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お墓業界において墓石販売や石材店の不正はあるのか?

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お墓業界において墓石販売や石材店の不正はあるのか?
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こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。

(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。

のじま

このところ、「不正」という残念な言葉を聞く機会が増えた気がします。

 

2023年(令和5年)の夏頃に発覚した、大手中古車販売会社の保険金の水増し不正などは、事件と言えるひどい犯罪ですね。

お客様の車を自分たちで傷を付けて修理代を保険会社に水増し請求したり、強引な安値での買取や、正しく整備されていない車の販売など、消費者を無視した自社の利益だけを追い求めた経営は、やはりこういう結末を迎えるのだなと感じます。

 

また、同年の暮れには、関西に本社がある自動車メーカーによる、30年以上も前から続く品質不正の実態が明らかになりました。

最初は2件のデータ偽装で、これでも許されることではないのですが、新たな調査で174件もの不正が見つかるという耳を疑うもので、人の命に関わる偽装が常習化していたわけです。

 

この記事を読まれている方の中にも、このメーカーの自動車を所有されてる方がいると思いますが、本当に腹立たしく不安な気持ちになられていると思います。

 

しかし、こういう不正の裏には、必ず何らかの事情があります。

 

中古車販売会社の場合は過剰な販売ノルマが原因とされていますし、自動車メーカーの場合は他社より優位に立つために、短いサイクルで車をリニューアルする戦略があり、短い開発期間で結果を求められることが不正の原因にあるようです。

 

つまり、必要以上に無理な利益を追求したり、無茶な効率アップを求めてスピードを要求したりすると、ウソやごまかしが出てしまうのです。

 

個人的に思い出すのは、2005年に起きたJR福知山線の脱線事故。

当時のJRは、私鉄のライバル会社と到着時間短縮のためのスピード競争で、無理のあるダイヤが組まれており、運転手が時間の遅れを取り戻そうと制限速度70キロのカーブを、大幅に超える116キロで侵入して脱線事故が起こり、106人もの方が亡くなりました。

安全より利益を優先して、順番を間違ったまま追求し続けた結果、多くの人の命が奪われてしまったのです。

 

それでは、石材店についてはどうでしょうか?

墓石の加工や販売において、消費者に対してウソやごまかしはないのでしょうか?

 

残念ながら同じ人間のすることですので、決して「ない!」とは言えないのです・・

 

1.消費者にわかりにくい墓石の価格事情

消費者にわかりにくい墓石の価格事情

「国産の○○石なら定価200万円」「外国産の△△石なら定価150万円」というような、わかりやすい価格設定があれば、消費者も迷うことはないかもしれません。

 

しかし、お墓は家電製品や自動車のような工業製品とは違い自然のモノですので、決まった定価というものがありません。

 

「才単価」と呼ばれる1尺(約30㎝)立方の石の大きさを基準として、大まかな墓石価格は決められるのですが、同じ種類の石でも等級がありますし、墓石をつくる石材加工工場によって加工賃も違います。

もちろん、ある程度は価格が決まっていることもありますが、自然のものなので価格が変動する世界なのです。

 

毎年、正月明けの卸売市場でのマグロの高額な落札価格が話題になりますよね。

これは一種の儀式で話題作りみたいな面もありますが、多くの場合は、目利きのプロが評価をして、競りで価格が決まります。

またマグロと言っても、何種類もあります。

クロマグロは「本マグロ」と呼ばれ、マグロの王様と言われますし、他にも、「インドマグロ」「キハダマグロ」「メバチマグロ」などがありますが、獲れる量や人気によって価格は変動します。

 

墓石にも、少し似た事情があったりします。

 

有名で人気のある石、採れる量が少ない石、品質が良い石、コストパフォーマンスに優れた石など、色々とありますが、マグロほどではないですが、価格は状況によって変動したりするのです。

また、同じマグロでも、部位によって価格が違うのと同じで、同じ石でも質の高いと評価される等級は価格が上がります。

 

しかし、石材店であれば違いは一目瞭然であっても、一般消費者が石の違いを見分けられるかというと、極めて難しいでしょうね。

熱心に石のことを調べている方であっても、「やはり国産の最高ランクの石は違うなぁ・・」とか、「同じ名前の外国産の石でも色や石目に差があるのだな!」と、なんとなく見分けられるような程度ではないでしょうか?

