました。
製品の精度や納期の問題など、日本側にも様々な理由があるでしょうが、
理不尽な代金の未払いは許されることではありません。
まっとうな両国の商取引が早急に求められます。
また今後、中国製品の価格がどこまで上昇するのか予測不可能ですが、
現在の日本国内の生産能力やインドをはじめとする他国製品が増えたとしても、
中国における石材加工は現時点ではなくてはならない存在です。
中国側の石材加工工場の中には、日本市場を諦めることなく、
今後も中心市場として考えている工場も少なくありません。
それならば、両国で情報交換を積極的に行ない、
今ある問題を業界全体で解決すべきものと、
個々の会社単位で解決すべきものとに分けて、
両国が共に前進する道を探していくことが望まれます。
何よりも信頼関係をより深めることが重要です。
~おわり~
※参考・引用文献 「月刊石材」(第32巻第5号・株式会社 石文社発行)
【墓石建立可能地域】
・兵庫県・神戸市及び関西地方
・東京周辺の首都圏
・近畿地方全域
・中国・四国地方の一部