納骨室に水が入らない特許構造のお墓と建設業許可保有が石材店選びの決め手【お客様の声/大阪府箕面市・KT様】

こんにちは。
NHKテレビやテレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」など、数多くのメディアで紹介された、兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
100年、200年と、ひとところにあり続けるのが、その昔のお墓でした。
しかし、第二次世界大戦後の高度経済成長とともに、都市部に多くの人が集中するようになりました。
いったん、故郷から都市部に移り住んだ人たちは、再び故郷に帰ることはなく、そのまま都市部に定住することになります。
それでも、お盆やお彼岸などの節目には欠かさず故郷に帰り、お墓参りをしていたものです。
しかし、距離や年齢的なことを考えると、やはりお墓は家から近いに越したことはありません。
そんな理由から、郷里のお墓を現在の住まいの近くに引っ越しする「改葬」をされる方が近年増えています。
この度、当社でお墓を建てていただいたKT様も、島根県から大阪府にお墓を改葬されました。
その際の、墓地選びから墓石選びまでの“こだわり”を「お客様の声」として頂戴いたしましたので、以下、ご本人様の許可を得てイニシャル表記にて原文のまま掲載させていただきます。
これから、お墓の改葬を考えている方にはとても役に立つ内容ですので、最後まで読んでください。
目次
- 1.KT様からいただいた「お客様の声」
- 2.KT様からいただいた「お客様アンケート」
- 3.KT様が嫌った“カロートへの浸水”とは?
- 4.墓石業における「建設業許可」
- 5.KT様のこだわりのお墓をご紹介
- 5-1.今は無き「万成石・龍王」の墓石
- 5-2.各部に装飾加工を施した完全国内加工の「万成石・龍王/9寸神戸型2重台墓石」
- 6.KT様のお墓の全貌をご紹介
- 6-2.石材のエフロレッセンス(白華現象)
- 6-3.エフロ防止工法による石張り工事
- 6-4.KT様が「神戸型」の墓石にこだわる理由
- 6-5.想定外の家紋
- 6-6.こだわりの書家直筆文字
- 6-7.ベンチ付き掃除用具収納庫
- 7.まとめ
- 私たちに30分の時間をください!
- 【実録映像】お客様インタビュー動画(00:03:33)
1.KT様からいただいた「お客様の声」
KT様が郷里のお墓を改装するにあたり、墓地選びから墓石の選定に至るまでに検討されたことを、詳しく「お客様の声」に記してくださいました。
以下、直筆のお手紙をテキストに書き起こしてご紹介させていただきます。
今回、諸事情により、墓地の改葬を行うことになったので、その際に検討したことを述べたいと思います。
- 改装前の墓所は段丘崖にあり、外構のズレや数センチ程度の陥没があったため、「阪神・淡路大震災」での地層による墓石の転倒率を参考にして、活断層上の区画は論外として、ひな壇式の場合は高い方の土を切土して低い方に盛土することが多いので、その段の中央部の区画を選定。
- 旧墓石は苔が付着しやすく、掃除の際に汚れた水の一部がカロート内に流れ込んでいたため、吸水率の低い石種でカロート内に水が入らない構造を検討。
- 墓所が山中に所在していたので、毎年雑草はもとより杉などの樹木の実生があり、近年の高温化による熱中症リスクを考えると、墓地の掃除がしやすく、掃除用具などを墓地に保管できること。
- 供物台があり、おはぎなどをお供えした後、おさがりをいただくので、上から供物台、水鉢、香炉になっている神戸型墓石を選定。
以上の条件をもとに、インターネットで検索し、第一石材様にたどり着き、ショールームにお邪魔したときに能島様とお会いして、防水構造や耐震性などのお話を伺い契約に至りました。
契約後も能島様にはいろいろと相談させていただき、立派なお墓が建立でき感謝しております。
また、墓石の文字もコンピューター文字ではなく、書家の手書き文字なので、故人が生前使っていた俗字をそのまま刻むことができ、故人も喜んでいることと思います。
お墓を建てるのは、ほとんど方がはじめての経験です。
墓地にしても、墓石にしても、何を基準に選べばいいのかさっぱりわからないはず。
それゆえ、ついつい「石材店にお任せ」となってしまいがちです。
実は、それが失敗のもとなのです。
すべてを理解することは難しくとも、情報化社会の今日ではある程度のことはインターネットで検索すれば出てきます。
KT様も、「インターネットで調べた」と書かれています。
面倒でも、事前に調べたうえで墓地・墓石・石材店の選定をすることが、失敗しないお墓選びにつながるのです。
なお、KT様からは、「お客様の声」とは別に「アンケート」も頂戴いたしましたので、こちらも以下ご紹介させていただきます。
2.KT様からいただいた「お客様アンケート」
KT様からいただいた「アンケート」も原文のままテキストに書き起こしご紹介させていただきます。
Q1.お墓を購入される前に、どのようなことでお悩みでしたか?
