お墓選びの第一条件は納骨室に水が入らない墓石である理由?

いざお墓を建てるとしても、一般消費者にはわからないことばかりでしょう。
その理由は、これまでに購入経験がないからです。
こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」の能島孝志です。
兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を販売する、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。
能島
たしかに、一般消費者にとって、お墓・墓石選びは極めて難しいことかと思います。
しかも、安い買い物ではありません。
また、買い替えがきくものでもありません。
- 価格・値段
- 石の種類
- デザイン
- 工事・施工
など、どれを最優先に考えるかは人それぞれですが、お墓・墓石選びは慎重にならざるを得ません。
しかし、これだけ慎重に選んだにもかかわらず、毎年数多くのお墓に関するトラブルが発生しています。
トラブルで多いのが、お墓の「水対策」です。
お墓のカロート(納骨室)の中に水がはいるという問題です。
たしかに、「お墓に中に水が入っても構わない」いう方は少ないでしょう。
そこで、今回の記事は、なぜお墓のカロート(納骨室)の中に水が入るのか?
そして、なぜ、お墓選びの第一条件は納骨室に水が入らない墓石であることなのかについてお伝えしていきます。
目次
1.お墓のトラブル相談は年間1,192件
お墓のトラブル相談の中でも多いのがカロート(納骨室)の水に関するトラブルです。
つまり、お墓の中に「水が入る」「水が溜まる」といった問題です。
2015年に行われた調査によると、一般消費者から国民生活センターへの墓石関係のトラブル相談は1,192件。
ちなみに、同じ供養産業である仏壇関係は608件、葬儀関係は617件となっています。
この数字を見ると、墓石に関するトラブル相談は他の類似業界の倍近くになっていることになります。
また、日本最大の墓石関連業界団体である日本石材産業協会が国民生活センターに対して行った「墓地、墓石・石材に関するクレームアンケート」では、次のようなクレームが挙げられています。
この中でも最も多い22.8%を占めるのが、加工・施工不良に関するものです。
具体的には、
- 納骨室に水が溜まり、納骨できない。契約を解除して手付金を返してほしい。
- 水はけが悪いので修理してもらったが改善しない。苦情を申し出たが新しい墓を購入するように言われた。
- 墓の改修工事をしたが全体的に仕上がりが雑で不満。諦めるしかないのか。
- 地震で石灯篭が倒れた。工事がずさんだったのではないか。
という内容となっており、お墓の水に関するトラブルが2つも含まれています。
2.お墓の中に水や虫が入ることをご存じですか?
お墓のカロート(納骨室)の中に水が入ることは意外と知られていません。
…というよりも、「水なんて入らない」と思っている人の方が多いかもしれません。
しかし、実際には、日本全国のほとんどの地域のお墓は、カロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造なのです。
そして、ひどい場合には、カロート内に水がたまり、お骨がプカプカと浮いていることもあります。
また、水だけではなく、クモやムカデのすみかになっていたり、ハチが巣を作ったりすることもめずらしくありません。
いったいどうしてこんなことになるのでしょう?
2-1.お墓への納骨は1回限りではない
まず一つ目の原因は、お墓への納骨は1回限りではないということです。
そのため、二度と開けられないような固定方法はできません。
上の写真のように、石材店のスタッフ1人で簡単に開け閉めができる構造になっています。
コツさえわかれば、石材店に頼まずともできるかもしれません。
簡単に開け閉めできる=水が入る
というわけです。
2-2.墓石の芝台が四ツ石である
芝台とか四ツ石とか、消費者からすると、なんかよくわからない名前かと思います。
芝台とは、墓石の最も下の部分に用いられる部材で、別名「四ツ石(よついし)」ともいいます。
では、芝台とはどんなものなのかについてご説明いたします。
四ツ石は名前のとおり、4つの部材を組み合わせてできています。
この4つの部材の継ぎ目から水が入るのです。
一枚石(無垢材)でつくれば継ぎ目がないので、そこからは水が入ることはありません。
また、耐久性にも優れています。
なのに、いったい何のためにわざわざ4つに分ける必要があるのでしょうか?
四ツ石にする一番の理由は、材料費が安くつくことですね。
4つの石を組み合わせることで、石の使用料が少なくて済むからです。
要は、コストダウンです。
もう一つの理由は、運搬上の理由です。
お墓に使う石は皆様の想像以上に重いものなのです。
それゆえ、一枚石(無垢材)でつくるより、部材を4つに分けた方が運搬や墓地での施工がしやすくなるからです。
- お墓への納骨は一回限りではない
- 墓石の芝台が四ツ石である
この2つが、お墓のカロート(納骨室)の中に水が入るも最も大きな理由なのです。
3.なぜ消費者はお墓の中に水が入ることを知らないのか?
家の雨漏りなら大問題なのに、お墓のカロート(納骨室)の中に水が入ることは意外と知られていません。
その理由は2つあります。
それは、
- ご先祖様は文句を言えない
- 石材店は水が入る事実を言わない
この2つです。
家の雨漏りなら、たとえ一滴でも放っておかないでしょう。
でも、ご先祖様は何も言いません。
いえ、言えません。
お墓の中に水がポタポタ入ってこようが、水がたまっていようが文句も言えません。
しかし、石材店はこの事実を知っています。
おそらく、知らない石材店を探す方が難しいでしょう。
けれども、お客様にその事実をわざわざ伝えることはいたしません。
悪意はないのですが、これといった解決法がこれまでなかったため、あえて言わないということです。
一般的に納骨をする際には石材店に作業を依頼するため、お客様自身はお墓のカロート(納骨室)の中がどのような状態なのか知る由もありません。
石材店は、納骨日の前日までにカロート内を事前にチェックし、もし水がたまっているようなら汲み出しておくのでよけいにわからないのです。
4.なんのためにお墓をつくるのか?
最初に戻って、何を基準にお墓・墓石を選ぶのかをもう一度見てみましょう。
- 価格・値段ですか?
- 石の種類ですか?
- デザインですか?
- 工事・施工ですか?
どれも気になることばかりかと思います。
でも、今一度「なんのために」お墓をつくるのかを考えてみてください。
お墓は何かの記念につくる記念碑ではありませんよね。
大切な家族やご先祖様のお骨を納めて供養するためのものです。
そして、遠い将来、あなたもそこに入るかもしれません。
つまり、お墓の主役は「お骨」です。
大切な人のお骨を納めお祀りする場所なのです。
そう考えると、お骨を納める場所であるカロート(納骨室)の中に水がたまるというのはいかがなものでしょう。
いくら最高級の石を使って豪華なお墓を建てたとしても、肝心かなめのカロートの中に水が入っては本末転倒ではないでしょうか。
あなたは、雨漏りがするような寝室で眠れますか?
多少の床上浸水なら耐えられますか?
お墓の本質を考えれば、墓石選びの第一条件は納骨室に水が入らないことであるべきだと断言できます。
5.まとめ
お墓選びの基準は人それぞれで異なります。
品質重視で国産の墓石にこだわる方もいます。
石に水シミができるのが嫌で、石の吸水率を気にされる方もいます。
でも、せっかく国産の高級墓石や吸水率の低い高品質の石を選ばれるのなら、大切な家族のお骨を納めるカロート(納骨室)の構造にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
石のランクを一つ下げても、ここは重要な部分かと思います。
ご先祖様だって、きっときれいな環境のもとで眠りたいはずです。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
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