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石材店選びの決め手は「国内加工の天山石」+「納骨室に水が入らないお墓」【お客様の声/兵庫県西宮市:YS様】

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石材店選びの決め手は「国内加工の天山石」+「納骨室に水が入らないお墓」
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こんにちは。

NHKテレビやテレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」で紹介された、兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。

(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。

のじま

一般消費者にとって、お墓(墓石)選びは極めて難しい問題かと思います。

 

お墓は人生はじめての買い物だけに、何を基準に選べばいいのか、さっぱりわからないはず。

かと言って、いきなり「石材店にすべてお任せ」はちょっと不安ですよね。

なにしろ、決して安くなく買い替えのきかない大きな買い物ですから・・・

 

それゆえ、悩みに悩んでしまうのは仕方のないことなのです。

今回ご紹介させていただくYS様もそうでした。

 

YS様は、亡きお父様のためのご実家のお墓を建てるにあたり、石のことや墓石の構造、墓地での施工、石材店選びなど、数多くの悩みを抱えておられました。

 

最終的には当社第一石材をお選びいただき、うれしい「お客様の声」と「アンケート」を頂戴いたしました。

 

そこで、今回の記事はご本人様の許可を得て、イニシャル表記にて原文のままご紹介させていただきます。

お墓を建てる石材店選びで悩んでいる方には必見の内容です。

 

1.YS様からいただいた「お客様の声」

お墓建立「お客様の声」

YS様から、大変うれしい「お客様の声」(口コミ)を頂戴しました。

以下、直筆のお手紙をテキストに書き起こしてご紹介させていただきます。

 

父が亡くなってから12年の月日が経ち、やっと墓地の抽選に当選することができ喜んでいましたが、石材店選び、石選び、カトリックに合うデザインなど、わからないことばかりでした。

何社か石材店に伺う中、初めに伺った石材店で天山石が人気ですと勧められたので、天山石でカトリックのデザイン案をつくっていただきましたが、どこの石材店も気に入るデザインはありませんでした。

インターネットで検索し、天山石は硬く、水を吸わない、変色しない、とても良い石ではありましたが、国産墓石であっても中国加工であることがとても不安でした。

そんな時に、第一石材さんのホームページに辿り着き、納骨室に水が入り、お骨が水浸しになることを知り、大変驚き、私は大切な父の遺骨が水浸しになることに耐えられないという思いから第一石材さんへ伺うことにしました。

能島社長のお墓への熱い想いや、こだわりや、業界のことなど、いろいろと教えていただきました。

墓所での基礎工事と耐震施工、“震度7”にも耐えらえる「安震はかもり®」、エフロ防止工事、結露からお骨を守る天然ゼオライト、国産墓石は国内加工で、外国産の石は能島社長が自ら吟味し、優れた技術者による加工、そして納骨室に水の入らない構造の「信頼棺®」。

これ以上の安心できる建立はないと思い、信頼できる第一石材さんに決めました。

完成したお墓を見たときは想像以上に素敵なお墓で、天山石も綺麗な石目でとても感動しました。

天国の父もきっと喜んでいることと思います。

何度もメールでの質問にも対応してくださり感謝しております。

能島社長をはじめ、新様、従業員の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

 

2.YS様からいただいた「お客様アンケート」

お墓建立アンケート・レヴュー

「お客様の声」とは別に「アンケート」も頂戴いたしましたので、こちらも原文のままテキストに書き起こしご紹介させていただきます。

 

Q1.お墓を購入される前に、どのようなことでお悩みでしたか?

YSさま:墓地の抽選になかなか当選できなかったこと。

石材店選び、石選び、カトリックの墓石のデザインなど、わからないことばかりで悩みました。

 

当社は、大阪府、兵庫県、和歌山県におけるカトリック教会の活動を管轄している「カトリック大阪大司教区」様の指定店となっておりますので、阪神間のカトリック信徒様に数多くのお墓を提供させていただいております。

のじま

Q2.「第一石材」を何で知りましたか?

YSさま:インターネットで墓石のことや天山石のことを検索していて第一石材さんのホームページに辿り着きました。

 

Q3.「第一石材」を知ってすぐに当社での購入を決意されましたか?されなかった方は、どのような不安がありましたか?

YSさま:能島社長のお墓への熱い想いやこだわりや、業界のお話など、いろいろと教えていただき、ほぼ気持ちは決まっていましたが、価格と天山石か黒龍石で悩んでいたので、すぐには決断しませんでした。

 

Q4.他にも数多くの石材店があるにもかかわらず、何が決め手となって「第一石材」を選ばれたのですか?