KTさま:あらかじめ、インターネットや近隣の墓地で墓石を観察して、墓石の形や石種を絞り込んでいたので悩むことはなかった。
Q2.「第一石材」を何で知りましたか?
KTさま:インターネットのホームページ
Q3.「第一石材」を知ってすぐに当社での購入を決意されましたか?されなかった方は、どのような不安がありましたか?
KTさま:インターネットでは墓石のデザインなど、細かな点が確認できないので、ショールームで確認してから決定することにしていた。
Q4.他にも数多くの石材店があるにもかかわらず、何が決め手となって「第一石材」を選ばれたのですか?
KTさま:カロートの浸水を防ぐ「信頼棺®」の特許を保有し、専任技術者などの要件がある建設業許可を受けていること。
Q5.「第一石材」でお墓を購入されていかがでしたか?
KTさま:関西エリア標準のカロートサイズより若干大きいが、開眼当日にカロート内だけではなく、カロートの上の中台の内部にも骨壺が安置できるスペースがあるというサプライズがあった。
Q1.の「お墓を購入される前に、どのようなことでお悩みでしたか?」というご質問に対し、
あらかじめ、インターネットや近隣の墓地で墓石を観察して、墓石の形や石種を絞り込んでいたので悩むことはなかった。
という回答を頂きましたが、これはさすがに驚きました。
ほとんど方がわからないことだらけの「お墓選び」において、「悩むことはなかった」なんて、スゴイです!
また、アンケートQ4の「他にも数多くの石材店があるにもかかわらず、何が決め手となって「第一石材」を選ばれたのですか?」というご質問に対しては、次の2点に関して高評価を頂けたのはうれしい限りです。
- 当社独自の特許・実用新案登録構造である“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®」
- 専任技術者などの要件がある建設業許可保有
そこで、この2点について、次の項でもう少し詳しく解説させていただきます。
3.KT様が嫌った“カロートへの浸水”とは?
先ずは、KT様が嫌った“カロートの浸水”についてですが、「いったい何を言っているんだ?」と思われた方もいることでしょう。
実は、日本全国のほとんどの地域のお墓は、カロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造なのです。
「そんなはずはない!」と言われるかもしれませんが、事実なのです。
- うちのお墓は、全国に支店がある大手石材店で建てた。
- うちのお墓は、創業○○年の老舗石材店で建てた。
- うちのお墓は、墓地の近くにある地元石材店で建てた。
まったく関係ありません!
どこの石材店で建てたお墓であろうと、水は入ります。

▲お墓の中に水がたまり水没した骨壺
こんな感じです。
ひどい場合には、カロート内に水がたまり、お骨がプカプカと浮いていることもめずらしくありません。

▲カロートの中に作られたハチの巣
入るのは水だけではありません。
水が入る隙間があれば、虫も入ります。
カロート内にクモやムカデが棲みついているのはめずらしくありません。
ときには、スズメバチが巣を作ったりもします。
外から見る限りでは立派なお墓であっても、ご先祖様が眠っている場所であるカロート(納骨室)は、こんな状態になっているかもしれないのです。
でも、なぜこのようなひどい構造のお墓が現在でも販売され続けているのか不思議ですよね!
