石材店のホームページに載っていない消費者が本当に知りたい墓石情報

すべての石材店のホームページを詳しく見たわけでもないのですが、以前から気になっていることがあるのです。

 

もちろん、他の石材店さんのことを悪く言うつもりはありませんが、どこの石材店も同じようなことが書かれているように思えて仕方がないのです。

 

「絆」「真心」みたいな感じで、住宅やリフォームでも使えるようなキャッチコピーが使われているような気がします。

当社、第一石材も、かつては「心をカタチに…」を多用していましたので、その意図はなんとなくわかります。

 

とても大切なことなのですが、その石材店さんが考えたものではなく、ホームページを制作された会社が考えたものを、そのまま使われているのではないか？と感じます。

 

もちろん、プロの仕事なので悪い内容ではありませんが、そのホームページ制作会社の担当者さんは、実際にお墓を建てたことがあるのでしょうか？

お墓を建てる方の気持ちは「こんなものかな？」と、何となく選んだ言葉を使われている気がするのです。

 

しかし、お客様と日々接している石材店の立場から言わせていただくと、そんな抽象的な言葉を消費者は求めていなくて、本当に良いお墓を建てるために、石材店として具体的に「何をしてくれるのか？」を知りたいのではないでしょうか？

 

「絆」とか「供養」とかは、お客様が感じることであって、そういう気持ちになっていただけるように、どんなことを具体的に取り組んで、消費者に提供しているのか？

石材店は、そういったことを明記するべきだと思うのです。

 

そこで、今回の記事は、お墓を建てようと考えている消費者が本当に知りたい墓石情報についてまとめてみたいと思います。

 

1.ホームページに求められるお墓の情報開示

石材店は、墓石の販売だけが仕事ではありません。

お客様に可能な限り寄り添って、ご相談や悩みに応えて解決したり、宗教的な知識が必要であることは言うまでもありません。

 

しかし、墓石を販売する上で、石材店としてホームページで伝えるべきことは、消費者がその会社を選択することにより何を得られるのか？をしっかりと明記して、その根拠を伝えることだと思うのです。

 

それをせずに、抽象的な言葉を並べているだけでは、「お墓なんて石材店による違いなどない。どの石材店で建てても同じ！」となり、どうせなら「より安い低価格の石材店で建てよう」となってしまいます。

 

そして、わずか数年しか経っていないのに、お墓が傾いたとか、石の色がおかしいとかの問題が出てしまい、お願いした石材店に言ってもロクな対応もしてもらえないので消費者相談センターへ相談、みたいな話が一向に減らない一因にもなっているのではないでしょうか。

 

もちろんです。

それは、多くの消費者が知りたいことだと考えているからです。

 

過去には、同業他社から、「余計なことを書きやがって！」と露骨に嫌がられたり、注意をされたりもしたこともありますが、私に言わせれば、言われて困ることをしている方が悪いのであって、自分達の利益を優先して、消費者が不利益を被るようなことがあってはならないのです。

 

2.「お客様の声」も重要ですが・・・

多くの石材店のホームページには、お墓を建てた「お客様の声」が掲載されていて、色々と参考にされている方も多いと思います。

 

しかし、個人的に感じていることですが、お墓が建った直後の「お客様の声」は、完成した喜びがあるので、本当に参考になることが書かれていないことが多いように感じます。

それに、ほぼすべての消費者の方々は、お墓を建てるのは初めてなので、大変申し訳ないのですが素人の意見なのです。

 

• 担当してくれた営業マンの方が親切でした。
• 完成したお墓を見て感動しました。大満足です！
• これでご先祖様も喜んでくれます。

 

大切なことではありますが、石材店としては出来て当たり前のことばかりが並んでいます。

 

石材店のアピールにはなるかもしれませんが、消費者が本当に知りたいことではないような気がするのです。

 

たとえば、お墓を建てた5年後、10年後のこととか知りたくないですか？

 

住宅でも、完成した直後は大満足！と思っても、実際に住んでみると時間の経過とともに気づくこともありますし、自動車も乗り続けるうちに不満が出てきたりします。

 

