天山石の最高級原石「紺碧」を選べば完璧なお墓ができると思っていませんか?
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
数ある国産の墓石材の中でもトップクラスの硬さと低吸水率を誇る、佐賀県で産出される「天山石」。
お墓は長い年月に渡り屋外に建ち続けるだけに、耐久性に優れた石であることが第一。
「硬い」「水を吸わない」「変色しない」という、理想の3条件を兼ね備えている天山石なら極めて安心です。
天山石は、天山石材株式会社さんと有限会社田中直実石材さんの2社の採石業者によって採掘され、いずれも高品質ですが見た目の色目・石目が若干異なります。
どちらかというと、石目が細かく濃い色目の石が産出されるのが、天山石材さん(田中義人社長)の天山石です。
その天山石材さんでは、天山石のブランド化を図るため、2種類のプレミアム原石の発売を展開しております。
今回のブログは、その天山石プレミアム原石とはどのようなものなのか?
また、それらの石を選びさえすれば完璧なお墓になるのかについて解説いたします。
目次
1.天山石材産天山石の最高峰「紺碧(こんぺき)」
天山石は、元々庵治石や大島石と比べると、少し紫がかった青みを感じさせる濃い色合いが特徴です。
「紺碧(こんぺき)」は、さらに青味が強く色目の濃い石を選りすぐった厳選された極上の色彩で、天山石材産天山石の最高峰と位置づけられています。
天山石自体、色濃く深い青味が特徴の石なのですが、さすがに「紺碧」は良い石に当たれば、ひときわ色の濃さが際立っています。
紺碧は、偽造防止のためにシリアル番号管理と、フォログラム使用の産地証明書が採掘元から発行されます。
いわゆる、類似石種を「天山石」として販売することを防ぐためです。
「紺碧」を選んだからといって、すべてが抜群に濃い色目の石に当たるとは限りません。
石は天然素材だけに、「想像していた色目と違う」なんてこともあるかもしれません。
のじま
2.従来の特級クラスの中から厳選した天山石「銀剛(ぎんごう)」
「銀剛(ぎんごう)」は、天山石材産のプレミアム原石としてはコスパを追求した量産モデルの中での最高原石で、色の濃さに関しては紺碧と比べると若干薄い感じはあります。
ただし、それは紺碧と比べるからであって、大島石と比べると、かなり色目の濃い石であることに変わりはありません。
色目の濃さに関係なく、「硬い」「水を吸わない」「変色しない」という、理想の墓石材3条件を兼ね備えた石であることに違いはなく、銀剛にも、フォログラムを使用した産地証明書が発行されます。
天山石材様では、これらのプレミアム原石を人の目による品質管理だけではなく、色を測定する機器を用いて石の色目の濃さを判別し、「紺碧」「銀剛」に分類しています。
しかし、機器を用いての色の測定は、あくまでも石の表面だけです。
石は自然のものだけに、中がどのような色目なのかは切ってみないとわかりません。
ただ、厄介なのが、機器を用いて色目を測定した結果、「紺碧」「銀剛」と判断されたものは、仮に思ったほど色が濃くなかったとしても、返品や交換に対応してもらえないという点です。
品評会で優勝したブランド牛や、タグ付きのズワイガニだからといって、必ずしも美味しいとは限りません。
中には、「なんじゃこりゃ!」と思うようなものもあります。(私も何度か経験があります)
でも、交換や返品は受け付けてくれませんよね。
思ったとおりの濃い色の天山石に当たるかどうかは、ある意味運的要素があるということです。
のじま
3.「紺碧」や「銀剛」でつくった墓石はどれも美しいのか?
天山石の最高法である「紺碧」や「銀剛」でつくられる墓石なら、さぞかし美しい出来ばえになるのかと思いきや、すべてがそうはならないのです。
これは、別に特段不思議なことではありません。
いくら良い石であっても、それを手掛ける石職人の腕の良し悪しによって、墓石の出来ばえは大きく違ってきます。
そりゃそうですよね。
料理でも、良い素材を活かすも殺すも料理人の腕次第ですから、お墓も同じなのです。
いくら天山石材産天山石の中のプレミアム原石である「紺碧」「銀剛」であっても、極めて高い加工技術力を有した石職人の手でつくり上げてこそ、素材の良さを際立たせたすばらしい墓石となるのです。
多くの消費者は、「お墓なんて素人が見てもわからない」と言われますが、実際に建ちあがった数々の天山石墓石を見比べてみると、誰でもが一目瞭然で違いがわかるほどの品質の差があります。
特に、中国の石材加工工場でつくられた天山石墓石と国内の一流加工工場でつくられものとは天と地ほどの差です。
もちろん、値段も中国加工と国内加工とでは違ってきますが、値段の差以上に加工精度や研磨精度は大きく異なります。
日本で採れた石をわざわざ中国に送ってまで加工する理由はコストダウンだけが目的です。
高品質の墓石をつくることが目的でなないので、過度な期待はしないことです。
のじま
4.見た目だけでは本当の意味での良いお墓とは言えない!
天山石の最高峰「紺碧」を選んだ。
運よく濃い色目の良い石に当たった。
加工に携わるのは、日本三大石材加工地の一つである香川県高松市「庵治・牟礼」の一流加工工場。
「これで完璧の天山石のお墓ができ上がる!」
・・・となるはずなのですが、そうではないのです。
現段階では完璧な「墓石」かもしれませんが、完璧な「お墓」ではありません。
なんか、よく分からない表現ですが、墓石という製品としては完璧であっても、大切な人のお骨を納める「お墓」としては完璧ではないということです。
ただ、これに関しては、天山石の紺碧の品質が悪いわけでも石職人の腕が悪いわけでもありません。
元々の墓石の構造自体の問題なのです。
実は、日本全国のほとんどの地域のお墓は納骨室の中に水が入ってしまう構造なのです。
また、水だけではなく、クモやハチが巣を作ったりムカデが住み着いていたりと、ご先祖様にとっては決して快適な環境とはいえない状態になっています。
大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら、あなたは耐えられますか?
見た目の美しさも大切かもわかりませんが、お墓はお骨を納めお祀りするためのものであり観賞用ではありません。
今一度、お墓の本質を考えてみる必要がありそうですね。
お墓参りの度に、お墓を開けて中を確認する人なんていないので、カロート(納骨室)の中がどんな状態か、ほとんどの方は知りません。
のじま
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
「良い石を選べば良いお墓ができる」と思っている方は意外と多いのです。
でも、実際は石の質よりも加工技術の方が大きく影響してくるのですよ。
そして、何よりも重要なのがお墓の構造です。
いくら良い石を使って巧の技でつくり上げた墓石であっても、肝心要のカロート(納骨室)の中が水びたしではシャレになりません。
良い石の提供は採石業者の仕事です。
良い加工は加工業者の仕事です。
しかし、墓石の構造・設計を考えるのは石材店の仕事なのです。
あなたが選ぶ石材店はどんな構造のお墓を提案してくれるのかをしっかりと確認することです。
「良い墓石」と「良いお墓」は違うのです。
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