 

マグロは誰しもが何度も食べたことがあるため、味の区別がつきますが、お墓を建てるのはほとんどの方が初めての経験だけに、石を見分けられなくて当然です。

 

残念なことに、そこを上手く利用した商売をしている石材店もあるのです。

 

 

2.「国産墓石」には2種類ある!?

「国産墓石」には2種類ある

国産墓石とは、日本で採掘された石からつくられた墓石のことを指します。

 

「そんなことは当たり前」と思われた方もいるでしょう。

 

では、日本で採れた石は、どこで墓石に加工されているのでしょう?

「それは国産だから日本に決まっている!」という答えが返ってきそうですが、残念ながら不正解です。

 

日本で採れた石の8割以上は中国に輸出され、中国の石材加工工場で墓石となって再び日本に帰ってきます。

日本で採れた石が、日本の工場で墓石に加工されるのは2割にも満たないということになります。

 

そんなふうに中国でつくられたものを「国産墓石」と呼んで良いのか?と疑問に感じる方もいると思いますが、素材である石が国産である以上、現在の法律では問題ないのです。

 

なぜ、わざわざ日本の石を中国に運んで加工するのか?という理由はただ一つ。

コストダウンが目的です。

 

日本でつくるより、人件費の安い中国に運んで加工し、再び日本に逆輸入する方が安く墓石ができるというわけです。

 

中国も以前に比べて人件費も上がり、昨今の円安続きの状況で、差額は年々と小さくなってはいますが、それでもまだ安いのです。

 

 

3.日本加工と中国加工!どちらの墓石が高品質?

日本加工と中国加工!どちらの墓石が高品質?

日本でつくられる墓石と中国でつくられる墓石のどちらが良いのか?

 

この質問の答えは、石材店によって変わります。

日本でつくられたから良い!中国でつくられたものはダメ!という単純な問題ではありません。

 

日本の石材加工工場といえど、最新の設備を誇り技術力も高い工場もありますし、設備も古く技術も高いとは言えない工場もあります。

 

中国でも同様です。

中国の良い工場と日本の良いと言えない工場では、中国でつくられた墓石の方が出来が良いこともあるのです。

 

しかし、当社の答えは決まっています。

最新設備がある日本の工場で一流の職人がつくった墓石と同じレベルのものは、中国のどんなに良い工場でもつくれないと断言させていただきます。

 

日本の良い工場は入手できる石の品質も良いのに加え、手間暇を惜しまずに一流職人が丁寧に仕上げた墓石は、中国でつくられる国産墓石とは比較にならないほどの差があります。

 

したがって、当社は国産墓石に関しては、国内の一流職人が手掛けたものしか販売しないという方針です。

全国的に見ても、「国産墓石は国内加工のみしか扱わない」という石材店は少ないと思います。

その理由としては、良い石を良い設備が揃っている工場で、一流の職人が手掛けた墓石は、どうしても価格が高くなってしまうからです。

 

当社は、「営業マンを雇わない」「新聞や折り込みチラシなどの広告なし」など、様々な企業努力を重ねて価格を抑えてさせていただいておりますが、それでも価格だけの比較となると、他の石材店より高価になるケースがあるのは否めません。

 

それでも国内でつくられた国産墓石しか扱わないのは、お客様に価格差以上の価値を提供させていただけているという確信があるからです。

 

逆に、国産墓石でも中国でつくられたものしか扱わない石材店も存在します。

そういった石材店に、国内加工の国産墓石と中国加工の国産墓石のどちらが良いですか?と質問すると、「もう差はないので変わりません」とか、「今や中国の方が上ですよ!」なんて答えが返ってきたりします。

 

おそらく、日本国内の一流石材加工工場で、高い技術力を誇る職人によってつくられた国産墓石を見たことすらない営業マンもいるでしょう。

 

自社で販売している墓石を悪く言う店主や営業マンはいません。

この場合は、ウソを言っているわけではないと思いますが、石材店によって答えが変わってしまう原因の一つになっています。

 

まずは「国産墓石」と呼ばれるものには、日本国内でつくられたものと、中国でつくられたものがあるということを覚えておいてください。

そして、本当に高品質の国産墓石を望まれるならば、中国でつくられた国産墓石は有り得ないというのが当社の見解です。

 

