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低価格だけが目的!?高級国産墓石材なのにかわいそうな大島石

低価格だけが目的!高級国産墓石材なのにかわいそうな大島石
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西日本、特に関西地方で国産墓石と言えば「大島石」。

 

どんな石かよくわかってなくても大島石。

とにかく大島石なのです。

 

こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」資格の能島孝志です。

兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を販売する、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。

能島

たしかに、大島石は関西では絶大な人気を誇る国産の高級墓石材です。

 

遺言で、「わしが死んだら、大島石で墓をつくってくれ」という話も聞いたことがあります。

 

そんな人気の大島石の墓石ですが、近年ちょっと様子が違ってきています。

近年と言っても、1990年代の後半からですから、かなりの年数が経ちますが・・・

 

ほんと、大島石がかわいそうでなりません。

 

でも、いったい何がかわいそうなのでしょう?

もしかしたら、本当にかわいそうなのは消費者かもしれませんよ。

 

1.「大島石」ってどんな石?

「大島石」ってどんな石?

大島石は、四国の愛媛県で産出され、青磁のような上品な青みががった美しい石目が特徴で、「石の貴婦人」と呼ばれる国産銘石です。

関西方面から西日本を中心に人気の高く、国産の高級石材で、香川県産の庵治石と並び「墓石といえば大島石!」と言われるほどの信頼と支持を得てきました。

 

大島石は、「硬い」「風化に強い」「変色しにくい」「水を含みにくい」などの優れた特徴を持ち、何年経ってもその風合いの変化が少ないという石質が好まれ、古くから墓石として使用されてきました。

 

また、墓石以外の歴史的建造物にも数多く使用されています。

 

主なところでは、国会議事堂、赤坂迎賓館、大阪戎橋、愛媛県庁舎などがあります。

 

2.日本の石も中国でつくられる時代

日本の石も中国でつくられる時代

大島石をはじめとする日本の石も、近年では相当な量の原石が中国に送られ日本向けの墓石として大量に加工され逆輸入されています。

 

現在、日本国内に流通している大島石墓石の大半は、こうして中国の石材加工工場でつくられたものなのです。

 

気品のある飽きのこない美しさが特徴の大島石も、自然の産物だけに品質の良いものからそうでないものまであります。

当然、品質の良いものにはいい値がつき、悪いものには日本では買い手がつきません。

 

日本で買い手がつかない大島石の原石はどうするのかというと中国に送られるのです。

 

そのような石であっても、中国の石材加工工場としてもお金を払って買っているのだから、捨てるようなことはいたしません。

 

では、どうするのでしょうか?

 

3.中国加工の大島石墓石の実情

中国加工の大島石墓石の実情

日本で産出される大島石を、中国の石材加工工場での墓石をつくるということは、安いコストでお墓をつくるということが最大の目的です。

 

というか、それ以外の目的はありません

 

日本国内の一流産地加工工場の製品と比べると、

 

  • 磨きの精度が違うので艶持ちが良くない
  • 加工精度が悪い

 

など、墓石としての根本的な出来栄えは大きく違います。

 

また、原石のロスが多く生じ、加工の時間と技術を要する「天目(てんめ)取り」と呼ばれる、石目・色目を合わせてのお墓づくりは基本的にはしておりません。

したがって、中国加工の大島石墓石の場合は、墓石の各部材がパッチワークのように、石目・色目が違って見えるので見た目も良くありません。

 

これは、大島石だけではなく、佐賀県産の天山石にも言えることです。

 

ここまでなら、技術力レベルの差による出来栄えが異なるだけで、特に「ごまかし」の加工をしているわけではありません。

しかし、石は自然のモノだけに、様々な状態のものがあり、中には日本では買い手がつかない赤みががった大島石もあります。

 

その買い手がつかない赤みの強い大島石は中国に送られ、強力な薬品を用いて表面処理を施し、赤みを抜いて大島石墓石として製品化され、大量に日本に送られています。

 

