お墓建立を安心して任せられる石材店に必要な6つの重要ポイントとは?
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
いざ、お墓を建てるとなっても、日用品を買うようなわけにはいきません。
墓石に使用する石の種類や墓地での施工、そして見た目のデザインも気になるところです。
それゆえに、「いろんな石材店から詳しく話を聞きたい!」と考えている方も少なくないはず。
しかし、そんな消費者の考えとは裏腹に、通り一遍等の説明を終えると、すぐに見積もりに進み、最終的に石材店の営業マンから出てくる代表的な言葉が、「当社にお任せください」「私にお任せください!」ではないでしょうか?
たしかに、言いたくなる気持ちはわかりますが、消費者が「この人になら任せられる!」と思っていただくのが先であって、石材店の方から先に言ってしまうと逆効果になる気がするのです。
また、簡単に「はい!お願いします」と言えるほど、お墓は安価な商品ではありません。
それに加え、買い替えがきくものではないだけに、消費者の立場としては「任せられる」根拠を示してほしいはず。
そこで今回の記事は、どんな石材店なら「お墓づくりを任せられるのか?」についてを、6つのポイントに分けてお伝えいたします。
どこの石材店であっても、自社のことを悪く言う営業マンはいませんので、本当に任せても大丈夫なのかを消費者自身が見極める目を持つことが大切です。
お墓づくりを考えている、新くんと京ちゃんの意見を交えながら解説していきたいと思います。
目次
1.「お墓の石」を任せられる石材店かどうか?
石材店から「お墓の石はお任せください」と言われても、現在、日本国内に流通している80%以上のお墓は中国でつくられています。
そうなると、同じ石種であっても、どの程度のランクの石が使われるのかが、気になりますよね。
うんうん。とても気になる!
京ちゃん
とは言っても、スーパーで生鮮食品を買うときのように、消費者自らが中国に行って石を選ぶわけにはいきません。
じゃあ、石材店が選んでくれるのですか?
新くん
当社、第一石材では、そのようにしておりますが、全国でも珍しいケースだと思います。
多くの場合は、石材商社と呼ばれる卸売業者にすべてお任せで墓石を仕入れているので、石材店が石を選ぶといったことはありません。
それは、ちょっと不安だから、やっぱり国産墓石にしようかな・・?
京ちゃん
それでも、必ずしも安心できるとは言い難いですね。
のじま
その理由は、「国産墓石」として販売されている墓石の内、これまた80%程度は中国でつくられているからです。
つまり、日本で採掘された石を原石のまま中国に送り、現地の石材加工工場で完全に墓石としてつくられた後に、再び石材商社を介して輸入され、石材店を通じて消費者のお墓になるというわけです。
ということは、石の良し悪しは「出たとこ勝負」ってわけですか?
新くん
決してそういうわけではありませんが、近い部分はあるかもしれません。
お客様のお墓に使用するを石を石材店が選べないとなると、「石のことは当社にお任せください」という言葉の信ぴょう性は低いと言えるでしょう。
ちなみに、中国加工の国産墓石は不安要素が大きいので、当社では一切取り扱っておりません。
2.「墓石の加工」を任せられる石材店かどうか?
墓石の80%以上が中国で加工されているとなると、消費者にはお手上げです。
お墓を注文した石材店に任せるしかないということですか?
新くん
実は、それも難しいのです。
なぜなら、石材店も、お客様の墓石が中国のどこの石材加工工場でつくられているかはわからないのです。
のじま
いったい、どういうことなの!?
京ちゃん
たしかに、一般消費者にはよくわからない話ですよね。
そこで、中国でつくられるお墓の流通経路について、もう一度おさらいです。
消費者は石材店にお墓の注文をする。
そして、注文を受けた石材店は、石材商社に墓石の加工を依頼する。
ここまでは、前項でお話ししたはずです。
たしかに、聞いたような気がする・・
京ちゃん
では、石材店から墓石の加工依頼を受けた石材商社は次にどうするかというと、多くは次の2つのいずれかです。
- 石材商社が取り引きのある、いくつかの石材加工工場の中から選んで墓石の加工を依頼する。
- 石材商社から、さらに中国の石材商社に依頼され、中国の石材商社が墓石の加工工場を決める。
このようにして、消費者が石材店に注文したお墓の加工工場が決められるのです。
どんな基準で加工工場が決められるわけ?