3-1.納骨室への水の侵入が改善されない理由
カロート(納骨室)の中に水が入るのは昨日今日のことではありません。
火葬のお骨を納める構造のお墓が建てられるようになってから現在まで、ずっと水が入ってしまう構造なのです。
ということは、50年以上も前から水が入るお墓が売り続けられているというわけです。
もちろん、この記事を書いている今でも、カロートに水が入るお墓が全国の主流となっており、改善させれる兆しはほとんどありません。
その大きな理由は次の2つです。
- ほとんどの消費者はお墓の中に水が入ることを知らない
- お墓の中にいるご先祖様は文句を言わない
「だったら、これまで通りでいいんじゃない!」という石材店が大多数を占めているから改善されないのです。
「それじゃあ、なすすべもないのか?」というと、そんなことはありません。
今では、カロートへの水や虫の侵入を解決できるお墓もありますのでご安心ください!
3-2.納骨室に水が入らない特許構造墓石「信頼棺®」
偉そうに言っている当社も2012年(平成24年)までは、カロート内に水が入るお墓をごく普通に販売しておりました。
特に、そのことに疑問を抱くこともありませんでした。
墓石の構造上、「カロート内に水が入ることは仕方のないこと」だと思っていたからです。
そんな状況のなかで、「絶対にお墓の中に水が入らないお墓がほしい!」という強いご要望のお客様との出会いをきっかけに、カロート内に水が入らないお墓の開発に取り組みました。
そして、苦労に苦労を重ねて完成したのが、後に特許・実用新案登録を取得した独自構造の“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®」です。
「信頼棺®」は、カロートの中に雨水が入らないのに加え、クモやハチなどの虫の侵入も完全にシャットアウト!
常にきれいな状態で、大切な人のお骨をお守りいたします。
ただし、「信頼棺®」は特許・実用新案登録の知的財産権を有する独自構造の墓石だけに、どこの石材店でも売っているというわけではありません。
“納骨室に水が入らないお墓”「信頼棺®」は、当社第一石材及び、「信頼棺®」フランチャイズ正規加盟店様だけの取り扱いとなっておりますので、「大切な人のお骨をきれいな環境でお守りしたい」とお考えの方はご相談ください。
以上が、KT様が嫌った“カロートへの浸水”への理由です。
では、当社をお選びいただいたもう1つの理由である「建設業許可」についてもご説明させていただきますね。
4.墓石業における「建設業許可」
お墓には、お家を建てるときの「建築基準法」のような規定法律はありません。
しかし、それは、税込500万円以下のお墓の注文を受ける場合に限ってです。
税込500万円以上のお墓を取り扱うには、国交省または知事の「建設業(石工事業)許可」が必要になります。
けれども、許認可のない石材店の方が圧倒的に多いのが実情です。
では、建設業許可を持っていない石材店は「500万円以上のお墓を販売していないのか?」というと、そんなことはありません。
ごく普通に販売しています。
つまり、違法です。
石材店がそういった決まりを知らないのか知っているのかはわかりませんが、一般消費者で知っている人は少ないでしょうね。
だから、このような違法行為が平然と行われているわけです。
そんな中で、当社第一石材は「建設業許可」を有しております。
目印は、この金看板です。
建設業許可の最大の目的は、墓石工事の適正な施工を行い、消費者を保護することです。
そのため、建設業許可においては、一定の基準を満たした業者だけが選定され、手抜き工事等を未然に防止することが図られています。
