神戸市で墓石購入の際に安心できる石材店を見つけるポイント

1.大手石材店

テレビCMや広告などを通じて、ご存じの石材店もあることでしょう。

ネームバリューがありますし、全国展開しているところもありますから、「なんとなく信頼できそう」的なイメージを抱く方も多いはずです。

たしかに大手石材店は、知名度が高いため「おかしな」営業や販売をすることはないと思われがちですが、良いお墓づくりに大手も中小も関係ありません。

ただし、大手石材店であっても、信頼できるところとそうでないところがあります。

会社の規模だけで判断するのは少々危険です。

また、大手だけに営業マンの数も多く、担当者によって相性が合わないなどの問題や、仕事全体がマニュアル化になりやすいという点もあります。

費用部分についても大手石材店は、人件費や広告宣伝着などに多額のコストが掛かっているため、必ずしも相場より安い値段とは限りません。

知名度だけで飛びつくのではなく、複数の石材店から話を聞く方が良いでしょう。

2.地元の石材店

大手ではありませんが、地元で長く石材店を営んでいらっしゃるお店があります。

こういった石材店は、当然のことながら「良い口コミ」が多いものです。

また、地元に根ざした墓地や霊園などから依頼を受けておられることも多いので、墓石だけではなく墓地に関する相談もしやすいというメリットがあります。

ただ、こちらについても、すべてが良い石材店であるとは決して言えません。

競合がないのをいいことに、今の時代にそぐわない昭和の時代の仕様や工法をかたくなに続けている石材店もあります。

できれば、複数の石材店に相談されることをお勧めします。

とは言っても、近くにはその石材店しかない場合もあるでしょう。

その場合には、インターネット等で地元以外の石材店情報もしっかりと調べ、相談してみるのもアリかと思います。

自分自身が望んでいるお墓をつくってくれる石材店が近くにない場合は、やむを得ないでしょうね。

近くの石材店というだけで安易に妥協するよりも、少々遠くても思い通りのお墓をつくってくれる石材店にお願いした方が、心から満足のいくお墓になることは間違いありません。

3.ネット通販型石材店

最近はインターネットを使ってお墓を販売する業者も登場しています。

このような形態の業者さんの場合、あなたと直接会ってお話をすることや、決まった担当者で対応するなど、経費が必要となる部分を削減することで、墓石の値段を低くするように努力しています。

ただし、墓石工事に関わる作業や完成墓碑の引き渡しのほとんどは下請け会社が行いますので、担当者との信頼関係は築きにくくなります。

また、天災などによって墓石の修理が必要になった場合、誰が対応してくれるのかが曖昧になることもあります。

とにかくスピーディーに手間なく済ませたいという方は、こういった石材店を検討されるのも良いでしょう。

4.激安石材店

墓石は今や、リフォームや解体工事、中古車販売と同じように、インターネットで値段を比較して選べる時代になりました。

2～3社の石材店へ同時に見積もりを依頼し、その中から値段が安いところをスマートフォンで選択することもできるのです。

このような石材店が良くないとは言いません。

ただ、「安い」ということの裏には必ず理由があります。

例えば、

• 石の品質や技術の善し悪し
• 墓石の内部構造
• 墓地での工事方法の違い
• 保証の内容

などです。

こういった見えにくい部分がどうなっているのかをしっかり確認し、お墓の費用部分だけに注目するのではなく選ぶようにしておきましょう。

1.お寺さんが運営されている墓地

お寺さんが運営されている墓地にお墓を建てるためには、ほとんどの場合「檀家」になることが必要となります。

ご住職との関係性を築きながら、これからも長くおつきあいすることになりますし、お墓を守る人がいなくなったときには、お寺の方で「永代供養」を引き受けてもらうことにもなるでしょう。

