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石材店が自社施工で工事をした墓石なら安心できるいいお墓なのか?

石材店が自社施工した墓石なら安心できるいいお墓なのか?
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お墓を選ぶ際のポイントとしては、石はもちろんのことですが、墓地での施工も気になりますよね。

 

特に近年では、日本中のあちらこちらで大きな地震が頻繁に起こっておりますので、施工に関心がいくのは当然のことかと思います。

 

こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」資格の能島孝志です。

兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を販売する、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。

能島

石材店のチラシやホームページなどにも、「自社施工だから安心!」と書かれてあると、ついつい安心してしまいます。

 

でも、本当に自社施工で建てた墓石なら、安心できるのでしょうか?

 

お墓は買い替えのいく商品でないだけに心配なはずです。

 

そこで、今回の記事は、お墓に使う石ではなくて、墓地での施工にスポットを当てて解説していきたいと思います。

 

1.必要以上に「自社加工」「自社施工」を強調する業界

必要以上に「自社加工」「自社施工」を強調する業界

家やビルの建築から橋やダムなどの大規模工事の場合まで、建設業界では、「設計:〇〇設計事務所」「施工:△△建設」など、設計を請け負った会社、施工を請け負った会社の名前が、工事現場の看板に書かれているのを見られたことがあると思います。

 

また、このように表に名前が出ている元請け会社以外にも、私自身「下請け」という言葉は好きではありませんが、下請けや外注先のように表に名前が出ない会社もあります。

これは、何も建設業界だけに限ったことではなく、自動車業界や家電業界など世の中に流通していている、ありとあらゆる製品の多くはこのようにしてつくられています。

 

お墓づくりも、原石の採石に始まり、石の加工、文字彫り、そして、墓地での施工という流れでお墓ができ上がっていきます。

 

墓石の加工では、やたら「自社加工」が強調されているように、施工の分野でも同じく「自社施工」という言葉が数多く出てきます。

 

  • 「自社加工」とは、石材店自らが石を加工して墓石をつくる
  • 「自社施工」とは、石材店自らが墓地で施工してお墓を建てる

 

前述の建設業界や自動車業界、家電業界などで例えると、下請けや外注業者を一切使わず、すべてを自社で行うということです。

 

これらを「うたい文句」にしている石材店のホームページには、まるで決まり文句の様に「自社施工だから安心!」とか、「下請けに丸投げはしておりません」などと書かれています。

 

これだけ、「自社○○」「自社△△」を強調するのは、私が知る限り、おそらく石材業界だけではないでしょうか。

 

2.「自社施工」の墓石なら安心なのか?

「自社施工」の墓石なら安心なのか?

さて、本題です!

 

「自社施工」なら安心???

 

いったい何が安心なのでしょうか?

 

お墓を注文した石材店が、自社で施工をすればいいお墓で、下請けに外注すればお墓の施工は悪いという事でしょうか?

 

自社施工なら

外注施工なら×

 

現代社会においては、すべてを自社で囲い込むのではなく、各分野で得意な技術を持つ会社を取り入れているにも関わらず、墓石業界に限っては「自社施工」なら良しというのは、ちょっとおかしくないですか?

 

これって、自社施工を行っている石材店には腕の良い職人がいて、他の石材店から仕事を受ける、
施工を専門とする業者には、腕の良い職人がいないってことになりますよね。

 

  • カウンターで親方自らが握る板前寿司ならすべて美味しいのか?
  • 自家製麺のラーメンならすべて美味しいのか?

 

それなら、母親がつくる”おふくろの味”の料理も、自分の家でつくるわけだから「自社施工」のようなものなので、他人の誰もが食べても美味しいってことになりませんか?

 

決してそんなことはないでしょう。

 

親方自身が握ろうが、ネタとシャリが悪ければ寿司はまずいだろうし、自家製麵のラーメンであっても、スープがまずけりゃ、決して美味しいとは言えません。

 

おふくろの味は、それをずっと食べてきた家族の味であって、他人が食べても必ずしも美味しいものとは言えないはずです。

 

お墓の施工も同じく、「自社施工=安心」ではないのです。

 

3.「自社施工」うんぬんより大切なこととは?

