「神戸型墓石」はお墓の中に水や虫が入ってしまうのをご存じですか?

2020年4月16日(木)から始まった令和2年度神戸市立墓園の「定期募集」も、5月15日(金)をもって受付終了となりました。
区画(墓地)によっては、6月4日(木)の抽選会を待たず、当選確定となった人もいることでしょう。
運よく当選となれば、次はいよいよ墓石選びです。
今やお墓の形も様々です。
その中でも皆様方が見慣れているのが、四角い石を3段ないし4段積み上げた「和型墓石」と呼ばれる形のお墓です。
しかし、この和型墓石も地域によってそれぞれ形が違うのです。
こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」の能島孝志です。
兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を販売する、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。
能島
当社、第一石材がある兵庫県で多く用いられるのは、「神戸型墓石」と呼ばれる和型墓石です。
そして、多くの消費者が石材店に勧められるまま選んでいる、この神戸型墓石はカロート(納骨室)の中に水が入ってしまうのです。
しかし、意外とこの事実を知っている消費者は少ないのです。
大切な家族のお骨を納める場所に水が入るなんて嫌ですよねぇ…
では、いったいなぜこんなことになるのかと、解決方法についてご説明させていただきます。
目次
1.多くの消費者が知らないお墓の中の秘密
ひと口に和型墓石と言っても、地域ごとに形が異なります。
神戸市民を対象に例年募集される神戸市営墓地に建てられる主な和型墓石の形は「神戸型墓石」です。
また、地域ごとに形が異なり、それぞれ「○○型墓石」と呼ばれています。
関西方面で建てられる和型墓石には、「神戸型」「大阪型」「京都型」の3種類の形があります。
上の写真で見ていただくとわかるように、付属品の有無や形が若干違いますが、墓石自体の基本構造は同じです。
近畿二府四県で建てられる和型墓石は、ほぼこの3種類の形から選ばれます。
その中でも、神戸型墓石は需要が多く、大阪型墓石があるにも関わらず大阪府や奈良県、和歌山県などでも数多く建てられています。
そして、これらほとんどの和型墓石に共通して言えるのが、「お骨を納める場所であるカロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造」であるということです。
ひどい場合には、カロート内に水がたまり、お骨がプカプカと浮いていることもあります。
「うちのお墓はそんなことはない!」と言われるかもしれませんが、これは事実なのです。
大手石材店で建てたお墓であろうと、老舗の石材店で建てたお墓であろうと関係ありません。
最高級の庵治石細目のお墓であっても、大島石のお墓であっても、悲しいかな水が入ってしまう構造なのです。
お墓の中に水が入らないのは、全国でもごくわずかの地域の墓石だけです。
2.お墓のカロート(納骨室)の中に水が入る原因
では、なぜお墓の中に水が入ってしまうのでしょうか?
ここで、ちょっと付け加えておきますが、お墓の中に水が入るのは和型墓石だけではありません。
洋型墓石やデザイン墓石も同様です。
外観上の見た目は違っても、内部の構造は同じなので水が入ってしまいます。
お墓の中に水が入る原因としてはいくつかありますが、ここでは2つの主な原因について解説させていただきます。
2-1.四ツ石構造の「芝台」
墓石の最も下の部分の石を「芝台」と言います。
芝台は、和型墓石だけではなく洋型墓石にも用いられます。
また、すべての墓石に芝台が付いているとは限りません。
この芝台は、別名「四ツ石(よついし)」とも呼ばれています。
四ツ石と呼ばれる理由は、読んで字のごとく4つの石を組み合わせているからです。
4つの石を組み合わせている以上、当然ですが接合部分があります。
接合部は目地止めをいたしますが、年月が経つと目地切れにより隙間ができます。
隙間があるということは、その下の納骨室の中に水が入り込みます。
「一枚もの(無垢材)の石でつくればいいのに…」という声が聞こえてきそうですが、わざわざ4つに分割する理由があるのです。
その理由は、
- 石の使用量を少なくするため
- 運搬しやすくするため
この2つです。
四ツ石構造の芝台は、
- 石の使用量を少なくすれば、材料コストが安くつく
- 部材を4つに分けることで軽くなり運搬しやすい
というのが大きな理由です。
これって、消費者にメリットはあるのでしょうか?
