墓地選びで失敗すると墓石や石材店を自由に選べないという怖い事実
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
父が亡くなりお墓を建てようと考えています。
墓地は父が生前に、家から比較的近い墓地を確保してくれていました。
そのため、墓石だけを考えれば済むのでありがたい。
とは言っても何もわからないので、ネットでいろいろと調べながら、家族と共に少しずつお墓に関する勉強を始めました。
そこで、初めてわかったことが、ほとんどの地域のお墓はカロート(納骨室)の中に水が入るという事実。
ひどい場合には、お墓の中に水がたまり、お骨がプカプカと浮いていることもあるらしい・・・
大切な父のお骨をそんなところに納めるなんて考えられないし、母にそのことを告げると、「自分もいずれ入るところなので絶対嫌だ!」と言う!
そこで、第一石材さんなら、お墓の水問題を解決できるとのことを知り相談に来ました。
斉藤さん
これは、実際に当社に来られたお客様様からのご相談内容の概略です。
でも、当社の回答は、「私どもではできません!」と答えるしか仕方がなかったのです。
当社でできないのは、決して予算や技術的な問題ではありません。
お父様が生前に確保されていた墓地には、当社は立ち入りできないからです。
当社が立ち入りできないというよりは、初めから決められた石材店でしかお墓を建てることができない墓地であるということです。
いったい、どういうことなのでしょうか?
今回の記事は、墓地選びで失敗すると、墓石や石材店を自由に選べないという怖い事実についてお話ししたいと思います。
目次
1.絶対に知っておくべき墓地のこと
一般消費者からすれば、どれも同じように見える墓地。
しかし、実際にはいくつかの種類に分かれ、それぞれに決まり事があります。
では、それぞれの墓地について順にご説明いたします。
(1)公営墓地
市区町村などの自治体が運営する墓地です。
私どもの地元なら、神戸市が運営・管理している「神戸市立墓園」ですね。
営利を目的としていないので、墓地代や管理費も比較的安く抑えられています。
また、自治体が運営しているだけに、経営破綻等の心配もなく管理が永続的に続くのというのも安心できます。
宗教、宗旨・宗派を問わず申し込みができ、墓石の形やデザインにも制約がないところがほとんどです。
そして、公営墓地の最大の利点は、墓石を購入する石材店を自由に選べるという点です。
「そんなの当たり前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はそんな墓地ばかりではないのです。
ここは最も重要ですので、しっかり覚えておいてくださいね。
(2)寺院墓地
いわゆる、お寺の境内にある墓地です。
常にご住職が見守ってくれるという安心感があり、管理も行き届いている反面、檀家様のために用意されている墓地なので空き区画も少なく、宗旨・宗派が限定されるなど、様々な制約がある場合が多いです。
また、お寺の私有地なので、出入りできる石材店が決められている場合がほとんどなので、事前に確認しておく必要があります。
(3)村墓地(集落・自治会墓地)
クルマや電車の車窓から目に入る、住宅地や田んぼの一角、山すそなどに昔からある墓地です。
これらの墓地は、日本全国のあちらこちらに点在し、自治会や財産区が管理していたり、中には誰も管理者がいない墓地もあります。
その地域に住んでいる方しか申し込みができないなど、それぞれが独自の制度を設けています。
また、墓石を購入する石材店に関しても制限を設けている墓地もありますので、事前に確認しておくことが大切です。
(4)民営霊園(民営墓地)
「○○霊園」「△△メモリアルパーク」などの名称で、宗教法人や財団法人が運営しているのが民営霊園です。
テレビのCMや新聞の折り込みなどで、霊園募集の宣伝や広告を見たことがある方もいるでしょう。
墓地代は少々高めの設定ですが、整然と整備された区画や充実した設備が売りで、誰でもが申し込みできるのが民営霊園です。
ただし、民営霊園には「指定石材店制度」という業界独自の制度があります。
簡単にいうと、A霊園で墓地を買えば、「A霊園が指定するB石材店、C石材店、D石材店でお墓を建てなければならない」という決まりです。
これは、絶対です。
墓石の値段がとんでもなく高くても、その石材店と相性が合わなくても関係ありません。
今回、当社にご相談に来られた斎藤さんの墓地も、このケースなのです。
以上のように、様々な形態の墓地があります。
家から近いというだけで安易に選ぶと、墓石や石材店を自由に選べないという怖い問題に直面することになりかねませんので、注意が必要です。
2.自分の墓地なのに石材店を選べないのはなぜ?
「自分でお金を払って買った墓地なのに、なぜ墓石を購入する石材店を自由に選べないのか?」
きっと、こんな風に思われる方は数多くおられると思います。
しかし、これはお墓だけに限ったことではないのです。
お家を建てる土地にも、「建築条件付き土地」というものがあります。
つまり、「一定期間内に、指定した建設業者で家を建てる」という条件がついた土地のことです。
通常は、土地を買えば、そこに「いつ」「どんな家を建てる」かは、購入者の自由です。
しかし、「建築条件付き土地」の場合は、家を建てる際に制限が付いているのです。
わかりやすく言えば、土地の売り主は「我が社で家を建てることを条件に土地を売ります」ということなのです。
ただ、家を建てる土地は、この条件をきちんと明示しているのに対し、墓地の場合は購入者にはっきりと伝えていな場合もあり、墓地を買った後に初めて気づくというケースもあります。
3.残された方法は2つしかない!?
では、冒頭にご紹介した斎藤さんのようなケースはどうなるのでしょうか?
民営霊園なら、99%どうすることもできません。
- 霊園が指定した石材店でお墓を建てる
- 墓地の権利を放棄して新たに別の墓地を探す
悲しいかな、残された方法は次の2つしかありません。
たとえ、霊園側が指定した石材店が提示した墓石の価格がべらぼうに高くても、カロート(納骨室)に水が入らない構造のお墓をつくることができないとしてもです。
その石材店でお墓を建てるか、もしくは、墓地の権利を放棄して、石材店を自由に選べる墓地を新たに申し込むかのいずれかしか方法はないのです。
しかし、墓地を霊園に返還したとしても、購入時に払った墓地代は一切返ってきません。
村墓地(集落・自治会墓地)なら、交渉次第で何とかなるケースもありますが、民営霊園の場合は、まず無理です。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したようなケースは決して珍しいことではありません。
当社も、年に何件もこのような相談を耳にします。
民営霊園に足を運ぶと、霊園のスタッフは快く案内してくれます。
実は、この霊園のスタッフは石材店の社員なのです。
墓地を購入してもらえれば、自動的に墓石の販売権が付いてくるわけですから、積極的に墓地を薦めるのも当然のことです。
- 「先着順無抽選なので良い場所から先に決まってしまいます」
- 「角地は特に人気が高いです」
- 「とりあえずは仮予約だけでもしておかれる方がいいですよ」
なんて、甘い言葉で墓地購入を薦めてきます。
斎藤さんのお父様も、このようにして墓地を購入されたかもしれません。
まさか、その石材店でしかお墓を建てることができないなんてことを知らずに・・・
このように、あなたが望む墓石や石材店を自由に選べないという墓地があるということを知っておくべきです。
そう考えると、やはり公営墓地を選ぶのがベストかもしれませんね。
『「家から近い!」それだけの理由で墓地を選んで後悔しませんか?』
『【スクープ】石材店が「あえて言わない!」墓石業界3つの秘密』
【実録映像】第一石材のご紹介とお客様の声(00:04:40)
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