「自社施工」うんぬんより大切なこととは?

問題は、「自社施工」「外注施工」ということではなく、お墓の注文を受けた石材店が、墓石の加工・施工に対して、どのような基準点を設けてお墓づくりをしているかによるのです。

 

例えば、墓地の基礎工事を例にあげましても様々です。

 

基礎工事を全く行わない業者。

ごくわずか(数センチ)地面を掘り、ワイヤーメッシュとモルタルのみで仕上げる業者。

ある程度の深さ(地域により異なる)まで地面を掘り下げ、砕石を入れワイヤーメッシュとモルタルで基礎工事を行う業者。

ある程度の深さ(地域により異なる)まで地面を掘り下げ、型枠を組み、割り栗石を入れ砕石を敷き詰め、十分に転圧をし、D10以上の鉄筋配筋の上、生コンを使用した基礎工事を行う業者。

 

基礎工事とひと口に言っても、大まかにこの様に分かれます。

 

これでも、すべての基礎工事の仕様ではなく、あくまでも一例なのです。

 

寒冷地仕様の場合は基礎の厚みが違ってきますし、軟弱地盤の場合には地盤改良工事が必要となります。

 

ただ言えることは、自社施工だから盤石な基礎工事を行い、外注だから適当な基礎工事しかしないなんてことはありません。

逆に、自社施工であっても、基礎工事も行わない業者もあります。

 

また、基礎工事の他にも、地震対策や水対策など、様々な施工仕様があります。

 

要は、お施主様から注文を受けた石材店が、墓地での施工に、どれだけの手間と時間と費用を掛けようと考えているかです。

 

お墓の施工は、建築物のように工事の規模が大きくないので、外注のような分業は必要ないという考えもあるでしょうが、建築レベルの施工を望むお施主様もたくさんいるのです。

 

ちなみに、私どもの会社は自社施工ではありませんし、自社施工自体を否定しているわけではありません。

 

ただ、「自社加工だから安心」「外注=丸投げ」という考え方は、今の時代には極めてナンセンスというしか他ありません。

 

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

この記事を読まれてもやっぱり、自社施工の方が安心だと思われましたか?

 

負け惜しみじゃありませんが、私どもの会社は「建設業許可」を取得しているにもかかわらず、自社施工ではありません。

 

すべてを協力会社(※外注先)3社様に施工をお願いしておりますが、決して丸投げではなく、当社のスタッフも現場に常駐しております。(※当社では「下請け」という言葉は使いません)

また、協力会社様には、基礎工事の仕様から養生期間の指示、その後の工事工程に至るまで細かく指示をさせていただいております。

 

「第一石材の仕事は大変!」と言われてもおかしくないくらい、重箱の隅をつつくような事細かな要求をしているにも関わらず、いずれの協力会社様も本当に丁寧な施工をしてくださいます。

 

それでも、現在の工法が完成形だとは思っていません。

 

もっと、より強固で耐久性に優れた工法を模索しながら、常に消費者の方々に安心していただける施工を目指しております。

 

これからお墓の建立を考えておられる消費者の方々には、「自社施工なら安心!」などの言葉に惑わされることなく、その石材店が、どの様な仕様の施工を実践しているのかを、しっかりと確かめることが、いいお墓づくりに近づく秘訣です。

 

お墓の施工には「建築基準法」のような規定法律がありません。

 

自社施工であれ外注であれ、すべては石材店のモラル次第なのです。

 

私ども第一石材では、お墓に関するさまざまな疑問にお答えさせていただいております。

相談は「1級お墓ディレクター」の私、能島孝志が対応させていただいております。

もちろん、相談は一切無料です。

 

当社では、

しつこい営業は絶対にいたしません。
売り込み電話は絶対にいたしません。
自宅への押しかけ営業は絶対にいたしません。
…ので、安心してお問い合わせください。

 

 

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