新くん
なかなか良い質問ですね。
中国の石材加工工場といえども、価格も技術力も様々です。
- 価格は高いが技術力の高い石材加工工場
- 価格が安い代わりに加工品質は悪い石材加工工場
- 価格も技術力も平均レベルの石材加工工場
それらのどこの石材加工工場を選ぶかは、石材店や石材商社の考え方や経営方針で決まってきます。
ただ一つ言えるのは、中国という国は日本人と違って、「安くて良いものをつくろう!」なんてお人好し的な考え方はありません。
価格が安い=品質もそれなり
というのが「中国人のモノの考え方」だということをしっかりと理解しておく必要があります。
なんか、よけいに不安になってきたんですけど・・・
京ちゃん
今なら、購入前なので、不安になっても大丈夫ですよ(笑)
3.「国産墓石のお墓」を任せられる石材店かどうか?
中国でつくられる墓石が全体の80%以上。
そして、その中には「中国加工の国産墓石」も含まれている。
となると、日本の石を日本でつくる、純然たる「国内加工の国産墓石」は、わずか20%足らずということになりますよね。
そこそこの予算があるのなら、外柵(巻石)や付属品はともかくとして、墓石本体には国内加工の国産墓石を選ばれるのが最も安心と言えるでしょう。
ただ、石材店自らが、原石から墓石に加工している石材店なら、実際の加工状況を確認できますが、近年では自社で墓石の加工を行う石材店はめっきり少なくなりました。
都市部となると、ほぼ皆無と言っても過言ではありません。
私たちの地元である神戸市でも、おそらく自社加工の石材店は無いと思います。
新くん
神戸市なら、そうかもしれませんね。
近年では、国内加工の国産墓石の多くは、「産地加工」と呼ばれる、墓石に使用する石が産出される地域に集まる、石材加工専門の工場でつくられています。
中でも、日本三大石材加工地と呼ばれる次の3つの地域が有名です。
- 香川県の「庵治・牟礼(あじ・むれ)」
- 愛知県の「岡崎」
- 茨城県の「真壁(まかべ)」
これらの地域に集まる石材加工工場は、墓石等の加工に特化しているだけに、相対的に技術力が高い工場が集まっていると言えるでしょう。
ちなみに、当社が国産墓石の加工を依頼している、香川県の「庵治・牟礼」には、百数十軒の石材関連加工工場があります。
しかし、お墓は自然の石を一つひとつ人の手でつくり上げていくものだけに、当然のことながら各工場ごとに価格も技術力も異なります。
東京月島の「もんじゃストリート」みたいな感じですかね!?
京ちゃん
まあ、そんな感じといえばそんな感じですが・・・
お墓の場合はもんじゃ焼と違って、「今度は○○のお店で食べよう!」みたいなことができないということです。
のじま
同じ石種であっても、石材加工工場ごとに取り扱う石のランクが異なりますし、採石業者とのつながりの深さによっても手に入る石の状態が違ったりもします。
- 国内加工でさえあれば、価格が安い工場で十分。品質は二の次。
- 少々価格は高くとも、技術レベルが高く、高品質の墓石づくりが可能な工場に依頼したい。
どこの石材加工工場に国産墓石の加工を依頼するかは、またまた石材店の考え方次第ということになるのです。
あなたが行かれた石材店が、どのような考え方でお墓づくりをしているのかを、よく観察することです。
4.「お墓のデザイン」を任せられる石材店かどうか?
