寺院墓地に天山石で建てた「両家墓」のお墓【お客様の声/京都市・井上様】
こんにちは。兵庫県神戸市兵庫区にある株式会社第一石材の能島です。
(一社)日本石材産業協会認定の「1級お墓ディレクター」です。
のじま
「お寺の境内墓地に洋型のお墓を建てたい!」
今の時代、そう思われても何の不思議もありません。
今回ご紹介させていただく井上様も、当初はそのように考えておられました。
一生に一度あるかどうかのことだけに、石だけではなく、様々な部分にこだわりたいということです。
ただし、お寺の境内墓地においては、何でもありというわけにはいきません。
お寺は宗教施設であるがゆえに、お墓の形や彫刻する文字に制限を設けているところも少なくありません。
今回の記事は、そんな想いでお墓づくりをスタートした京都市の井上様の建墓事例について、ご本人様の許可を得て実名にて原文のままご紹介したいと思います。
目次
1.井上様からいただいた直筆のお手紙
「国産の石でこだわりのお墓を建てたい!」という熱い想いが叶い、念願の両家墓が完成した井上様から嬉しい直筆のお便りを頂戴いたしました。
ご本人様のご了解のもと、実名にて原文のまま、以下テキストに書き起こしご紹介させていただきます。
ある思いがあって、お墓を建てることになり、結果8社ほどの石材店を訪問。
素人には理解できなかった数々の疑問(石材や価格)などがあり、どの石材店においても解決できない状態でありました。
そのようなときに、インターネットで第一石材・能島社長の記事に出会い、素人でもわかりやすく詳しい説明や、構造・加工・価格のことに対して納得のいく説明があり、非常に心惹かれ、直接お会いした瞬間、第一石材さまでお墓を建てていただく決心に至りました。
契約、建設完了まで能島様には、私たちの度重なる要望や変更に対しても辛抱強く誠意をもってお応えいただき、本当に感謝しております。
不安でありました、第一石材さまと墓地との遠方である距離のことに関しても、構造や加工、材質へのこだわりのお話を聞かせていただき納得でき、契約に至った次第です。
おかげさまで、私が望んでおりました天山石にて、希望通り、いやそれ以上の色目で仕上げていただき非常に満足しております。
これからは、家族みんなが集まり、心から安らげる場所になるよう望んでおります。
最後に、第一石材の皆さま方には心から感謝と御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
2.井上様からいただいた「お客様アンケート」
井上様からは、前項でご紹介した「お客様の声」以外に、「お客様アンケート」も頂戴しておりますので、こちらもテキストに書き起こし、以下原文のままご紹介させていただきます。
Q1.お墓を購入される前に、どのようなことで悩まれましたか?
井上さま:和形もしくは洋型、どちらにするかという形と石材の種類について悩み、アドバイスを得ようと数多くの石材店に伺いました。
Q2.第一石材をお知りになったきっかけは?
井上さま:石材についてインターネットで調べていると、信頼できる内容のサイトの多くが第一石材・能島社長の記事でした。
このサイトがきっかけとなりました。
Q3.第一石材を知ってすぐにお墓を購入されましたか?あるいは購入を悩まれた場合、その理由は?
井上さま:私は京都在住ですので、はじめは神戸の石材店という距離の問題で悩んでおりましたが、能島社長さまと直接お会いし、お話を聞かせていただいたとき、購入を決めました。
Q4.数ある石材店の中で弊社をお選びいただいた決め手は?
井上さま:お墓のこと、特に石材や構造のことについて、不明点などをわかりやすく詳しく説明していただけたことです。
また、国内加工や中国加工のメリット、デメリットなどを、他の石材店では不明瞭であったことが明確にご説明いただけたことで、信頼性を強く感じることができた点です。
Q5.第一石材でお墓を購入されていかがでしたか?
井上さま:大変満足しております。
できあがりの石材の質が、理想としていたものに近かった点や、デザインや形に対して二転三転したにもかかわらず、やさしく対応していただき、親切丁寧にアドバイスをしていただいたことに満足し、感謝しております。
3.お墓への想いの根底にあるもの
なぜ?「洋墓」や「デザイン墓石」を望まれるのには、何らかの理由があるはずです。
ただ単に、他の方と同じお墓はイヤという理由で、洋墓やデザイン墓石を望まれているのか?
