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5.日本と中国の墓石加工方法の大きな違い!

5.日本と中国の墓石加工方法の大きな違い!
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「通称国産墓石」と「純国産墓石」の2種類の国産墓石?

この2種類の名前は、分かりやすくするために私が勝手に付けたものですが、
前者は、日本の石を中国の石材加工工場でつくった墓石、
後者は、日本の石を日本国内の石材加工工場でつくった墓石という意味です。

「通称国産墓石」と「純国産墓石」のどっちが良いのか?

…という問題について考えるにあたり、
先ずは、日本と中国の石材加工工場とでは、
墓石の加工方法が根本的に異なるということです。

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「天目取り」にて小割りにした原石

『天目取り』にてつくられる「純国産墓石」

木に柾目、板目という木目があるように、
大地の自然から採掘される石にも石目があります。

大地の自然から採石される石の多くは、切り出される石の方向によって、
目の細かな面、目の粗い面など石の色目や目合いが異なります。

東日本方面で採掘される石についてはよくわかりませんが、
西日本を代表する高級墓石材の一つである四国・愛媛県産「大島石」は、
“目肌”と呼ばれる面と”しわ肌”と”二番肌”の石目の面があります。

“しわ肌”が最も石目が細かく見た目にも綺麗な面で、
“目肌”は目の粗いあまり美しくない石目の面となります。

これらを墓石として加工・製作する時に、
墓石が完成した時に正面に立って見える前面には、
最も綺麗な面である”しわ肌”の面を使用し、
目の粗い”目肌”をあまり目立たない天場(上面)にします。

これを『天目取り』と言って「大島石」が最も綺麗に見えるつくり方なのです。

「大島石」に限らず、墓石材の最高級ブランドである、
四国・香川県の「庵治石」や、九州の銘石で最近人気の高い、
佐賀県産「天山石」なども同様の方法でつくられているのです。

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屋島より庵治石採石丁場・五剣山を望む

理にかなっている『天目取り』によるお墓づくり

数千年前から1億年以上前に火山活動を中心とした地殻変動が起き、
地中深くでマグマがゆっくり冷えて固まり変成してできた花崗岩が
その後の地殻変動で隆起し、日本列島の基盤になったと言われています。

そうして気の遠くなるような年月を経て石が形成される過程において、
地下水の進入路のとなった、石には「水みち」と呼ばれる水の通り道があります。

雨水はこの「石の水みち」を縦の目に沿って下部へ抜けていきます。
横方向の石目で作った墓石はしみこんだ水が抜けにくく、
冬場の凍結による水の体積膨張の繰り返しにより風化の原因となります。

石工職人はこの縦目の石目を「天目」と呼び、
美しく耐久性に優れた「こだわりのお墓づくり」を続けています。

つまり、見た目の美しさと、耐久性との両方を考え、
理にかなっているのが、『天目取り』にてつくられる墓石なのです。

「通称国産墓石」と「純国産墓石」のどっちが良いのか?

日本の一流と言われる墓石加工工場では、このような工程を経て
一つ一つの墓石が丁寧につくられていくのですが、
中国における「通称国産墓石」の加工工程においては、
日本のように『天目取り』にて墓石をつくることはいたしません。

なぜならば、原石の「歩留まり」の問題です。

日本の石をわざわざ中国に運んでまでお墓をつくるということは、
できる限りコストを下げるということ以外に目的はありません。

つまり、原材料にロスの出る加工方法は販売価格を考えると選択できません。

ただ、日本の石材加工工場のすべてが『天目取り』にて、
墓石の加工・製作を行っているわけではなく、
やはり、コストを下げるために中国の加工方法と同様、
石目・色目を合わせをせずに墓石の加工・製作を行っている工場も多数あります。

日本の石材加工工場にて『天目取り』でつくられた「純国産墓石」は、
石目・色目がそろった美しい仕上がりの墓石となりますが、
中国の石材加工工場でつくられた「通称国産墓石」は、
パッチワークの様に、まるで異なる石でつくったかのような、
石目・色目の違う墓石に仕上がる可能性は否定できません。

これらは「プロが見ないとわからないのでは?」というものだけではなく、
一般の消費者の方が見てもわかる程、ひどい状態の墓石もしばしば見受けられます。

中国の石材加工工場では、これらを少しでも美しく見せるために、
原石の薬品処理・熱処理や、薬品・オイルなどを使用して、
様々なこまかし加工が施された「通称国産墓石」がつくられています。

【注釈】これらごまかしの手法は元々は日本の発注元が中国の石材加工工場に対して
技術指導(はたして、これが技術指導と言えるたぐいのものか?)をして行われてきたもので、
モラル的にはどうかと思いますが、現行の法律では規制できないのが現状です。

これらは、消費者の手元に届いた時には美しく化粧が施されているため、
墓石が新しい内は、なかなか見分けがつきにくいやっかいな代物です。

良いお墓選びは、良い石材店選び

ここまで知っても、あなたは中国の石材加工工場でつくられた
「通称国産墓石」を少しばかり安いという理由だけで買いますか?

本当に品質の良い「純国産墓石」をご希望されるなら、
原石の採石丁場との間に、非常に良好な人間関係ができており、
極めて高いレベルの技術力を有する石工職人をかかえ、
妥協を許さない巧みの技をもって、墓石をつくってくれる石材加工工場と、
直接対話ができる関係を持った石材店を選ばれることがすべてです。

やはり、どんな商売でも最終的には人間関係です。

例えば、あるレストランが貴重なヴィンテージワインを、
たまたま酒屋さんを通して手に入ったとしましょう…。

さて、その店の店主は、この貴重なワインを誰に勧めるでしょうか?

初めて来られた一見のお客様でしょうか?

それとも、いつも贔屓にしていただいている常連のお客様でしょうか?

普通に考えれば、やはり常連様でしょうね!

墓石も同じく、原石の採石場で採れた最も良い石は、
長い年月つき合いのある加工工場に優先的に卸されます。

そして、その加工工場は、最も良い石でつくった墓石を、
どこの石材店に卸すかによって墓石の善し悪しが異なってきます。

そうなってくると、良いお墓づくりを考えられるのならば、
いかに、良い石材店に出会うかが非常に重要な問題となるのです。

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香川県、庵治・牟礼の石材加工工場で作る「角花瓶型花立」

以上のような理由をもって、私ども第一石材では、
中国の石材加工工場でつくられた通称「国産墓石」と称するものは、
たとえ、「花瓶型花立て」等の付属品一つにしても取り扱っておりません。

価格を安く抑えるためだけに、わざわざ中国の石材加工工場でつくるという、
こんな中途半端に「国産墓石」と呼ばれる墓石を選ぶ位なら、
むしろ、中国やインドをはじめとする外国産の良質な石材を、
中国の良い石材加工工場でつくられた墓石を選ばれる方が、
よほど賢明な選択じゃないかと思うのが私の個人的な考えです。

…とは言っても、どんな中国製品でも良いわけではなく、
約1000件近くある中国の石材加工工場の中でも、
技術的に優れ、ごまかしをしない石材加工工場で、
きちんとつくられた墓石であるということが前提ですが。

では、中国の中でも「良い工場」と「悪い工場」では、
どのように、どの程度、出来上がってくる墓石に差が出るのでしょうか?

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