仮に、消費者にとってのメリットがあるとするならば、材料コストが安くつく分、安く買えるということくらいかと思います。
2-2.納骨作業が簡単にできる構造
お墓にお骨を納めるには、重い石を動かさないといけないので、通常は石材店が立ち合い納骨作業をいたします。
でも、中には費用的な問題もあり、自分たちで納骨する方もいらっしゃいます。
つまり、比較的簡単に納骨できる構造なのです。
ちなみに、神戸型墓石は上の写真のように墓石の一部を倒し、納骨をいたします。
余談ですが、世界のホームラン王として知られ、現在はソフトバンクホークスの球団会長として活躍されている王貞治さんの奥様は、2001年に57歳の若さで他界されました。
ご遺骨は東京目黒のお寺に建てたお墓に納められましたが、納骨後まもなくの、翌年2002年12月にお墓からご遺骨が骨壺ごと盗まれてしまったのです。
事件から20年ほど経過した今でも犯人は見つかっておらず、ご遺骨は戻ってきておりません。
このように、納骨室を簡単に開けることができるということは、大切な家族のお骨を守ることもできませんし、水も簡単に入ってしまうのです。
では、なぜこれほど簡単に納骨室を開け閉めできる構造になっているのでしょうか?
(1)お墓への納骨は1回限りではない
今の時代のお墓は「○○さん個人のお墓」でなく「△△家のお墓」である以上、そのお墓にお骨を納めるのは1回限りではありません。
将来そのお家に亡くなられた方が出るたびに納骨室を開ける必要があります。
そのため、強力な接着剤を用いて固定することはできないのです。
簡単に開け閉めができる=水が入る
ということです。
(2)納骨作業にかかる時間と費用
納骨作業は基本的に人力で行います。
それも、ほとんどの場合は1人です。
その理由は時間と費用的な面からです。
お寺様やご家族の皆様方が集まる納骨式に、多くの職人がクレーン車などの重機を用いて作業をすることはできません。
そのため、1人で簡単に納骨作業ができる構造にするため、お墓の中に水が入ってしまうのです。
こちらも、
簡単に開け閉めができる=水が入る
ということです。
要するに、複数回の納骨作業が簡単にでき、なおかつ1人でできる構造にするためには、お墓の中に水が入るのはやむを得ないことだったのです。
3.お墓の中に入るのは水だけではない
お墓の中に入るのは水だけではありません。
水が入る隙間があるということは、虫も入るのです。
暗くてジメジメしていて、外敵に襲われることがないカロート(納骨室)の中は、虫たちにとって格好のすみかなのです。
クモやムカデは当たり前のこと、ハチが巣を作ったりもします。
そんな環境の中で、ご先祖様は眠っているのです。
亡くなった方とはいえ、ちょっとかわいそうだと思いませんか?
4.カロート(納骨室)に水が入らないお墓
お墓の中に水や虫が入らないようにするためには、そうならない構造のお墓を選ぶしかありません。
これまでご説明しましたように、神戸型墓石を含め、全国のほとんどの地域の墓石は水が入ります。
近畿地方の和型墓石だけではなく、岡山型も広島型も関東型の墓石も同じです。
そんな悩みを解決したのが、特許・実用新案登録済みの独自構造墓石“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®」です。
「信頼棺®」は、水が入らないだけでなく、水が浸入することはありません。
見た目もこれまでの神戸型墓石とほとんど変わらないのと、神戸型以外の全国のほとんどの墓石の形に対応できます。
また、和型墓石だけではなく、洋型墓石やデザイン墓石にも対応が可能です。
デメリットといえば、四ツ石の芝台を使わないので、従来構造の墓石と比べると少々価格が高くなるのと、これまでのように簡単に納骨ができないということです。
価格が高くなると言っても、そう大きく変わるわけではありません。
納骨作業も、従来の神戸型墓石に比べると少々手間はかかりますが、石材店に頼めば1人で十分作業ができます。
それに加え「信頼棺®」は、お墓の中に水が入らないだけではなく、耐久性も飛躍的にアップしました。
石のランクを一つ下げても、選ぶ価値がある構造かと思います。
5.まとめ
お墓の中に水が入ることは意外と知られていません。
その理由としては、多くの場合、納骨作業を石材店に依頼するので、お墓のカロート(納骨室)の中を見ることがないからです。
仮に水が溜まっていたとしても、事前に石材店が溜まった水を汲み出しておきます。
石材店は事実を知っていますが、あえて言うことはしません。
…というか、これといった解決方法がなかったので言えなかったのです。
当社も以前は仕方なくそうしていました。
でも、ある時、お墓の中の真実を知ってしまったお客様と出会ったことから、水の入らないお墓の開発に成功しました。
そして、今では、ほぼすべての方が“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®」を選んでいただけるまでになりました。
あと一カ月もすれば、梅雨の季節です。
そして、その後は台風シーズン到来でゲリラ豪雨が心配されます。
神戸型墓石をはじめとする、これまでの構造のお墓なら、カロート(納骨室)の中が水浸しということも考えられます。
良い石やしっかりとした施工の墓石を選ぶことも大切ですが、大切な家族のお骨を納める場所であるカロート(納骨室)の環境にも目を向けてみてはいかがでしょう。
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