【建墓事例】管理が大変な墓相のお墓を代々墓にリフォームしました【お客様の声/神戸市・TT様】
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
なたは、「墓相」という言葉を知っていますか?
手相占いや人相占いがあるように、お墓にも「墓相」(ぼそう/墓相学)というものがあります。
お墓の形状を見て、吉凶を判断する一種の占いのようなものですね。
今回ご紹介するT家のお墓も、墓相に基づいて数十年前に建てられたものです。
しかし、墓相のお墓は皆様が墓地でよく見かける「○○家の墓」といった代々墓ではありません。
夫婦単位のお墓が墓地内に建ち並んでいるのです。
つまり、それだけ広い墓地ということです。
したがって、お墓の管理も大変です。
「自分たちの代は仕方ないとしても、この大変さを息子たちにはさせたくない」という想いで、代々墓へのリフォームを決意され、そんな父の想いを実現すべく、設計から完成までのすべてにおいて、当社との窓口になってくださったのがご子息のTT様です。
そして、墓所リフォーム工事完成後に、TT様からご丁寧な「お客様の声」と「アンケート」を頂戴いたしました。
イニシャル表記なら掲載可という許可をいただきましたので、原文のままご紹介させていただきます。
目次
1.TT様からいただいた直筆の「お客様の声」
「なんとか自分の代できちんとしておきたい」という想いで、墓相のお墓を代々墓に建て替える大規模リフォーム工事を決断されたお施主様が、完成を待たずに逝去されました。
亡きお父様に代わって、ご子息のTT様からご丁寧な直筆のお便りを頂戴いたしましたので、テキストに書き起こし以下原文のままご紹介させていただきます。
私たちのお墓は代々個人墓でした。
どんどん時代が経つにつれ、これからもこれを維持するのは困難であると父が考え、御社に相談することとなりました。
最初は全くお墓のこともわからず、御社に飛び込みましたが、代表である能島さんに丁寧にご説明いただき、何となくお墓のことがわかってきました。
ご先祖様や父の想いもいろいろとわかり、今回の改修工事と新しい代々墓の建立に踏み切りました。
他社は全く調べませんでした。
それほど、信頼できる説明と内容でした。
事ある度に連絡をいただき、不安は一切ありませんでした。
しかし、工事をお願いした矢先、お墓の建立を楽しみにしていた父が完成前に亡くなりました。
完成したお墓を見せることはできませんでしたが、絶対父に喜んでもらえる立派なお墓を建てることができました。
先日、開眼法要と同時に父の納骨も行い、新しくきれいなお墓に入ることで父も喜んでいるはずです。
本当にこのような希望通りのお墓を建てていただき、本当に感謝しかありません。
費用も決して高いとは思いませんでした。
これで、次の世代に繋ぐことができます。
ありがとうございました。
2.建墓後にTT様からいただいた「アンケート」
TT様からは、直筆のお便りの他に「アンケート」も頂戴いたしましたので、こちらもテキストに書き起こし、イニシャル表記にて以下原文のままご紹介させていただきます。
Q1.お墓を購入される前に、どのようなことで悩まれましたか?
TTさま:和形もしくは洋型、どちらにするかという形と石材の種類について悩み、アドバイスを得ようと数多くの石材店に伺いました。
Q2.第一石材をお知りになったきっかけは?
TTさま:HPです。
商売っ気がなく、お墓について丁寧に説明してもらっているサイトを見て、いろいろと学ぶきっかけになりました。
Q3.第一石材を知ってすぐにお墓を購入されましたか?あるいは購入を悩まれた場合、その理由は?
TTさま:HPで知り、御社で初回打ち合わせ後、すぐに購入を決めました。
何も疑う余地がありませんでした。
どんな質問に対しても、良い悪い関係なく自信を持った回答をしてもらいました。
Q4.数ある石材店の中で当社をお選びいただいた決め手は?
TTさま:まずはHPからですが、能島さんの人柄につきます。
屈託のない意見や回答をしていただき、決して押し付けず、こちらの質問・疑問には、理解するまで丁寧に教えていただきました。
墓相学についてもお教えいただき本当に感謝です。
Q5.第一石材でお墓を購入されていかがでしたか?