建設業許可を取得しているかどうかは、石材店を選ぶ際の判断材料の一つと言えます。
それでは、こうした厳しい目でKT様が選んだ、こだわりのお墓についてご紹介させていただきます。
5.KT様のこだわりのお墓をご紹介
KT様がお墓を選ばれる際には、
- カロート(納骨室)に水が入らないお墓
- 吸水率の低い石
- 神戸型の墓石
- 掃除がしやすく掃除用具などの収納ができる
など、いくつかの“こだわり”がありました。
「カロートに水が入らないお墓」については、すでにご説明いたしましたので、残りの3つについてご説明させていただきます。
5-1.今は無き「万成石・龍王」の墓石
岡山県岡山市で採掘され、美しく華やいだ淡紅色の風合いが特徴的な「万成石」。
優しそうな風合いに似合わず、極めて硬い石質と低い吸水率で耐久性に優れた国産石材として高い評価を得ている国産銘石の一つです。
万成石は、墓石外にも伊勢丹ビルや明治神宮絵画館などの建築物をはじめ、彫刻や記念碑にも数多く用いられ、石材業関係者以外にも広く知られる石材です。
様々な用途があるこの万成石は、多くの著名人や芸術家からも愛され、岡山藩主として知られた池田氏は、ゆかりのある造作物に万成石を数多く用いているほか、彫刻家のイサム・ノグチ氏は、パリのユネスコ庭園や自分自身の墓石に使用しています。
その他、石原裕次郎さんのお墓、横山やすしさんのお墓、彫刻の台座等では、紫式部(福井)、安寿と厨子王(青森)、坂本龍馬(高知)、犬養毅(岡山)、細川忠利公(熊本・水前寺公園)、グラバー邸のおちょう夫人(長崎)、滝廉太郎(熊本)など、その使用実績は数限りありません。
そんな万成石ですが、かつては、有限会社武田石材さんと有限会社浮田石材店さんの2社の採石業者が採掘しておりました。
その中でも、浮田石材店さんの採石丁場(採石場)から産出される万成石は「万成石・龍王」と称され、鮮やかな濃いピンクとより白い色目のコントラストが特徴の桜みかげ石です。
しかし、数年前に浮田石材店様が廃業され、今では武田石材様だけとなりました。
そして、KT様のお目に留まったのが、当社墓石ショールームに展示してあった、今は無き「万成石・龍王」の墓石です。
けれども、この墓石は、KT様が望んでおられた「神戸型」ですが、単なる神戸型の墓石ではないのです・・・
5-2.各部に装飾加工を施した完全国内加工の「万成石・龍王/9寸神戸型2重台墓石」
KT様のお目に留まった「万成石・龍王」の神戸型墓石の各部には、多彩な装飾加工が施されていますので、写真を交えながら詳しく説明させていただきます。
- ①優しいラインの装飾加工を施した供物台。
- ②お手入れのしやすい、ステンレス製水皿付き水鉢
- ③取り外し可能のステンレス製線香立付き香炉
- ④棹石(墓石最上段の石)には香箱加工。
- ⑤装飾加工を施したスリン
- ⑥上台への亀腹加工。
- ⑦「浮き出し紋」の家紋
- ⑧両サイドに切り込みの意匠加工を施した花立。
- ⑨大面取りアーチ加工を施した水鉢台
これらの加工は、すべて日本三大石材加工地である、香川県「庵治・牟礼」の腕利きの石職人が手掛けた、完全国内加工墓石です。
こういった複雑な装飾加工は高額な費用が掛かるため、多くの場合は中国で加工されますが、国内加工とでは出来栄えは天と地ほど違います。
では、この「万成石・龍王/9寸神戸型2重台墓石」を実際の墓地に建てると、どんなふうになるのかご覧いただきましょう。
6.KT様のお墓の全貌をご紹介
それでは、最後にKT様のお墓の全貌を工事工程を交えながらご紹介させていただきます。