お墓も同様のことが言えます。

むしろ、住宅や自動車よりも寿命が長く、お墓は建て替えたりすることがないので、本当に大切なのは、ある程度の時間が経った「お客様の声」なのです。

 

しかし、お墓を建てて5年後、10年後の感想を知るのは、なかなか難しいと思います。

 

多くの消費者は、「お墓なんて一度建てたら何十年も大丈夫」と思い込んでおられますが、それはしっかりとした対策がされているという根拠がある場合のみです。

 

もちろん、昔と変わらない工法のままで建てられたお墓であっても、何もなければ良いのですが、なんといっても大きな地震も増えており、昔の工法のままでは耐えられないのです。

 

住宅やマンションも、大きな地震に耐えられる様々な対策が開発され進化しています。

自動車も安全確保のために、強固なボディにしたり、自動ブレーキなどが開発されています。

 

そんな中で、お墓だけ昔のままで良いとは考えられません。

 

3.第一石材が実践している「3つの約束」

人それぞれで、お墓に関する優先事項は様々です。

 

低価格が第一である方もいると思いますが、第一石材では低価格を実現するために品質や仕様を落とすことはしておりません。

 

消費者のために必要不可欠という基準があり、その基準を価格調整のために落とすことは、結果的に消費者に金額以上の負担をお掛けすることになる可能性があると判断しているからです。

 

そして、消費者の立場としては、「具体的に何をやっているのか」という根拠を知りたいと考えているのです。

 

そのために、当社では次の「3つの約束」を実践しております。

 

 

4.仕入れ方法で異なる墓石の品質

「良い石ですか？」とお客様が質問をして、「良くない石です」と答える石材店はありません。

 

「長年の使用実績がある石種を中心に、本当に良い原石を優れた技術で加工した墓石しか扱いません」と、口で言うのは簡単です。

問題は、その根拠をしっかりと示さなければなりません。

 

 

全国のほとんどの石材店は、石材商社と呼ばれる卸問屋さんを通じて墓石を仕入れています。

中国でつくられる墓石に関しては、ほぼすべてと言ってもいいくらいの石材店がこのルートです。

 

石材商社さんは、国産や外国産を問わず、数多くの種類の墓石を用意して、石材店からの要望に沿った墓石を提供しています。

 

また、墓石の種類だけでなく、同じ種類でも様々なランクの石を用意することができますので、石材店にとっては利用する価値は大きく大変便利なのです。

 

当社も色々とお世話になっていた時期もございます。

 

ただし、つくり手が見えないのです。

つまり、どこの石材加工工場で誰が墓石をつくっているのかがわからないということです。

 

そうなると、当然のことながら墓石の品質にバラつきが生じます。

 

そこで、今から20年以上前に、墓石の仕入れ方法を大きく見直しました。

これまでのように、石材商社にすべてお任せというスタイルから、国産、外国産にかかわらず、使用石種を絞り込み、高い技術力を有する信頼できる数社の石材加工工場を厳選して墓石加工を依頼しております。

 

そして、国産墓石は「国内加工」しか扱いません。

それも一切の妥協を許さない厳しい基準を持つ石職人の石材加工工場のみに依頼します。

かなり厳しいつもりの私が良品と判断するものでも、やり直しを検討されるほど厳しい基準です。

 

長くなるのでここでは細かい理由は割愛しますが、中国の石材加工工場で作られた国産墓石は一切扱いません。

 

中国加工の国産墓石を扱わないのは、当社が依頼している国内加工の工場より良い墓石づくりが絶対にできないからです。

 

外国産の墓石に関しては、すべて中国の石材加工工場でつくっているのですが、実際に私が自分自身の目で見て、技術力が高いと判断した工場のみに墓石加工を依頼しています。

 

国内の石材加工工場は、本当に厳しい石職人さんたちがおられるので、完全にお任せしてまったく問題はないのですが、中国の工場に関しては原石から墓石に仕上げるまでのすべての工程において、私が中国に出張して作業指示から検品まで行っております。

 

今はコロナ禍のため、リモートによる製品確認ですが、どちらにしても私が確認していない墓石がお客様の下に届くことは絶対にありません。

 

5.長年の使用実績がある石には理由がある

日本国内には、様々な石種でつくられた墓石が流通していますが、すべての石が長年の使用実績があるわけではありません。

 