YSさま:国産墓石は国内加工であること、耐震施工、“震度7”にも耐えられる「安震はかもり®」、エフロ防止工事など、安心な施工であることと、一番は納骨室に水の入らない構造の「信頼棺®」が決め手になりました。

 

Q5.「第一石材」でお墓を購入されていかがでしたか?

YSさま:完成したお墓を見たときには想像以上に素敵なお墓で、とても 感動しました。

第一石材さんに建立していただいて本当に良かったと思いました。

 

3.YS様の「お墓の悩み」徹底解説

YS様の「お墓の悩み」徹底解説

亡きお父様のお墓建立にあたり、実家のお母様とお兄様に代わり、YS様が主となり石材店との折衝にあたっておられました。

その中で湧き上がってきたのが、前述の「お客様の声」や「アンケート」にも書かれている、お墓づくりへのさまざまな悩みと疑問です。

 

これらは、YS様だけではなく、これからお墓を建てようと考えておられる方にとっても重要なことですので、ここで徹底解説させていただきます。

 

3-1.最高品質墓石材「天山石」について

日本で産出される石には数多くの種類があります。

 

以前に、「ある石材店から日本ではもう石は採れない」と言われた、という話をお客様から耳にしましたが、決してそんなことはありません。

今も、全国のさまざまな地域で墓石用の石が採掘されています。

 

そんな数ある国産石材の中で、YS様のお目に留まったのが佐賀県産の「天山石」。

 

たしかに、天山石は素晴らしい石であることに間違いありません。

 

  • 硬い
  • 水を吸いにくい
  • 変色しない

 

と、墓石材として必要な、すべての条件を兼ね備えています。

 

お墓は、長い年月にわたり風雨にさらされる状況下に建ち続けるだけに、耐久性に優れた石を選ぶのがベストですね。

そう考えると、天山石は「理想の墓石材」と言っても過言ではありません。

 

ここまでの話を聞くと、「天山石さえ選んでおけば間違いなし」のように思ってしまいそうですが、実はそうではないのです。

 

天山石といえども、大地の自然から採れる天然素材です。

見た目に美しい石もあれば、そうでない石もあります。

 

また、素材の良し悪し以上に注意が必要なのが墓石への「加工」です。

 

天山石は、墓石に使われる石の中でも取り扱いが難しい石の部類に入ります。

 

つまり、つくるのが難しいということです。

 

難しい理由の一つが、石を切る方向によって石目が異なるという点です。

それゆえ、きちんと石目を揃えてつくる「天目(てんめ)取り」という手法で墓石に加工しなければ、パッチワークのように見えてしまいます。

けれども、「天目取り」は歩留まりが悪く手間もかかるため、日本国内の石材加工工場であっても、この手法で天山石の墓石をつくってくれるところはそう多くはありません。

 

もちろん、中国の石材加工工場ではあり得ません。

 

しかし、そんな加工が難しいはずの天山石の大半は中国に輸出され、中国の石材加工工場によって完全に製品化された墓石が再び日本に輸入されているのです。

 

いくら天山石が優れた品質だからといっても、安い買い物ではないだけに、やはり見た目も気になりますよね!

 

その他にも、天山石を選ぶ際に気をつけておくべきことがたくさんあります。

 

それだけに、天山石でお墓建立を考えている方は、天山石に精通した石材店を選ぶことが重要なのです。

 

 

3-2.お墓の基礎工事

近年でこそ、日本のあちこちで大きな地震が多発しているため、お墓の基礎工事にも関心が寄せられるようになりました。

 

そうは言っても、私たち墓石業界には住宅などと違って「建築基準法」のような法律がありません。

 

つまり、どの程度の基礎工事をするかは、石材店の考え方次第というわけです。

 

建築レベルの基礎工事をしている石材店もあれば、気休め程度の基礎工事で済ませている石材店もありますし、なかには「基礎工事なし」が標準施工となっている地域もあるほどです。

 

大きな地震が発生したときに、テレビのニュースなどでお墓が倒壊した映像が流し出されるのをご覧になったことがある方も多いと思います。

 

それらの多くは、万全な基礎工事がなされていないお墓です。

 

お墓に使用する石は非常に硬いのですが、木や竹のように弾力性がないので衝撃には強くありません。

地震でお墓が倒れると、「必ず」と言っていいくらい欠けたり割れたりします。

ガラスや陶器と同じく、一度割れたものは元には戻りません。

 

