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「お骨を土に還す」はずが実は還らない!お墓のカロートの構造と現実

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「お骨を土に還す」はずが実は還らない!お墓のカロートの構造と現実
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お墓にお骨を納める方法ですが、全国的には骨壺にて納骨するのが一般的ですが、なぜか関西方面では「土に還(かえ)す」という納骨方法が多いのです。

 

別に、お墓の納骨室のスペースが満杯になったからではありません。

新しく建てたお墓に納骨する場合でも、お骨をカロート(納骨室)の中に直に撒いたり、綿素材の布で作った骨袋に移し替えて納めたりします。

 

こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」の能島孝志です。

兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を販売する、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。

能島

これは、「お骨を大地の自然に還す」という考え方のようですが、ずっと昔から行われていたわけではありません。

 

事実、私どもの地元である神戸市でも、1970年代頃までに建てられたお墓は、骨壺の状態で納骨されているお墓がほとんどです。

 

何かのきっかけで、土に還すという納骨方法になったようですが、これが実際には「土に還らない」のです・・・

 

1.焼骨のお骨は土に還らない

焼骨のお骨は土に還らない

今でこそ、日本の火葬率は99.9%と、世界一の火葬大国ですが、その昔は土葬でした。

 

亡骸を土中深くに埋葬する土葬では、肉体が朽ち果て、バクテリアなどの作用により100年程度で土に還ると言われています。

 

しかし、1000度を超える高温の火葬炉で焼かれた焼骨はセラミック化され、そう簡単には土に還りません。

おそらく数百年単位では土に還らない、とも言われています。

 

そうなると、「土に還す」つもりで納骨したはずなのに、お墓の中にお骨が散乱した状態であり続けることになるのです。

 

2.現在社会に即した納骨方法を考える

現在社会に即した納骨方法を考える

お墓への納骨方法や骨壺のサイズは地域性があります。

それに伴い、墓石の構造も地域ごとに異なります。

 

いわゆる、風習というものです。

 

しかし、それらの風習は、その地にお墓が未来永劫あり続けるという前提での考え方が多いようですが、現代社会においては難しい問題となっています。

 

  • 核家族化
  • 少子高齢化
  • 都市集中型社会

 

などの影響もあり、お墓の引っ越し(改葬)も当たり前の時代です。

 

そのような事態に直面した時に、大切なご先祖様のお骨がお墓の中で散乱し、どれが誰のものかわからない状態だとしたら悲しいですよね。

骨壺に名前が書かれ、誰のお骨かがきちんとわかる方が良いと思いませんか?

 

伝統や風習も大切ですが、現代社会に即した納骨法を考えてみる必要がありそうです。

 

3.お墓のカロートの構造と現実

お墓のカロートの構造と現実

「お骨が土に還らないのなら、風習に関係なく骨壺で納骨しよう」と考える人もいるかと思います。

 

しかし、「骨壺のまま納骨すれば安心」とまでは言い切れません。

 

なぜならば、日本全国のほとんどのお墓は、カロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造だからです。

 

関西方面の風習で納骨したのならば、散乱したお骨がプカプカと浮いていることもあります。

骨壺のまま納骨する地域のお墓なら、カロート内に溜った水に骨壺が水没している場合もあるというわけです。

 

お墓の中に水が入ってしまう理由はいくつかあります。

 

  1. 簡単に納骨作業ができる
  2. 石の使用量を少なくする
  3. 運搬上の問題

 

大きくは、この3つですが、いすれもが業者都合の理由です。

お施主様が「水が入っても構わない」と言ったわけではありません。

 

今では、カロート(納骨室)に水が入らない構造のお墓も開発されています。

 

あなたの大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら、あなたは耐えられますか?

 

4.まとめ

「お骨が土に還らないなんて信じられない」という人もいるでしょう。

 

しかし、事実なのです。

それどころか、カロート(納骨室)の中は水びたしになっているかもしれないのです。

 

でも、ほどんどの消費者がその事実を知らないのは、お墓の中をわざわざ開けて見ることなんてしないからです。

 

ここ数十年の間に住宅や家電製品など、あらゆるものが進化してきたのと同じように、お墓に関することも変わって当然なはずです。

 

時代は大きく変わりました。

これから、もっと変わるかもしれません。

 

お墓への納骨方法や墓石の構造も、その時々に応じていろんな対応ができる方法を選んでおくことが大切です。

 

 

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