「これは良い！」とたちまち墓石材として採用されて、わずか数年で石がサビが出たりして、あっと言う間に見かけなくなった石もあります。

 

時間が経過してみないとわからないのが石です。

データ的に申し分ない石があったとしても、先のことは誰にもわかりません。

 

安心できる種類のみに絞り、より良い原石を入手できて、しっかりとした技術力のある石材加工工場のみに墓石の加工を依頼しております。

 

墓石業界において、外国産の石に関しては、ランク（等級）を消費者に明示することはしませんが、実際にはランクがあります。

 

同じ石の種類でもランクが上のものは、当然のことながら価格は高くなります。

同じ石だったら「安い方が良い」と選んでしまうと、多くの場合は価格相応のレベルの墓石になります。

 

価格だけにとらわれず、サンプルや実物を比較していただくと、価格と品質が繋がっていることにお気づきになる方もおられます。

 

最初は難しいのですが、少し見慣れてくるとわかります。

 

お客様が理解されるまで、じっくりと説明させていただきますので、価格だけで急いで結論を出さない方が失敗は避けられる可能性が高くなることは間違いありません。

 

6.良い石でも加工技術が悪けりゃ意味がない

良いとされる石でも、良い技術で丁寧に加工されないと「良い墓石」にはなりません。

 

数ある中国の石材加工工場の中でも、値段の安い工場だと手間ひまを掛けない手抜き加工が横行しています。

 

そんな工場でつくられた墓石は、たとえ有名な石でも品質の良い原石が使われていないのは当然ですし、石の研磨工程も手抜きされ、薬品やワックスによる誤魔化しなど朝飯前です。

手抜きで加工された墓石は、あっと言う間にツヤや輝きをなくします。

 

それに対して、日本での十分な使用実績のある石種の良い原石を使用し、丁寧に研磨された墓石であれば、少なくとも数十年はツヤや輝きを保ち美しい状態が続きます。

 

ほとんどの場合、石材商社さんにすべてお任せで届いた墓石を販売していますので、その製作過程をすべて把握している石材店はそう多くはありません。

 

当社では、原石の段階から良いものを厳選しており、加工している工場ともやり取りをしておりますので、「お客様に品質の悪い墓石が届くことはない！」と断言できる体制があるのです。

 

7.お墓は強固な基礎工事と地震対策が不可欠

「しっかりとした工事をしていますか？」と質問して、「やってない」と答える石材店はありません。

 

しかし、残念ながら本当に安心できるレベルの基礎工事をしている石材店は、まだまだ多いとは言えません。

特に、関西のお墓の基礎工事は全国的に見て弱いと言われています。

 

お墓の大きさが比較的小さいことや、関東に比べて地震が少なかったり、「お骨を土に還す」という独自の風習もあったりして、様々な要因が重なり、昔からの基礎工事のまま現代に引き継がれているのです。

 

しかし、状況が一変したのは、1995年（平成7年）に起こった「阪神・淡路大震災」です。

 

多くの住宅が倒壊するほどの強い地震でしたので、より強い建物になるように建築基準法は改正されましたが、お墓の建て方に法律はありません。

 

つまり、石材店ごとの考え方によってお墓の建て方はまったく違うのです。

 

お墓が傾いたり、「震度5」程度でアッサリと倒れてしまう昔のままの建て方をしている石材店も、しっかりと鉄筋コンクリートの基礎工事をして地震対策も行い、「震度7」の揺れにも対応した建て方をしている石材店もあるのですが、どちらの石材店も「しっかりと工事している」とお客様には答えます。

 

どんな仕事でも同じですが、これで充分と決めてしまっては、そこから発展したり良くなることはありません。

 

あの「阪神・淡路大震災」のことは、忘れたくても忘れられません。

地震に対して有効な方法が開発される度に、積極的に試して取り入れてきました。

 

墓石が建つ下には、鉄筋コンクリートによるベタ基礎工事が絶対に必要です。

 

お骨を納めるところだけ土の部分を残して、墓地全体を長期優良住宅と同様レベルのコンクリートで固めることにより、長年の間にお墓が傾いたりすることがないだけでなく、地震対策の土台にもなります。