TTさま:本当に良かったです。
家族みんなが喜んでいます。
家族・親戚一同がお墓に触れ、今まで以上に親しみのあるお墓になり、これで心おきなく次の世代へつなぐことができます。
3.大規模リフォーム前のT家墓所
神戸市の市街地から少し離れた小高い丘の上に建ち並ぶT家の墓所。
その広さは、およそ40㎡。24.69畳分の広さにあたります。
なんか、ピンと来ない数字ですが、昔の公営住宅の1住戸の大きさは大体42㎡の2DKという間取りです。
6畳の部屋が2室と、6畳のDK(食堂+キッチン)、残りの6畳スペースにトイレ・浴室・玄関が配置されているわけです。
そう考えると、いかに広い墓地かご理解いただけるかと思います。
当然、墓掃除も大変です。
特に、夏場の草むしりです。
それに加え、T家墓所は昔からある集落の墓地につき、水道設備がありません。
したがって、供花や水を入れたポリタンクを手に、急な坂道を登らなければなりません。
また、T家のお墓は墓相に基づいて建てたものなので、夫婦単位の石碑となっています。
そのため、数多くの供花や必然的に水の量も多く必要となり、「このまま状態で次の代に継がせたくないという」お考えをお持ちでした。
核家族化が進む現代社会において、「跡を継ぐ者のことを考えると、なんとか自分の代できちんとしておきたい・・・」と、数十年前にご自身が建てた2基の夫婦墓を整理し、その場所に家族全員が入ることができる「代々墓」を建立することでした。
しかし、残念ながら完成までもう少しというところで、他界されてしまいました。
そこで、せめて天国から今回のリフォーム工事の全容を見ていただくべく、詳しく内容をご紹介したいと思います。
実は、T家の墓所は、数十年前にもかなり大きな規模の墓所改修工事をされています。
亡き父母と祖父母の2基の夫婦墓碑建立を機に、これまであった数十基の石碑を1カ所にまとめ、供養塔として宝篋印塔(ほうきょういんとう)を建立されました。
今回は、その夫婦墓2基(写真○印)を解体撤去の上、そこに「代々墓」と、お戒名を刻む霊標(墓誌)の建立工事となります。
4.墓相で建てた2基の夫婦墓の解体工事
僧侶にお性根抜きをしていただき、お骨を取り出した後に、2基の夫婦墓の解体撤去工事です。
解体した2基の墓碑棹石(仏石)は、右側にまとめたご先祖様のお墓の最前列に安置させていただきます。
2基の夫婦墓の解体後は、草むしりの作業を軽減化するため、墓所内に雑草が生えない工事の下準備として、墓所全体の表土を取り除きます。
5.代々墓建立用の基礎工事
次は、新たに建立する代々墓を設置する場所の基礎工事です。
地震大国である日本では、いつどこで大きな地震が起こっても不思議ではありません。
そのため、頑強な基礎工事は最も重要な工程の一つです。
墓石設置場所の周囲を30㎝程度掘り下げ、ランマーという機械を用いて地面を締め固めます。
みかげ石製のカロート(納骨室)を据え付け、周囲に「割栗石(わりぐりいし)」というゲンコツ大の石と、その隙間に砕石を入れ、さらに締め固めていきます。
鉄筋を細かく配筋し、水抜き用のパイプを設置し、コンクリートを流し込みます。
そこにバイブレーターを差し込み、振動を与えて内部の気泡の取り除き、コンクリートの強度を高め固めます。
こうして完了した基礎工事は、コンクリートが十分な強度に達するまで養生いたします。
6.新調代々墓の据付工事
基礎コンクリートも十分な強度に達したので、いよいよ墓石の据付工事です。
まずは、カロート内に湿度調整と脱臭効果のある天然鉱物「ゼオライト」を入れます。
この下は、大地の自然である土に繋がっています。
1段ごとに、“震度7”に対応した墓石用免震ゲル「安震はかもり®」を装着しながら、慎重に積み上げて行きます。
雑草対策として、基礎工事を行うときに取り除いた表土の上に採石を入れ、水抜き穴を確保してモルタルで仕上げます。
最後に、天然化粧玉砂利を墓所全体に敷き詰めます。
7.T家墓所大規模リフォーム工事の完成
墓石の左右には小型燈明立(ローソク立)を配置し、左側には故人のお戒名等を刻字する霊標(墓誌)を設置いたしました。
もちろん、特許・実用新案登録済みの独自構造墓石である、“カロートに水が入らないお墓”「信頼棺®」です。
カロートの中に水が入らないだけでなく、クモやムカデが住み着くこともありませんので、大切な人のお骨を常にきれいな状態でお守りいたします。
墓所内の表土を取り除き、モルタルで仕上げておりますので、これまでのように雑草が生えることはありません。
また、石碑の数も減り、今後も増えることはありませんので、供花の数も少なくて済みます。
こうして、今は亡きお施主様の2つのご要望をクリアした、T家墓所の大規模リフォーム工事が完成いたしました。
8.まとめ/第一石材からTT様へ
墓相学に基づいたお墓については、賛否両論の意見がありますが、先祖供養を大切に考えておられる方の選択肢の一つであることは間違いありません。
しかし、墓相のお墓には一定の決まり事や制約もあり、それが今の時代に即しているかどうかと言えば、必ずしもそうとは言えない部分もあるかと思います。
一ところに定住することが難しくなった時代においては、季節ごとの墓参もままならないこともあるでしょう。
特に、コロナ渦においては言うまでもありませんでした。
現代社会においては、墓相の考え方にはそぐわないとしても、
- お参りがしやすい
- お手入れがしやすい
- 雑草が生えない
などの機能面を優先に考えられるのは、ある意味仕方がないことかもしれません。
そんな、お家の一大事業でもある、墓所の大規模リフォーム工事を、当社に託していただき光栄に存じます。
また、身に余るお褒めの言葉満載の直筆のお手紙をいただき、身の引き締まる思いです。
今は亡きお施主様と初めてお会いしたときに、かつでご自身が建てられたお墓にもかかわらず、「2基の夫婦墓は整理して欲しい。その他の改修方法についてはすべて息子に任す」とおっしゃられた言葉を今でも思い出します。
きっと、いろんな想い入れがあったのではないかと思いますが、先を見据えての最良の選択だと思います。
完成したお墓を見ていただくことが叶わず他界されたことだけが残念ですが、天国のお父様からのプレゼントなのではと思えるほどの、小春日和の好天に恵まれた中で開眼法要を執り行うことができたことだけは安堵しております。
数々のご先祖様のお墓が建ち並ぶ貴家墓所は、まさにお家の歴史そのものです。
親から子、そしで孫の代まで脈々と続く命の絆を、これからも大切に守り続けてください。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
『文字にこだわったシンプルデザイン洋風墓石の建立実録【お客様の声・口コミ】 』
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