お墓を建てる時期!1月注文で3月彼岸に間に合わせるのは危険な理由

お墓を建てる時期といえば、
- 故人の四十九日や百か日
- 一周忌や三回忌などの回忌法要
- 親戚縁者の集まりやすいお彼岸やお盆の仏事
などに合わせて計画することが多いようです。
しかし、近年の夏は以上に暑く、秋のお彼岸あたりとなると台風が心配です。
そんなこともあり、お墓を建てたときに行う、墓石に入魂する「開眼法要(かいげんほうよう」や、お骨をお墓の中に納める納骨式の時期も昔と少し変わってきているように思います。
暑いお盆の時期や台風が多い秋のお彼岸を避けて、春のお彼岸や桜の咲く4月初旬に行う、という人も少なくありません。
こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」資格の能島孝志です。
兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を販売する、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。
能島
では、3月の春のお彼岸に間に合うようにお墓を建てるには、どのように計画されているのでしょうかね?
たぶん、多くの人は、「年末はバタバタするから、年が明けて松の内が過ぎたあたりから石材店に相談しに行ってみようか」程度に考えているかと思います。
それでも、春のお彼岸までには2ヶ月以上ありますからね。
こんな風に考えているあなた。
それはかなり危険ですよ!
いいお墓ができない確率が極めて高くなりますよ。
では、いったい何が危険なのか?これから詳しく説明してまいります。
1.日本のお正月と大きく異なる中国の春節(旧正月)
冒頭からいきなり脅かしたみたいですが、事実なのです。
その理由は、中国の春節(旧正月)と関係しています。
今や、日本国内に流通している墓石の80%以上が中国でつくられているからです。
「国産の墓石もあるんじゃないの?」と言う質問もあるかと思います。
しかし、「国産墓石」として売られている墓石も、実はほとんどが中国でつくられたものなのですよ。
そう考えると、中国の存在は無視できないことをご理解していただけるかと思います。
そこで、春節(旧正月)なんですが、いったいどう影響してくるのでしょう?
春節とは中国のお正月で伝統ある祝い事であり、中国だけではなく、全世界の華人にとって最も大切な伝統的な祝日です。
春節は国民の祝日で多くの人は1週間の連休になります。
春節は旧暦のため、毎年日付が変わります。
1月21日~2月20日の間のある1日を指します。
ちなみに、2020年の春節は1月25日(土曜日)で、休み期間は1月24日から1月30日までとなります。
ただ、この1週間という休みの期間は一般的なものであって、中国の石材加工工場の場合はちょっと事情が違ってきます。
世界最大の石のマーケットである、中国の石材加工工場の多くは、南東部の福建省沿岸に集まっています。
それらの工場で働く行員の多くは、中国内陸部からの出稼ぎ労働者です。
完全歩合制で、春節から翌年の春節までが契約期間です。
そして、春節を家族と一緒に過ごすために、旧正月の1週間前あたりになると帰省が始まります。
さらに、休みは1週間ではなく1か月近くに及びます。
2020年ならば、1月15日あたりを過ぎると、1人2人と帰省し始めるのです。
ちょうど、春のお彼岸にお墓建立を考えている人が動き出すころです。
この時期の多くの行員たちの頭の中は、すでに春節(旧正月)モードです。
気もそぞろで上の空。
仕事どころではありません。
春のお彼岸にお墓を間に合わすためには、そんな時期にお墓を注文しないといけません。
いいお墓が出来そうだと思いますか?
2.春節(旧正月)が終われば大丈夫なのか?
2020年ならば、一般的な春節の休み期間は、1月24日から1月30日までとなりますが、地方から福建省に出稼ぎに来ている行員たちの休みはもっと長いのです。
だいたい、3週間から1カ月に及びます。
それどころか、戻って来ない行員たちも少なくありません。
その理由は、中国が裕福になったからと言えるでしょう。
中国での墓石加工が始まった平成の初めの頃は、今ほど中国も裕福ではなかったため、行員たちも家族を養うため必死で頑張っていました。
夏場になると、気温35度、湿度90%を超え、石の粉が工場内に舞う劣悪な環境下の中で家族と離れて1年間働き続けるのです。
日本からの、短納期の無茶な注文にも、夜を徹して働いていました。
完全なブラック企業ですね。
それから約30年。中国も大きく変わりました。
わざわざ家族と離れ離れになってまで、そんな仕事をしなくとも、地元郷里でいろんな仕事にありつけるのです。
- 郷里から戻って来ない行員
- よその工場に引き抜かれた行員
そんなこんなで、工場内がうまくまとまりません。
それに加えて正月ボケ。
いや、旧正月ボケですね。
それゆえに、春節(旧正月)が終わってもしばらくは安心できません。
野球で例えるなら、まとまりのない2軍主体のチームで戦うようなものです。
3.春のお墓づくりに間に合わせるベストな方法
- 「○○石材店は、間に合うと言ってくれた」
- 「△△石材工業は、製品に問題はない」と言っていた。
こんな内容の言葉もよく耳にします。
そりゃそうです。
せっかく、お客様が「注文するから春のお彼岸に間に合わせてくれ」と言っているものを、今どき無下に断る石材店は少ないでしょう。
当社も、別に断りはしませんが、「いい製品ができませんから日程をずらしましょう!」なんて言うのはめずらしいかもしれません。
でも、事実なのです。
本当にひどい製品が多い時期ですのでお勧めできません。
春のお彼岸に間に合わせるためには、少なくとも春節に入る少し前には、加工が完全に終わっている必要があります。
欲を言えば、12月中に加工を終えておく方が理想です。
この記事を書いているのが、2019年12月14日(土)ですので、そろそろギリギリということです。
できるなら、春のお彼岸はあきらめて、完成を4月以降に考える方がベストですね。
外柵も含め、すべてを日本国内でつくる完全国内加工なら問題はありませんが、そんなお墓をつくるのはほんの一握りの方だけです。
いいお墓ができるのなら、ご先祖様はきっと待ってくださると思いますよ。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本のお正月と中国の春節(旧正月)とは、考え方が大きく違うのです。
それほど重要な行事なのです。
「まずは、きちんと仕事を済ましてからお正月を迎えよう」
これは、日本人の考え方であって、中国は国が違うのです。
当社は、石材商社を通して中国産の墓石を仕入れず、自ら中国に出向いて製品検品を続けてきたから言えることなのです。
これまで、150回を超える中国訪問で様々な場面を見てきたからこそ、お客様に真実をお伝えしているのです。
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