良い素材を使って、一流のシェフが腕を振るって作った料理であっても、盛り付けが美しくなければ美味しく感じられません。
それ、とてもよくわかります。
映えないしね!(訳:インスタ映えしない)
京ちゃん
・・・・・・・・
のじま
お墓も、ある意味料理と似ています。
良い石を使って、腕の良い石職人が加工しても、デザインが今一つだと良いお墓に見えないのです。
これは、オーソドックスな和形墓石にも言えることです。
お墓のデザインは、全体のバランスが最も大切です。
あれやこれやと、いろんな付属品を付け過ぎると、ごちゃごちゃ感満載になります。
また、近年人気の「デザイン墓石」であっても、派手過ぎるデザインは禁物。
「これでもか!」っていうくらいの、ド派手なデザイン墓石を見かけたことがあります。
京ちゃん
お墓はモニュメントでも観賞用でもありません。
大切な人を供養するための礼拝物であることを考えた上でのデザインであるべきです。
そして、お墓のデザインは見た目のデザインだけではないということです。
- お墓参りのしやすさ
- お手入れのしやすさ
- 安全性への配慮
などの機能性も「デザイン」なのです。
バリアフリー設計や雑草対策、滑り止め加工などですね!
新くん
さすがです!まったくその通りです。
のじま
私が敬愛する、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏も次のように述べています。
Design is not just what it looks like and feels like. Design is how it works.
デザインとは、単にどのように見えるか、どのように感じるかということではない。どう機能するかだ。
スティーブ・ジョブズ
お墓に使用する石や加工のことだけでなく、デザイン面にも精通している石材店を選ぶことが大切です。
5.「お墓の構造」を任せられる石材店かどうか?
お墓選びは十分過ぎるくらい吟味した。
- 良い石
- 良い加工
- 良いデザイン
これで完璧なお墓になるはず・・・
「なるはず」って・・・
ならないの?
京ちゃん
はい。残念ながら、実は「ならない」のです。
良い石も、良い加工も、良いデザインも、すべて「見た目」の観点から捉えた良いお墓ですよね。
しかし、お墓は大切な人のお骨を納めるところです。
見て楽しむための彫刻物ではありません。
たとえば、家を買うときに、外観だけで選ぶでしょうか?
いやいや。構造や内装も需要な選択ポイントです。
新くん
そうですよね。
いくらオシャレな造りの豪邸であっても、寝室が雨漏りするような家だったら、きっと選ばないでしょう。
ところが、意外にも、お墓の構造を気にされる方はほとんどいません。
事実、日本全国のほとんどの地域のお墓は、カロート(納骨室)の中に水が入ってしまう構造なのです。
えっ!それって本当なの?
私が行った石材店では、そんな話をしてくれなかったけど・・・
京ちゃん
「お墓の中には水が入ります」なんて言う石材店はほとんどありません。
その理由は、水が入らない構造のお墓をつくるのは、多くの石材店にとって簡単なことではないからです。
ひどい場合には、お墓の中に水がたまり、お骨がプカプカと浮いていることもあります。
また、水だけではなく、クモやムカデが住みついているのはごく当たり前。
時には、スズメバチが巣を作っていることもあるのです。
大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら、あなたは耐えられますか?
私、水びたしも虫も絶対無理!
京ちゃん
僕も嫌ですね。
何か解決方法はあるのですか?
新くん
のじま
でも、それって第一石材さんに頼まないとダメなんでしょ?
京ちゃん
のじま
良い石も、良い加工も、良いデザインも、大切なことかもわかりません。
しかし、お墓の中で最も重要なのは「構造」です。
大切な人のお骨を納めるところであるだけに、「構造第一」のお墓を選ばれることをお勧めいたします。
6.「お墓の工事・施工」を任せられる石材店かどうか?
お墓は石材店の手によって墓地に建てられ、長い年月に渡り、その場にあり続けます。
そして、お墓に使われている石は、皆様が想像されている以上に重いものなのです。
いったい、どのくらいの重さがあるの?
京ちゃん
一般的に「みかげ石」と呼ばれる花崗岩などの比重は、おおよそ2.5~3程度です。
つまり、水の2.5~3倍の重さがあるということです。
なんか、いまいちわかりにくいなぁ~?