6-1.建築レベルの基礎工事
いくら格好いいお墓を建てるといっても、やはり重要なのは基礎工事。
建設業許可を有している当社としては、妥協はできません。
墓所を深く掘り込んでいきます。
KT様の墓所では33㎝ほど掘り込みました。
ゲンコツ大の「割栗石」を入れて、ジャンピングランマーで転圧し、砕石を入れてさらに押し固めていきます。
墓所内に細かく鉄筋を配筋し、ボイド管で水抜き穴を確保します。
純度の高い生コンを流し込み、バイブレーターを用いてコンクリート内の空気を抜いていきます。
頑強なお墓の基礎工事が完成しました。
コンクリートをゆっくりと固めるため、1カ月の養生期間を確保いたします。
突貫工事は禁物なのです。
6-2.石材のエフロレッセンス(白華現象)
雑草対策を気にされていたKT様のご要望に沿って、墓所内を雑草が生えない総みかげ石張りにて施工いたしました。
とはいっても、一般的なお墓の石張り工法ではありません。
お墓の石張り工事といば、厚さ2.5~3㎝程度の規格サイズのみかげ石を、モルタルを用いて敷き詰めていく工法が一般的です。
しかし、この工法だと、エフロ(白華現象)になるリスクがあります。
「エフロ」って、なんか聞き慣れない言葉が出てきましたが、あなたも一度は見たことがあるかもしれません。
こちらが「エフロ」が発生した石材です。
見るからにひどい状態ですね。
エフロは白華現象とも呼ばれ、正式名称は「エフロレッセンス」と言います。
これは、石材の継ぎ目から雨水などが基礎コンクリート内に侵入し、モルタル(砂とセメントを混ぜ合わせたもの)の中に含まれる水酸化カルシウムと混ざり、石の表面ににじみ出て、空気中の炭酸ガスと反応して白く盛り上がったように固まる現象です。
エフロはお墓だけではなく、住宅などの建築物の石張り部分などでもよく見られます。
ひどい場合は、鍾乳石のように成長することもあります。
水で洗っただけではきれいになりませんし、こすり取ったとしても再び出てくるという厄介な現象なのです。
お墓のエフロ防止基礎工事は、こんなふうにならないための予防策なのですが、石を張るときにこの工法を用いている石材店はほとんどありません。
じゃあ、どのような工法で石を張ればエフロが発生しないのかを、詳しくご説明いたしましょう。
6-3.エフロ防止工法による石張り工事
十分な養生期間を経て、基礎コンクリートもカチカチに固まっています。
先ずは、墓所入口のバリアフリー部分に、石張りをするための厚さ5㎝の基礎石(みかげ石)を敷き詰めていきます。
墓所の奥側にも、コンクリート基礎までとどく高さの基礎石を据え付けいたします。
これで、石張りをするための、エフロ防止の基礎石据付工事が完了しました。
結構な量の石材を使用しますが、これでエフロ対策は万全です。
墓所外柵(巻石)内全体に施したエフロ防止の基礎石の上に、本磨き仕上げの厚さ5㎝のみかげ石を石材専用接着剤を用いて敷き詰めていくのです。
つまり、エフロの原因となるモルタルを使用しないので、エフロが発生しないということです。
ここは、墓所内を石張り仕様にする際には重要な部分ですので、しっかりと覚えておいてください。
次の項からは、KT様が「神戸型」の墓石にこだわった理由など、お墓の外観についてご説明させていただきます。
6-4.KT様が「神戸型」の墓石にこだわる理由
KT様のお住まいは大阪府なのに、お墓は「神戸型」をご希望されていましたよね。
いったい、どうしてでしょう?
上の写真は、「大阪型墓石」と「京都型墓石」です。
どこがどう違うかおわかりでしょうか?
