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開眼法要・納骨式の宗教や風習に熟知しているのも石材店の大切な要素

開眼法要・納骨式の宗教や風習に熟知しているのも石材店の大切な要素
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こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。

(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。

能島

お墓を建てるということは、単に墓石を建立することだけにとどまらず、開眼法要、建碑式、納骨式等の、セレモニーとしての意味合いもあります。

 

そうなってくると・・・

 

  • 石をよく知っている
  • 設計ができる
  • 職人経験者
  • デザインセンスあり

 

など、お墓に関するハード面のスキルしか持っていない石材店ならば完璧とは言えないでしょう。

 

最近では、無宗教の人もかなり多くはなっていますが、まだ、大半の方は何らかの宗教に属しているはずなのですから・・・

 

1.宗教や風習ごとに異なるお墓の儀式

宗教や風習ごとに異なるお墓の儀式

お墓に関する儀式の執り行い方は、宗教ごとに違ってきます。

 

また、同じ仏教であっても、宗旨・宗派が異なれば、お経も作法も異なりますし、神道系にも神社神道をはじめ、数多くの教団があります。

キリスト教にしても、カトリックとプロテスタントでは異なります。

 

宗教が異なれば、お墓に魂を入れる開眼法要等の儀式の際に準備する、供花や供物、備品に至るまでのすべてが異なってくるのです。

 

それに加えて、亡き人の祭祀に関わる風習やしきたりは、同じ日本の中といえども、地域によって様々です。

それは、長い歴史の中で、土着の風習として根付いてきたものだからです。

 

そうなると、墓石販売に係わる石材店は、単に墓石というモノとしての知識だけにとどまらず、宗教や風習、しきたりに関する事柄についても、消費者にきちんと伝えることができるスキルが求められます。

 

2.お墓に関する幅広い知識と教養も重要

お墓に関する幅広い知識と教養も重要

お墓開きは、ほとんどの方が一生に一回限りの大切な行事です。

 

親族をはじめ多くの親戚縁者が出席される中・・・

 

  • こうしてもらっていたら…
  • ああしてもらっていたら…
  • どうしてこんな風になったのだろう…

 

なんて、後悔をしても後の祭りです。

 

一般の方々が知らない祀りごとに関する知識を、「お墓のプロ」である石材店が知っていてこそ、本当の意味での「良いお墓づくり」ができるのです。

 

そこで、目安の一つになるのが、「お墓ディレクター」資格です。

 

「お墓ディレクター」とは、日本最大の石材関連業界団体である、一般社団法人日本石材産業協会が主催する資格です。

 

  • お墓の種類や形状
  • 歴史や文化
  • 石材の種類や加工法
  • 墓地・埋葬に関する法律
  • 供養に関する知識

 

など、お墓に関する幅広い分野での検定試験に合格することで、「お墓ディレクター1級」「お墓ディレクター2級」を取得することができます。

 

3.時代とともに変わる風習やしきたり

時代とともに変わる風習やしきたり

風習やしきたりは、古くからその土地に伝えられてきたもので、その土地独自のルールでもあります。

 

これらは、その土地の地理的条件や歴史的条件、また、その他さまざまの条件により形成されてきたものだけに、時代の流れとともに変化していくものもあります。

 

  • お墓の開眼法要の場で回忌法要を行う
  • 僧侶を交えての会食をせず「御膳料」を渡す

 

など、忙しい現代社会ならではの風習の変化も、今ではごく当たり前に行われるようになりました。

 

お墓への納骨方法においてもしかりです。

 

関西地方の納骨方法は、他の地域と少し異なり、骨壺のまま納骨をしないという風習があります。

お骨をそのまま直にお墓のカロート(納骨室)の中に撒くか、もしくは、綿の布で作った袋に移し替えて納めるのです。

 

「お骨を土に還す」という考え方なのです。

 

しかし、近年になり、そう簡単にお骨は土に還らないことがわかりました。

 

また、未来永劫に渡り、その場所にあり続けることを前提として建てるものであったお墓が、今の時代、そうも言えなくなっています。

少子高齢化や核家族化社会の影響もあり、将来的に他の場所にお骨を移すことになる可能性も否めません。

 

そのときのことを考えると、これまでの風習も大切かもしれませんが、どれが誰のお骨かが、きちんとわかる方法で納骨しておくという考え方もできます。

 

古くからの風習やしきたりも、もちろん大切なことですが、時代の流れに即した方法をお施主様に提案するのも、石材店の重要な役目かと思います。

 

4.まとめ

お墓は単なるモノではありません。

モニュメントでもありません。

 

大切な人のお骨を納め、お祀りする礼拝物なのです。

 

それゆえ、お墓のハード面に関する知識だけではなく、宗教や風習、しきたりについての知識も幅広く問われます。

 

良い石や確かな施工も、もちろん重要です。

しかし、「お墓」であって「墓石」ではないということです。

 

それには、開眼法要や建碑式、納骨式等における大切な事柄について、適切なアドバイスをしてくれる石材店を選ぶことが不可欠になってくるのです。

 

 

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