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2.過酷な労働条件が生み出した「ごまかし加工」。

2.過酷な労働条件が生み出した「ごまかし加工」。
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きびしい環境と条件で墓石を加工している中国の工員。

中国の石材加工工場で働く行員の新たななり手が減っている原因の一つには、
郷里から単身での出稼ぎという問題だけでなく、過酷な労働条件が挙げられます。

日本から中国に発注される墓石等石材製品の製作納期が極めて短いため、
製作に携わる工員たちは連日の残業・徹夜などが当たり前の仕事でした。

そのような状態でも、以前の中国では生活のためにお金を稼ぐ必要があるため、
工員も大した文句も言わず、むしろそれが当然のごとく日々働いていました。

しかも、中国の石材加工に従事する行員の賃金形態は、
日本のように一月単位で基本給の保障がある給料体系ではなく、
墓石や石材製品の一つの部材を完成させて初めてその代価がもらえる、
という完全出来高制の賃金制度が通常で、今現在も続いています。

過酷な労働条件が生み出した「ごまかし加工」

石の粉塵が舞う劣悪な環境の工場で働く中国の工員
(カメラや写真の精度が悪いのではなく実際にこんな状態です)

完全出来高歩合の賃金体系が生み出した「ごまかし加工」!

石は自然の素材だけに切って磨いてみないと状態がわかりません。
人間の体にもホクロやアザがあるのと同じく石にも黒いタマや白いタマ、
また、帯のような筋目やキズなどさまざまな部分が含まれています。

原石の段階で外側から見ると、一見きれいな状態であっても、
石を切って磨いていく過程でそれらが突然出てくるケースもあります。

長い時間をかけて加工をし、完成まであと少しというところで、
黒いタマやキズなどがが突然出てきた場合などは最悪です。

工場から工員に加工を指示される墓石等の部材には製品基準も納期もあり、
もちろん、完成時には工場の検品員により製品の検品が行われます。

製品の加工精度やタマなどの許容範囲についての基準は、
日本の発注側と中国の石材加工工場との間で細かく決められ、
もし、取り決めをした基準に満たない製品であった場合には、
それを作るに要した賃金は何日かかっていようが一切工員に支払われません。

工員側からしてみれば「石自体に問題があるのだから自分に責任はない!」と、
工場に訴えてみたところで「製品」と見なされないため賃金は支払われません。

それならば、「黒タマ」「白タマ」「ナデ」「キズ」など、
日本側と取り決めをした製品加工基準から外れた問題が発生した場合には、
製品検品をパスするために、薬品や塗料、ワックス、熱処理等、様々な手法で、
一時的に美しく見えるような化粧を施しす「ごまかし加工」が始まったのです。

この「ごまかし加工」によって検品員による製品検品をパスし、
行員は製品を加工するに要した賃金を確実にもらうことが出来るのです。

これらの「ごまかし加工」については、製品加工を依頼している日本側も、
少しでも商品を安くつくってもらうために容認しているケースもあります。

もちろん、お墓を建ててすぐには消費者には判りませんし、
現在の日本には規制法律もないので取締りの対象にもなりません。

しかし、最終的にそのツケはすべて消費者にまわってくるのです。

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