それだけに、お墓も住宅と同じく頑強な基礎工事が不可欠なのです。

 

基礎工事は、お墓が建った後に追加でできる工事ではありませんので、お墓を建てる石材店選びが極めて重要となります。

 

 

3-3.お墓の「エフロ」防止対策

「エフロ」って、なんか聞き慣れない言葉が出てきました・・・

ほとんどの方が、あまり耳にしたことがない言葉かと思いますが、一度は見たことがあるかもしれません。

 

石材に発生したエフロ(白華現象)

石材に発生したエフロ(白華現象)

こちらが「エフロ」が発生した石材です。

見るからにひどい状態ですね。

 

エフロは「白華現象」とも呼ばれ、正式名称は「エフロレッセンス」と言います。

 

これは、石材の継ぎ目から雨水などが基礎コンクリート内に侵入し、モルタル(砂とセメントを混ぜ合わせたもの)の中に含まれる水酸化カルシウムと混ざり、石の表面ににじみ出て、空気中の炭酸ガスと反応して白く盛り上がったように固まる現象です。

 

エフロはお墓だけではなく、住宅などの建築物の石張り部分などでもよく見られます。

ひどい場合は、鍾乳石のように成長することもあります。

 

水で洗っただけではきれいになりませんし、こすり取ったとしても再び出てくる厄介なものなのです。

 

お墓のエフロ防止基礎工事は、こんなふうにならないための予防策なのですが、石を張るときにこの工法を用いている石材店はほとんどありません。

 

以下の記事に、エフロ防止基礎工事の詳細を記しておりますので、あわせてご覧ください。

 

 

3-4.お墓の地震対策『安震はかもり®』

お墓の基礎工事とあわせて地震対策が騒がれるようになったのは、1995年(平成7年)に発生した「阪神・淡路大震災」がきっかけです。

 

ちょうど私が、神戸市内の石材店に勤務している時代に、この大地震が起こったのです。

数え切れないほどの数の、無残に倒れたお墓を目の当たりにしました。

 

その後の実験の結果、当時のモルタルだけで施工されたお墓だと“震度5弱”程度の揺れで倒壊すると言われています。

 

私が、これまでの長い年月にわたる慣習にとらわれず、耐久性にも機能性にも優れた新しいカタチのお墓づくりを目指そうと決意し、第一石材を独立開業したのも、この年1995年の4月です。

 

しかし、「阪神・淡路大震災」後のお墓の地震対策といえば、石と石の間に金属の心棒を入れただけのものが大半でした。

いわゆる、「耐震」という考え方です。

けれども、この工法はあまり効果がなく、その後に発生した大きな地震でも数多くのお墓が倒壊しています。

 

そんな中で、当社が採用したのが、愛知県のメーカーが開発した墓石用免震ゲル『安震はかもり®』です。

 

『安震はかもり®』は、国土交通省所管の独立行政法人である、UR都市再生機構において「阪神・淡路大震災」クラスの“震度7”での倒壊試験にクリアした、優れた性能で墓石の倒壊を防ぎます。

 

墓石用免震ゲル「安震はかもり」

墓石用免震ゲル「安震はかもり」

『安震はかもり®』は、金属の心棒で石と石を結合する「耐震」とは違い、独自構造のゲルを墓石に装着し、地震の揺れを吸収して逃がす「免震」という考え方のもとに開発されたお墓の地震対策です。

 

その技術力の証明として、「日本特許:第4238277号」「イギリス特許:GB2439855号」「アメリカ特許:US8182910号」「中国特許:ZL200580048656.X号」と、日本のみならず、数多くの特許を取得しています。

そして、2009年(平成21年)7月に、経済産業省「地域産業資源活用事業計画」の認定事業に指定され、神戸市内では現在私ども第一石材だけの技術です。

 

いつどこで大きな地震が起こっても不思議ではない地震大国日本においては、墓石の地震対策は不可欠と言えます。

 

3-5.“納骨室に水が入らないお墓”『信頼棺®』

ほとんどの方は、お墓の中に水が入るなんて思ってもいないはず。

 

しかし、悲しいかな、全国のほとんどの地域のお墓は、カロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造なのです。

ひどい場合には、カロートの中に水がたまり、お骨がプカプカと浮いていることもめずらしくありません。

 

「うちはきちんとした石材店で建ててもらったからそんなことはない!」と言われるかもしれませんが、

 

  • 大手石材店であろうと…
  • 老舗石材店であろうと…

 