それとも、ほかに理由があるのか・・・
きっと、何か理由があるはずです。
石材店として「お墓のプロ」を自認する以上、そのあたりの想いの根底にあるものを推察することが大切です。
もしかしたら、もっと違う理由があるかもしれないからです。
4.「両家墓」への熱い想い
井上様は当初から、奥様のご両親も一緒に祀ることができる、「両家墓」の建立を望んでおられました。
そうなると、石碑の正面には家名を刻まず、「絆」や「愛」などの言葉を彫刻したい、というのが一般的です。
必然的に、お墓の形は「洋墓」か「デザイン墓石」が思い浮かびます。
しかし、井上様の墓所はお寺が定めた規定により、好きな言葉を彫刻することはできません。
そこは浄土真宗の寺院墓地であるがゆえに、「南無阿弥陀仏」か「俱会一処」に限定されます。
それならばと、井上様ご夫妻が希望されたのは「俱会一処」です。
俱会一処とは、『仏説阿弥陀経』というお経の中に出てくる教えで、
「倶(とも)に一つの処(ところ)で会(あ)う」
すなわち、「ともに同じ場所で会える」と言う意味なのです。
これは、井上様ご夫妻の「両家墓」建立に向けた熱い想いだったのです。
5.難しい!寺院墓地でのデザイン墓石
石碑の正面に「南無阿弥陀仏」の文字を彫刻するのならば、和型墓石の棹石にピッタリ収まりますが、「俱会一処」となると文字数が少ないため、和墓だと、どうしてもバランスが悪くなります。
その点、洋墓やデザイン墓石なら、「俱会一処」の文字に合わせた石碑にすることができるため、そこだけを考えればベストな選択と言えるかもしれません。
しかし、周囲のお墓との調和を考えると、どうしても、デザインが限定されてきます。
- お施主様の好み
- 周辺墓碑とのバランス
そして、何よりも、
お寺から許可がもらえるデザイン
この3つが合致しない限り、今回のような寺院墓地での「洋墓」「デザイン墓石」の建立は難しいと言えるでしょう。
また、お寺の墓地以外であっても、単にど派手なだけのデザイン墓石はいかがなものかと思います。
お墓は、モニュメントではありません。
そこは、大切な方のお骨を納め供養をする、祈りの場なのですから・・・
6.石材店の嘘ホント
お客様との対話を重ねていくうちに、どこに「こだわり」があるのかが徐々にわかってきます。
井上様の場合も、いくつかの「こだわり」がありました。
その中でも、最もこだわっておられた中の一つが「石」です。
それも、国産の石。
「大島石」もしくは、「天山石」での建墓を希望されていました。
実際に、当社にご相談に来られる以前にも、地元の京都市周辺の石材店に国産墓石で相談されていたご様子です。
そして、すすめられたのが大島石でのデザイン墓石です。
ただし、中国加工とのことです。
おそらく、デザイン墓石を日本国内で加工するとなると、「複雑な加工になればなるほど値段が高くなる」というのが理由でしょう。
そこまでは、よくある話です。
問題はその後です。
ある石材店からは、「今や、日本国内で加工するよりも、中国の方が技術力は上!」と聞かされたそうです。
その石材店が、本心でそう言ったのか?
あるいは、他に違う意図があって言ったのか?は定かではありません。
しかし、まったくの嘘です!
もちろん、墓石はすべて人の手でつくられるものだけに、日本、中国に限らず、それぞれの石職人ごとに技術力の差があることは確かです。
そうだとしても、嘘です!