けれども、時間の経過とともに元の原石の赤みを帯びた状態に戻り、結果的には、さび色に変色してしまう墓石も少なくありません。

 

ある字彫り職人の体験談によると、こうして薬品処理を施された大島石は、本来の優れた特徴の一つである「硬さ」が損なわれ、スカスカの状態で、安価な中国材の墓石と変わらない柔らかさとのこと。

 

最近では、もっとひどく、薬品処理をするのにも手間が掛かるので、赤っぽいまま墓石として送られてくるものも少なくありません。

 

青磁のような上品な青みががった美しい石目が売りの大島石なのに、赤い大島石が届くかもしれないのですよ。

 

 

4.消費者は「中国加工」であることを知って買っているのか?

消費者は「中国加工」であることを知って買っているのか?

大島石を含め、日本の石を中国の石材加工工場でつくることを否定しているわけではありません。

 

問題は、消費者がその事実を知っているかどうかです。

 

ただ、現在の日本の法律では、素材である石自体が国産であれば、堂々と「国産墓石」として表示しても問題はないのです。

わざわざ、中国で加工した大島石墓石と言う必要はない、ということです。

 

そうなると、どれだけの石材店が「中国加工」であることを、消費者に告げているかに係ってきます。

 

国内加工と中国加工の違いなど、様々な点を売り手の業者側が消費者にきちんと伝え、それを承知で消費者が購入するぶんには問題はないでしょう。

しかし、あらかじめこのような説明を聞かされてなおかつ、「はい!それでも安いのなら構いません」という消費者がどれだけいるでしょう?

 

法的には問題がないとしても、商売のモラルが問われるところです。

 

5.本当にかわいそうな大島石

本当にかわいそうな大島石

石は大地の自然からの授かりものです。

 

大島石をよく知る石職人が、熟練の匠の技を用いて、自然の石目や色目、風合いをどう上手く生かすかに値打ちがあります。

 

それは宝石も同じで、もしダイヤの指輪が薬品処理によって磨きあげられ、「永遠の輝き!」なんてキャッチフレーズで売られていたら、婚約指輪として、大切な恋人にプレゼントをするでしょうか?

 

いったい何のためにわざわざこんなことまでして、中国で大島石を加工するのでしょうか?

 

 

それは、「大島石」のお墓が売れるからです。

それに、消費者が安い「大島石」のお墓を求めるからです。

そして、売れれば石材商社も石材店も儲かるからです。

 

悲しいことですが、消費者不在の業界と思われても仕方ありません。

 

 

6.まとめ

このように、何も知らない消費者の方々をターゲットに、「大島石墓石が格安○○万円!」てな広告で消費者心理をあおぎ、クスリ漬けの大島石墓石が何事もなかったかのように販売されています。

 

消費者は、れっきとした国産の高級石材「大島石」の墓石として、それなりの(少しは安いかも?)お金を支払い購入しているのが現実です。

 

これは、決して珍しいことではなく、今現在も頻繁に行われているのです。

 

残念ながら、一般の消費者の方がこれを見分けることは不可能です。

 

では、本当に安心できる「大島石」でお墓を建てたい場合はいったいどうすれば良いのでしょうか?

 

それは、最低でも中国加工の大島石には手を出さないことです。

それに加え、「石材店選び」が最も重要です。

 

かわいそうな大島石どころか、あなたがかわいそうな目に合わないようにしてくださいね。

 

 

私ども第一石材では、お墓に関するさまざまな相談にお答えさせていただいております。

相談は「1級お墓ディレクター」の私、能島孝志が対応させていただいております。

もちろん、相談は一切無料です。

 

当社では、

しつこい営業は絶対にいたしません。
売り込み電話は絶対にいたしません。
自宅への押しかけ営業は絶対にいたしません。
…ので、安心してお問い合わせください。

 

 

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