関係ありません。

従来構造のお墓は、構造上カロートの中に水が入ってしまうのです。

 

YS様も「お客様の声」に書かれていましたが、大切な人のお骨が水びたしになるなんて、耐えられることではありません。

 

そんな、100年以上にわたり解決できなかった、お墓の中に水が入る問題を当社第一石材が解決いたしました。

 

それが、特許・実用新案登録の独自構造墓石“納骨室に水が入らないお墓”『信頼棺®です。

 

当社がご提供するお墓は、すべて『信頼棺®』構造で設計し、なおかつ、カロート内の湿度調整剤として天然ゼオライトを敷き詰めさせていただきます。

 

ゼオライトは粘土鉱物の一種として1756年に発見された、ミクロ多孔性の結晶性アルミノケイ酸です。

 

空気中の湿度が高いときには湿気を吸い、乾燥したときには湿気を放出するという調湿機能(呼吸性)を持ち合わせています。

そして、ゼオライトは銀を含んでいるため高い抗菌性に優れており、人体にも無害ですので、大切なお骨を守るカロート(納骨室)に使用するには最適の自然素材と言えるでしょう。

 

最後にもう一度言います。

 

大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら、あなたは耐えられますか?

 

4.YS様のご実家の墓碑を徹底解説

YS様の天山石墓碑を徹底解説

それでは、最後にYS様のご実家の墓碑をご紹介させていただきます。

これを読んでいただければ、いかに安易なお墓選びが危険かをご理解いただけるかと思います。

 

4-1.「天山石」もさまざま

先ずは、YS様こだわりの「天山石」でつくった墓石本体です。

 

国内加工の天山石デザイン墓石

国内加工の天山石でつくったオリジナルデザイン墓石

国産石材の中でも屈指の銘石である「天山石」は、佐賀県唐津市の福岡県境に近い七山山系で産出されます。

そして、本来「天山石」と称するのは、天山石材株式会社さんと有限会社田中直実石材さんの2つの採石業者の丁場から採石されるものだけです。

 

しかし、近年「天山石」の人気が高まるにつれて、近隣で産出される天山石によく似た「七山みかげ」や「富士みかげ」「椿石」なども、「天山石」として堂々と販売されているのです。

 

「どうして、わざわざそんなことをするのか?」と、疑問に思われた方もいることでしょう。

 

その目的は、「天山石の方が有名だから売りやすい」からです。

しかも、天山石より価格も安い。

 

でも、「よく似ている」といっても、プロが見ればまったく違う石です。

 

そういった事情も気にされていたYS様に、当社がご提供させていただいたのが、田中直実石材さんの天山石です。

それを、天山石に精通した、日本三大石材加工地の一つである香川県高松市「庵治・牟礼」の一流石材加工工場が厳選して選んだ石を、石目をそろえてつくる「天目取り」にて墓石に仕上げました。

 

この「厳選して選んだ石」というところが大事なのです。

 

天山石の特徴は耐久性に優れているだけではありません。

少し紫がかった深い青みのある美しい色目も、天山石の特徴の一つです。

 

けれども、天山石といえども、大地の自然から生まれた天然素材です。

すべての天山石が深い青みのきれいな石ばかりではありません。

 

とはいっても、採石業者も商売です。

 

黒タマ(アザのようなもの)やキズなど、墓石に使えないような状態でなければ石を取り替えてくれません。

採石業者の立場としては、よほどひどい色目や石目の違いでない限り「許容範囲」としてご理解くださいということです。

 

これで、厳選して石を選んで加工するということが、いかに大事かということをご理解いただけたかと思います。

 

本当にきれいな天山石の墓石をお望みならば、「天山石」という名前とブランドだけで選んではいけないということです。

 

 

4-2.お墓のデザインへのこだわり

YS様から頂いた「お客様の声」の冒頭に、「どこの石材店も気に入るデザインはありませんでした」と書かれていますが、「デザイン」って、本当に難しいのです。

 

世の中にあるさまざまな「デザイン」は、ほとんどが「デザイナー」と呼ばれるプロが出掛けています。

 

しかし、お墓の場合はちょっと違います。

 

多くの場合、デザインとはまったく無縁の人がお墓のデザインをしています。

 

  • 石材店の営業マンや事務スタッフ
  • 石材商社の社員さん
  • 中国の石材商社のスタッフ

 

など、失礼な表現になりますが、デザインに関しては「ずぶの素人」というわけです。

それゆえ、ときには必要以上に華美なデザインになったりもします。

 