 

4.墓石ができるまでの主な流通経路

墓石ができるまでの主な流通経路

当社でも、中国の石材加工工場でつくる墓石を取り扱っております。

ただし、それは外国で採れる石でつくる墓石のみです。

当社の場合は、インド産か中国産の石が主になりますが、時にはヨーロッパ産や南アフリカ産の石を使うこともあります。

 

石は自然のものだけに、必ずしも日本で採れるものだけが良いとは限りません。

外国産の石であっても高品質のものはたくさんあります。

 

外国産の石を日本で墓石に加工することはほとんどありません。

わざわざ原石を日本に持ってきて加工すると高くなるからです。

 

墓石加工の技術に関しては、良い設備をそろえた工場で一流の職人が手掛けるならば、日本国内の石材加工工場に軍配は上がります。

しかし、中国でも良い設備で丁寧な仕事をする工場に限定すれば、充分な品質の墓石をお届けできます。

 

近年は、中国も人件費が上がってきているため、他の新興国で墓石加工をする動きもありますが、主な流通経路は以下の3つです。

 

  1. 日本で採れた石を日本国内の工場でつくる国産墓石
  2. 日本で採れた石を中国の工場でつくる国産墓石
  3. 外国で採れた石を中国の工場でつくる外国産墓石

 

この3つを多くの石材店が取り扱っていますが、中には2と3だけの石材店もあるでしょう。

激安を売りにされている場合はほとんどでしょう。

 

ちなみに、当社は1と3だけです。

 

3種類の墓石のつくり方があり、そこに価格差が生まれるので、販売したいがためのウソやごまかしが生まれたりするのです。

 

 

5.真実を伝えているか?伝えていないか?が問題

真実を伝えているか?伝えていないか?が問題

人によって解釈の違いはあると思いますが、中国でつくられていると聞くだけで、良く思わない人がいるのも事実です。

 

近年になり中国は世界2位の経済大国となり、世界のモノづくりの大役を担っているのですが、それ以前は中国でつくられた商品の品質は良くないという認識が日本人にあったことは否定できません。

コピー商品がニュースなどで話題になったりした時期もありましたね。

 

一般的な商品と比べると、お墓を建てようとする方の年齢は高めの傾向がありますので、中国でつくられていることに良い印象をお持ちでない方が多いのです。

 

お墓は、ご先祖様や大切な人を祀る場所だけに、感情的な部分が優先される面があり、そういう中国への印象から強く国産墓石を希望されるケースもあります。

そんなお客様に対して、正直に中国でつくられていると言うと嫌がるのを知っているので、あえて「中国加工の国産墓石」である事実は伝えず、単に「国産墓石だから安心ですよ!」なんて微妙なトークを使う営業マンも存在します。

素材が国産である以上、ウソではないですが、モラル的にはどうかと思いますね。

 

また、過去にニュースにもなったことがあるのですが、国産墓石として販売したのにもかかわらず外国産の石で建てるという、契約とまったく違う石でお墓を建てて裁判沙汰になった石材店もあります。

 

食品などでは大問題となる産地偽装が、墓石においても消費者がわからないだろうと、平然と行われていたりするのです・・・

 

 

6.まとめ

いつの時代にも業種を問わず「不正」はあります。

 

そして、その理由は自社の利益追求や自分たちのノルマ達成のためです。

悲しいかな、そこに消費者は不在なのです。

 

お墓はある意味で特殊な商品です。

スーパーやコンビニで商品を選んで買うようなわけにはいきませんし、ネット販売で「買い物かごに入れる」をクリックするようなわけにもいきません。

いくら手先が器用だからといって、採石業者から自ら石を仕入れ、自分でお墓をつくれる人なんてまずいないでしょうね。

 

必ずどこかの石材店に委ねないと仕方がない商品なのです。

 

それだけに、心無い石材店に当たると、ウソやごまかしなどの不正に遭遇してしまう可能性があります。

かといって、一般消費者が石の目利きや加工の良し悪しを見分けることは極めて難しいでしょう。

 

それならば、石材店の良し悪しを見分ける方が、お墓づくりの成功への近道と言えるのではないか?と当社は考えております。

 

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