日々技術の研鑽に励んでおられる、日本の石職人の方々の名誉のために申し上げておきますが、日本よりも中国の方が加工技術が上なんてあり得ません。
逆に、最高の技術を以てつくられた国内加工の墓石と中国加工の墓石とでは、天と地ほどの出来栄えの差があると言ってもいいぐらいです。
7.こだわりの天山石で建てた「両家墓」
その後、紆余曲折を経て、最終的には丘カロート式(地上納骨式)の和型墓石に決定いたしました。
そして、井上様がお墓の石として選ばれたのは、佐賀県産の「天山石」です。
紫がかった濃い青みを帯びた色目が特徴の、極めて低い吸水率と硬さを誇る九州屈指の銘石です。
もちろん、納骨室に水や虫が入らない、特許・実用新案登録構造の「信頼棺®」仕様です。
また、一般的に地震で弱いと言われている丘カロートの構造を根本的に見直しました。
墓石に関しても、“震度7”に対応した墓石用免震ゲル「安震はかもり®」を採用し、耐久性をも兼ね備えた構造にて設計しております。
墓碑サイズ
間口890×奥行890×高さ1,740
使用石種
- 石碑:天山石(佐賀県・田中直実石材産)
- 丘カロート:黒龍石/G1704系(中国・黒龍江省産)
では、ここからは、井上家と奥様方のご実家の「両家墓」が完成するまでの工程をご紹介させていただきます。
お寺の規定により、お骨を「土に還す」という考え方のもとで納骨するための地下カロートを設置し、周囲に鉄筋を配筋し、コンクリートを流し込みます。
丘カロートには、中国・黒龍江省産の「黒龍石」を使用いたしました。
黒龍石と呼ばれるものは、数多くの種類があり、色目や石目や品質にかなりのバラつきがあるため、原石の選定には注意が必要です。
いつもなら、私が中国に出向いて石を選ぶのですが、さずがにコロナ渦の影響で行けないため、現地からサンプルを送ってもらいました。
完成後の製品検査も、リモートでの対応となりましたが、中国に数多くある石材加工工場の中でも、当社が最も信頼している工場だけに、加工精度も問題なく仕上がっています。
ぱっと見ではわからないほど、天山石との色目の相性もピッタリです。
天山石でつくる今回の和形墓石は、地元の京都型墓石と神戸型墓石の良いとこどりをした形状です。
加工を手掛けたのは、日本三大石材加工地の一つである、香川県高松市の「庵治・牟礼(あじ・むれ)」の一流加工工場です。
井上様が最も心配されていた、天山石の色目につきましても、「予想以上の色目!」とのお言葉を頂けたほどの素晴らしい石に当たったのです。
墓石に用いる石の選定に関しましては、私たち業者側も最大限の努力を尽くしておりますが、なにしろ自然界の産物だけに、ご注文いただく時期のタイミングなど、多少の運が左右することも事実です。
こうして、念願の両家墓が完成いたしました。
石碑の正面には、お寺の規定でもある「南無阿弥陀仏」の文字。
そして、花立には「井上家」と、奥様のご実家の姓である「○○家」の文字を彫刻しました。
でも、何か足らない気がしませんか?
そうです。
井上様ご夫妻が希望された、「俱会一処」の文字が見当たりませんよね・・・
・
・
・
ご安心ください。
丘カロートのふた板を霊標(墓誌)として使用し、表題に「俱会一処」の文字を刻ませていただきました。
そして、その横には、今回の墓碑建立目的の一つである、奥様の亡きご両親のお名前が刻まれています。
これからも末永く続く井上家と、奥様のご両親様とが「ともに同じ場所で会える」終の棲家。
これこそが、まさに「俱会一処」ではないでしょうか。
8.第一石材から井上様へ
計8社もの石材店の中から、最も距離のある当社第一石材をお選びいただけたことに、改めて厚く御礼申し上げます。
また、過分なるお褒めの言葉満載のお手紙を頂戴し、石材店冥利に尽きる想いです。
期待と不安が入り混じった中でスタートした井上様のお墓づくりですが、いろいろと熟考されたかいもあり、最終的には心から満足のいくお墓となりましたこと、大変うれしく思います。
そして、その熱い想いをカタチにするお手伝いができたご縁に感謝いたします。
「俱会一処」」の証となったお墓が、未来永劫においてご家族の集いの場となることを願っております。
【実録映像】お客様インタビュー動画(00:04:40)
私たちに30分の時間をください!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
しかし、この記事だけでは、あなたのお墓への疑問を解決するにはまだまだ情報量が足りません。
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