基礎工事がしっかりしていないと、どんな地震対策も無意味なのです。

 

そして、基礎工事の上に乗る墓石には、必ず石材専用接着剤を使用します。

 

昔は、モルタルによる接着でしたが、気休め程度の効果しかないことが「阪神・淡路大震災」で証明されました。

 

しかし、石材専用接着剤だけでは、「震度6」くらいまではおそらく大丈夫なのですが、「阪神・淡路大震災」を経験している当社としては、まだ不足していると判断して、「震度7」に対応した墓石専用の免震ゲル「安震はかもり®️」を採用しております。

 

大きな工事を必要とせずに、墓石の間に挟むだけですが、抜群の効果を発揮します。

 

大きな地震が来ないのが一番なのですが、残念ながら2011年に1000年に一度と言われる規模の「東日本大震災」が起こってしまいました。

数多くのお墓が倒壊してしまったのですが、「安震はかもり®️」を装着したお墓の倒壊は、津波は別として、ほぼゼロだったのです。

 

ほぼゼロと言うのは、2基だけ倒れたのですが、それは石材店が装着方法を間違っていたため倒れたので実質ゼロということです。

 

倒壊したお墓の姿は本当に見たくない光景です。

 

元に戻せるなら、まだ良いかもしれないですが、倒壊することにより重量物である墓石は衝撃に弱い特性もあり、割れたり欠けたりしやすいのです。

 

大きな地震がある度に、倒壊してしまったお墓がニュースに出ます。

お墓が倒れるほど強い地震と伝えたいのだと思いますが、実際にお墓は地震に弱く倒れやすいものなのです。

 

大きな地震に備えておかないと、大きな後悔が待っているのを当社は目の当たりにしているので、しっかりとした対策を重ねて完成度を上げ続けるようにしております。

 

そして、地震に強いお墓は、当然しっかりした工事が必要です。

 

長年の間に傾いたり倒れたりすることがないようにするためには、強固な基礎工事と地震対策は絶対に必要と考えております。

 

8.お墓のカロートの中は墓石業界の秘密事

「お墓の中に水が入らないですか？」と質問して、「入りません！」と言い切れる石材店はほとんどありません。

 

というよりも、ほとんどの消費者は、お墓の中に水が入るなんて思ってもいないでしょう・・・

 

 

また、水だけではなく虫が入ったりして、ハチやクモが巣をつくっているなどはよくある話で、ヘビが住み着いていたというケースすらあるのです。

 

しかし、これらの事実は、石材店なら誰でも知っています。

ただ、これといった解決方法がないだけに、わざわざ言わないだけです。

 

第一石材は、この現状を打破しました。

それが、現在の当社の最大の売りである、従来の墓石の構造とまったく違う、特許・実用新案登録の独自構造墓石「信頼棺®️」なのです。

 

「信頼棺®」なら、お墓の雨漏りを完全にシャットアウトするだけではなく、虫の侵入も許しません。

 

あなたの大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら、あなたは耐えられますか？

 

9.まとめ

最後に、今回の記事「石材店のホームページに書かれていない消費者が知りたい本当のお墓情報」の重要ポイントをまとめます。

 

消費者が本当に良いお墓を建てるために知りたいのは、石材店として具体的に「何をしてくれるのか？」ということです。

 

 

では、これらの根拠や証拠があると、お客様は何が得られるのでしょうか？

 

それは「高いレベルの安心」です。

口先だけではない本当の安心を得ることがができます。

 

お客様はお墓に本当の安心を求めておられており、石材店には信頼を求めているのではないでしょうか。

 

その求められる信頼を、より高いカタチで実現しているのが、当社が開発した独自構造墓石「信頼棺®️」なのです。

 

より良い原石を、より良い加工技術で墓石に仕上げ、しっかりした基礎工事の上に、お墓の中に水や虫が入らない独自構造で建てる。

どんな石材店でも言うことはできますが、実現できる石材店はわずかのはずなのです。

 

強引な営業で困らせてしまうことは絶対にいたしませんのでご安心ください。

 

 

 

【実録映像】第一石材のご紹介とお客様の声（00：04：40）

 

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