京ちゃん
そうですねぇ・・・
たとえば、高さ140~150㎝程度の昔ながらの3段重ねのお墓でも、700~800㎏位はありますね。
それほどの重量とは・・・
想像していた以上です。
新くん
そう考えると、墓地での工事・施工が、いかに大切かがわかりますよね。
のじま
お墓はお家と同じで、耐久性に優れた基礎工事が不可欠です。
しかし、お墓はお家のような建築物と違って、「建築基準法」のような規定法律がありません。
要するに、どの程度の基礎工事を施すかは石材店次第ということなのです。
中には、ワイヤーメッシュとモルタル施工といった、気休め程度の基礎工事で済ます石材店もあります。
もっとひどい場合には、基礎工事をまったく行わない石材店もあるほどです。
石材店の見積書には「基礎工事一式○○円」としか書かれていないこともあり、どのような基礎工事をするのか消費者には全くわかりません。
また、いつどこで大きな地震が起こっても不思議ではない、地震大国である日本においては、免震施工や耐震施工などの地震対策も不可欠と言えるでしょう。
墓地での工事・施工は、お墓が出来上がってしまってからでは、確認することができません。
どの部分に、どんな工事・施工を施すのかを、石材店と商談時にきちんと確認しておくことが重要です。
7.まとめ
多くの石材店の営業マンが使う、決まり文句である「当社にお任せください」「私にお任せください!」という言葉。
まるで、「とにかく私と結婚してください!」と強引に言っているような感じがしませんか?
こんなプロポーズの仕方で結婚を即OKする人は、まずいないでしょう。
お墓の場合も、決して安い買い物ではないし、買い替えのきくものではないだけに、安易に「はい!」とは答えられないのです。
「はい!」と答えるには、それなりの納得できる理由が必要です。
そこで、今回の記事は、石材店の「お任せください」の中身を判断するための根拠として、6つのポイントについて解説いたしました。
- 「お墓の石」を任せられる石材店
- 「墓石の加工」を任せられる石材店
- 「国産墓石のお墓」を任せられる石材店
- 「お墓のデザイン」を任せられる石材店
- 「お墓の構造」を任せられる石材店
- 「お墓の工事・施工」を任せられる石材店
どれも大切なことばかりです。
しかし、すべての条件を兼ね備えたお墓となると、やはりそれ相応の金額になります。
そうなると、どれを重視するかですが・・・
やはり、「構造」と「工事・施工」は外せませんね。
石の種類をワンランク下げても、そこは重視すべきです。
逆に、いくら最高級の国産の石を使って建てたお墓であっても、カロートの中に水がたまったり、ちょっとした地震で傾いたり倒れたりするようでは、まったく意味がありません。
あとは、あなたが心底任せられる石材店に出会えるかどうかです。
【実録映像】お客様インタビュー動画(00:04:40)
私たちに30分の時間をください!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
しかし、この記事だけでは、あなたのお墓への疑問を解決するにはまだまだ情報量が足りません。
もし、あなたが、
- 満足のいくお墓を建てたい
- お墓づくりで絶対失敗したくない
と思われているのなら、私たちに30分だけ時間をください。
方法は簡単です。
当社にお電話をしていただき、「お墓無料相談」の予約をしていただくだけです。
└フリーダイヤル:0120-756-148(ナゴム・イシヤ)
スマホなら、下記の電話番号をプッシュしていただくだけです。
ご対応は、一般社団法人日本石材産業協会認定の「1級・お墓ディレクター」資格者である、私、能島孝志が承ります。
もちろん、相談は一切無料です。
私たちに30分のお時間をいただければ、あなたがお墓づくりで失敗する確率はかなり少なくなるはずです。
また、当社にご来店いただければ、あなたのお墓づくりの半分は成功へと近づくでしょう。
そして、あなたのお墓づくりを当社にお任せいただけるのなら、満足を超えた感動をご提供できると自負しております。
しかし、問い合わせをすれば、
- 「売り込まれるんじゃないか?」
- 「後からしつこく電話が掛かってくるんじゃないの?」
なんて、心配をされているのならご安心ください。
当社では、
●しつこい営業は絶対にいたしません。
●売り込み電話は絶対にいたしません。
●自宅への押しかけ営業は絶対にいたしません。
安心してご相談ください。
「お墓無料相談」のご予約は、以下のフォームから、お電話・メールにてお申し込みください。