お墓はクルマなどと違い買い替えたりするものでないだけに、年月を経ても違和感のないシンプルなデザインこそがベストであるというのが、当社の考え方です。

 

YS様のご実家のお墓は、少々控えめでありながらも華やかさのある、スタイリッシュでモダンなデザイン墓石に仕上げました。

 

そして、墓石の正面にはカトリックのシンボルである十字架を彫刻。

その下には、神戸市の書家、千葉正幸氏による直筆の「感謝」の文字を、「庵治・牟礼」の碑銘彫刻師が匠の技にて彫り上げました。

 

拝石に聖母マリアのシンボルである「白百合の花」と聖句を彫刻したお墓

拝石に聖母マリアのシンボルである「白百合の花」と聖句を彫刻

カトリック信徒のお墓ですので、香炉や水鉢は不要です。

拝石には、聖母マリアのシンボルである「白百合の花」と聖句を彫刻いたしました。

 

黒龍石(k12)のバリアフリー外柵

墓石と共通イメージの柔らかな優美なラインで構成したデザインの外柵と墓誌(霊標)には、天山石とよく似た色目が特徴の中国産高級墓石材である、通称「黒龍石」と呼ばれる「G1704・K12」の最高ランク原石を使用しております。

 

ところが、この黒龍石が天山石以上に曲者なのです。

 

石材店の見積書には、単に「黒龍石」や「K12」などと書かれていることが多いのですが、「黒龍石」として流通している石には数多くの種類があります。

それらは、天山石の色目の違いどころではなく、まったく別の石ではないかと思うくらい色目も石目も異なるのです。

 

もちろん、価格もさまざまです。

 

つまり、多くの場合、どんな石に当たるかは運次第というわけです。

 

当社では、そんなことにならないよう、これまで200回以上の中国渡航歴がある私が、事前に中国から原石サンプルを取り寄せ、最もきれいな色目で、天山石にピッタリ合う黒龍石を厳選してご提供させていただいております。

 

天山石+黒龍石のオリジナルデザイン墓石

まるで、墓石と外柵を同じ石でつくったように見えるほど違和感はありません。

 

 

4-3.構造と機能性を追求したお墓

良い石、良いデザインだけでは「良いお墓」とは言えません。

 

なぜなら、お墓は観賞用ではないからです。

 

お墓は、大切な人のお骨を納め供養するところです。

そのためには、常にきれいな状態でお骨をお守りできる『信頼棺®』構造であることが第一条件です。

 

それに加え、

 

  • 段差の少ないバリアフリー設計
  • 雑草が生えない石張り施工
  • お手入れのしやすいデザイン

 

など、お参りする側に立った設計も重要なポイントです。

 

特に、40度を超えるほどの気温になる、近年の日本の夏においては、雑草対策は不可欠と言えるでしょう。

お墓参りのたびの雑草取りの労力が、「お墓は子どもに負担」という考えの要因の一つになっていることも事実です。

 

つまり、見た目の美しさだけではなく、カロート(納骨室)の構造や墓参者に配慮した設計も重要な「デザイン」としての要素であるということです。

 

 

5.まとめ

長い間にわたり石材店を営んでいると、お墓に関するお客様への説明が、ついついおざなりになってしまいがちです。

 

しかし、お墓を買うのはほとんどの方が生まれて初めての経験です。

それだけに、何をどう選べばいいのかさっぱりわからないことでしょう。

…というよりも、「わからないことがわからない」のではないでしょうか?

 

YS様もきっとそうだったと思います。

 

大事なのは、懇切丁寧でわかりやすい説明です。

 

そして、YS様のように、とことん調べて検証することです。

そうすることで、不安要素が一つひとつ取り除かれていくのです。

 

一番ダメなのが、「わからないから石材店にすべてお任せ」ですね。

 

石材店にお任せしていいのは、「この石材店なら大丈夫!」と、心から思えるようになってからです。

 

お墓は一生に一度買うかどうかの大きな買い物です。

しかも、買い替えがきくようなものではありませんし、決して安いものではありません。

 

また、お墓はスーパーやホームセンターで買い物かごに商品をポンポンと入れるようなわけにはいきません。

通販サイトで「カゴに入れる」をクリックするようにもいきません。

 

最終的にはどこかの石材店に委ねるしかない商品だけに、お墓に関しては「石材選び」よりも「石材店選び」がすべてとなります。

 

「ここだ!」という、あなたのお眼鏡にかなう石材店を見つけることが、失敗しないお墓選びの近道なのです。

 

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