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6.中国産墓石の流通経路?

6.中国産墓石の流通経路?
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石材加工工場外観

中国・福建省の石材加工工場外観。

中国の「良い工場」「悪い工場」を消費者が選べるのが?

前項の最後に、数多くある中国の石材加工工場にも
「良い工場」と「悪い工場」がある、というお話をいたしました。

それでは、消費者の皆様が中国産のお墓を購入するとした場合に、
「良い工場」を指定して、墓石をつくってもらうことができるのでしょうか?

結論から言うと、極めて難しいと言えるでしょう!

「えっ、どうして?」

「消費者が直接、中国の石材加工工場を指定できないのはわかるけど、
購入する石材店ならどこの工場に依頼するかは決められるんじゃないの?」

…というような声が消費者から聞こえてきそうですが、
実際には、石材店でもなかなか中国の工場を選ぶことはできません。

何故かと言うと、お客様から中国産のお墓の注文を受けた石材店は、
直接、中国の石材加工工場に加工・製作依頼をしているわけではないからです。

では、どうしているのかといえば、墓石・石材製品を専門に、
加工・製作から輸入までを取り扱っている、「石材商社」と呼ばれる会社に、
お客様からご注文を頂いた、お墓の加工・製作を発注するのが通常です。

そこから先は、その石材商社の発注担当者や経営者が、
中国にいくつも取引のある石材加工工場の中から、
どの工場に、そのお客様の墓石の加工・製作を発注するのかは、
お客様本人はもちろんのこと、石材店すら知る由もありません。

世界最大の石材マーケット、中国・福建省

それらの石材加工工場は中国のどのあたりにあるのかというと、
中国の南東部、福建省沿岸部の泉州、崇武という地域に集まっています。

地理的には、ちょうど台湾から海を挟んで西側に位置します。

福建省地図

台湾の西側に位置する中国・福建省。

この地域は、世界最大の石材マーケットとして、
日本をはじめ、欧米向けの墓石等の石材製品はもちろんのこと、
建築材を専門とする工場や、彫刻品をつくる工場など、
ありとあらゆる石材加工工場が以前には3,000件以上もありました。

だが、リーマンショックの後、欧米や日本の景気低迷を受け、その数は減り続け、
今では当時の三分の一以下の1,000件にも満たない数に減ったのではないでしょうか?

また、一部の石種に限っては、中国東北部の遼寧省・大連にも
石材加工工場があり、日本向けに墓石の加工・製作が行われています。

これらの工場でつくられる墓石等は、天然の素材を材料としているため、
ライン化された工業製品のように、二つとして同じモノはできません。

そして、どの業界も同じですが、これら数多くの石材加工工場の中には、
当然のごとく、「良い工場」と「悪い工場」が存在します。

出来上がってくる製品の品質は良いが、値段も高い工場から、
値段は安いが品質も悪い工場、また、品質も値段もそこそこの工場など様々です。

女性の石職人

手加工による「小タタキ」仕上げをする女性の石職人。

工場によって製品精度の差が大きい中国産墓石

ましてや、近年のように長い景気低迷の影響で、デフレ社会が続くと、
お墓も例外ではなく、より安いものを希望される消費者も多くなります。

そこで、販売する側の石材店としても、同じ石種で同じサイズの墓石なら
他店より少しでも安く消費者に販売することができれば競争力につながります。

しかし、石材店もそれ相応の利益を確保する必要があります。

デフレ社会において、安価な墓石の需要が多くなってくると、
石材店や仏壇店等の墓石販売店に、製品を供給している石材商社としても、
墓石販売店の要望に応えられるような提案をする必要に迫られます。

もちろん、墓石販売店も石材商社に、かなりきつい要求を出しているのですが…。

石材加工工場内部

中国・福建省の石材加工工場内部。

相談を受けた石材商社としても、赤字を出してまでの商売はできません。

とは言っても、大切な得意先である石材店等からの依頼ごとなので、
むげに断るわけにはいきませんし、石材商社間での競合という問題もあります。

そこで、中国国内に数多くある石材加工工場の中から、
墓石販売店の利益につながりそうな魅力的な価格で、
墓石を加工・製作してくれる工場を見つけないといけません。

なおかつ、石材商社が取引のある各石材店等に製品を卸すためには、
ある程度の量産体制が整った工場というのも条件となってきます。

しかし、何はともあれ、「価格ありき」が最優先になると、
同じ石種の石材でも品質が悪かったり、等級が下がったり、
また、加工レベルが極めて低かったりする危険性が高くなります。

石材商社を通さずに、中国産墓石を直接仕入れている石材店

このように、石材店がお客様から注文を頂いたお墓が、
中国のどこの工場で、どの程度の技術力の石工職人が手掛けるのかは、
石材店ですら全くわからないまま、完成した墓石が届けられるのです。

まるで、写真も釣書もない「お見合い」みたいなものです。

これって、かなり不安ですよね!

しかし、現在日本国内のおそらく99%の石材店や仏壇店等の墓石販売店は、
このように、石材商社を通じて中国産墓石を仕入れているのが現状です。

検品をする能島孝志

中国の石材加工工場で検品をする私、能島孝志。

それが、不安ならば弊社のように、直接中国に出向き、
自社提携工場での原石のチェックや、加工に関する要望を相手に伝え、
石材商社を通さずに、お客様からの注文の墓石を完全自社設計でつくり、
自分自身で検品し、輸入している石材店を探して墓石建立を依頼すれば、
注文されたお墓が、中国のどこの工場でつられているかは必ずわかります。

もしくは、全体に占める割合は少ないかと思いますが、
「安かろう悪かろう」の中国製品は一切取り扱わず、
価格は割高だが、中国国内でも技術力の高い石材加工工場で作られた製品のみを、
石材店をはじめとする墓石販売店に供給している石材問屋から、
墓石などの石材製品を仕入れている石材店に頼むのも一つの方法です。

当然、お墓の値段は少しばかりは高くなるかもしれませんが、
値段の差以上に安心できるお墓づくりに繋がるでしょう!

いずれにしても、消費者の方々が原石の善し悪しや、
加工精度の善し悪しを、お墓の購入時に判断するには極めて難しく、
建てた後でしか、満足できるかどうかの結果がわからないのが実情です。

【注】掲載の中国石材加工工場の写真と本文の内容とは無関係です。

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