最も大きな違いは、大阪型墓石には供物台がないことです。
それならば、別に神戸型墓石にこだわらずとも、京都型でもいいはずですが・・・
勘のいいあなたなら、すでにKT様がなぜ神戸型墓石を望まれたのかを、おわかりになられたかもしれませんね。
KT様から頂いた「お客様の声」に、
供物台があり、おはぎなどをお供えした後、おさがりをいただくので、上から供物台、水鉢、香炉になっている神戸型墓石を選定。
と、書かれていましたよね。
神戸型墓石の供物台は一番上にあるのに対して、京都型墓石の供物台は一番下にあります。
つまり、京都型墓石の供物台は、水鉢と香炉の下にあるというわけです。
そうすると、供物台のお供え物に水がかかったり、お線香の灰が落ちてきたりする可能性があるのです。
逆に、神戸型墓石の場合は、供物台が一番上にあるので、そういった心配がいりません。
KT様が、上から供物台→水鉢→香炉の順に配置されてある「神戸型墓石」を選ばれたのには、きちんとした理由があったのです。
6-5.想定外の家紋
家紋の種類は、全部で2万5000以上と言われています。
そして、それらのほとんどは、「丸が付いているか」「付いていないか」のいずれかです。
当社の展示墓石は、丸付きの家紋を想定した「浮き出し紋」にしておりました。
丸がない家紋であれば、浮き出ている部分を切り落として磨けばいいだけです。
しかしながら、KT様の家紋は丸がないだけではなく、亀の甲羅をモチーフにした「亀甲」紋であったため、浮き出し部分を切り落とさず、六角形の亀甲に再加工し、豪華な亀甲の浮き出し紋にいたしました。
家紋は「わかればいい」という考えの石材店もあるかもしれませんが、ここは当社が妥協できない部分なのです。
ちょっとしたこだわりが、お墓の出来栄えに大きく影響を及ぼすのですから・・・
これは、家紋だけではなく、お墓に刻む文字に関しても言えることです。
6-6.こだわりの書家直筆文字
近年では、多くの石材店がコンピュータの筆文字フォント使用による文字彫刻を行っていますが、当社では、すべて書家直筆の筆文字を使用しています。
そして、文字彫刻に関しましては、日本三大石材加工地の一つである、香川県「庵治・牟礼」の碑銘彫刻師の手で心を込めて彫り上げさせていただいております。
先ずは、こだわりの墓石棹石の正面と背面文字です。
霊標(墓誌)には、郷里から改葬したご先祖様すべてのお戒名等が刻まれております。
脈々と続く、お家の歴史が感じ取れますね。
6-7.ベンチ付き掃除用具収納庫
せっかくのお墓参りですから、あわただしくお参りして帰るのではなく、ゆっくりしたいものです。
そこで便利なのがベンチです。
歴々のご先祖様のお名前が刻まれた霊標(墓誌)の前に腰を下ろし、ご先祖様とゆっくり語りあってください。
そして、ベンチの下には、KT様が望まれていた、お墓のお掃除用具を保管しておくための収納庫です。
スペースもそこそこあり、鍵付きなので盗難の心配もありません。
こうして、「万成石・龍王」でつくった、KT様のお墓が完成いたしました。
- カロート(納骨室)に水が入らないお墓
- 吸水率の低い石
- 神戸型の墓石
- 掃除がしやすく掃除用具などの収納ができる
きっと、KT様の理想通りのお墓建立になったのではないかと思います。
7.まとめ
今回の記事は、当社で「万成石・龍王」のお墓を建てていただいたKT様の「お客様の声」と「アンケート」をご紹介させていただきました。
なんか、「お墓選びはこうすべきだ!」というふうにも思えるほどの的を射たポイントは、きっとこれからお墓を建てようと考えている方々の参考になったのではないでしょうか。
お墓へのお供え物に水がかかったり、お線香の灰が落ちてきたりする心配がないのが「神戸型墓石」の利点であるなんてことは、長年にわたりこの仕事をさせていただいている私でさえ考えもしませんでした。
やはり、商売のヒントは消費者の声から生まれるということをKT様から頂いた「お客様の声」と「アンケート」で再認識いたしました。
また、全国のほとんどの地域のお墓は、「カロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造」なんてことは、おそらく大半の消費者が知らないことでしょう。
本当に満足できるお墓を建てるには、「石材店選び」がすべてであると言っても過言ではありません。
これからお墓を建てようと考えているあなたにとって、今、見積もりを頂いている石材店様の提案がベストであるのかを今一度考えてみてください。
大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら、あなたは耐えられますか?
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
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