このような「関係性」を重視されているところですし、宗旨・宗派による決め事も少なからずあるはずです。

ですので、お寺さんが運営されている墓地の場合は、お寺と関係のある石材店へ相談されるのがおすすめです。

2.公営の墓地・霊園

公営ですから、都道府県や市町村区が管理しています。

神戸市ならば「神戸市立墓園」ということになります。

公営墓地は、宗教、宗旨・宗派や国籍などの決め事はあまりなく、墓地の使い方に関するルールが定まっているだけのところがほとんどです。

このような墓地の場合の石材店は、「あなたが気に入った石材店で良い」ということになります。

あなた自身が「ココだ！」と思える石材店を選べるということこそが、何よりも最大のメリットです。

お墓選びは「石材店選び」と言っても過言ではありません。

あなたのお眼鏡に叶う石材店を見つけることこそが、良いお墓づくりの近道なのです。

3.民営の霊園

宗教法人や財団法人などの公益法人が運営し、多くは民間の会社や石材店が管理をしています。

こういったところは、墓石を購入する石材店が決まっている「指定石材店制度」を設けていることが多いです。

民営の霊園を墓地として選ばれる場合は、契約前に「石材店は自由に選べるのかどうか」も確認しておくと、後々トラブルになることがありません。

4.集落（自治会）墓地

住宅地や田んぼ・畑の中、山裾など、日本中のあちこちに見られる墓地です。

「共同墓地」「村墓地」などとも呼ばれている墓地で、運営は、旧村の財産区管理団体であったり、自治会であったりと様々です。

これらの墓地のほとんどは、墓石を購入する際の石材店を自由に選べますが、中には自治会等の運営団体が指定した石材店でしか墓石の購入ができない「指定石材店制度」があるところもありますので、事前に確認をしておく必要があります。

1.墓石・外柵

たしかに、墓地代と墓石代の割合で申し上げますと、最低でも同額以上は必要になるかと思いますが、墓地代は地域ごとに異なりますので一概には言えません。

同じ公営墓地であっても、神戸市は1㎡＠24万円に対し、隣の市の芦屋市は1㎡＠75万円と、約3倍の開きがあるのです。

墓石は、石の種類や大きさ形によって値段が変わってきます。

石の種類については見ただけではわかりにくいのですが、国産・外国産・希少性などによっても値段が変化します。

墓石の形も凝ったデザインを依頼するほどに、加工賃が上昇しますので値段が上がっていきます。

特に、日本で加工する場合には、そこそこの加工賃が必要となります。

2.墓地

墓石を建てる墓地の広さや場所によって費用が変わります。

また、お寺の墓地や民営霊園などは住宅と同じで、

• 立地がよい
• 広い
• 交通の便がいい

そして、管理や運営が丁寧にされていて「いつもきれい」「快適」というところは、費用も高くなっていきます。

3.運搬・工事費

墓石を墓地へ運搬し、工事・施工をするときにも費用が必要なのです。

これらは、墓地の広さや墓石の大きさに加え、トラックなどの重機が入れるかなどの立地条件によっても費用が異なります。

墓石はあなたが想像している以上に重いものなのです。

4.付属品

お墓には、細かな付属品があります。

故人のお戒名などを刻む墓誌（霊標）がイメージしやすいですね。

他には、

• 塔婆立
• 燈籠（燈明立）
• 墓所内にまく玉砂利
• 物置台

墓地のスペースによって設置できるかどうかという問題もありますし、宗旨・宗派などによって必要なものも違ってきますので、石材店に相談するといいでしょう。

5.基礎工事

忘れがちですが、墓石を建てるときには基礎工事が必要です。

とは言っても、お墓の建て方に決まりや法律はありません。

中には、基礎工事をまったく行わない地域や、気休め程度の基礎工事で済ませている石材店もありますが、重い石を支えるためには、きちんとした施工をしておきたいものです。

最近では、地震への影響を考えて「地震対策」も不可欠であると考えておくべきです。

6.構造

最も消費者にわかりにくいのが、墓石の構造です。

カロート（納骨室）に中に水が入るなど、外からは見えない部分にも目を向ける必要があります。

大切な人のお骨が水びたしになっているとしたら、あなたは耐えられますか？

1.寄り添ってくれる

あなたに寄り添って話をしっかり聞いてくれる。

そんな石材店なら、安心して任せることができるでしょう。

また、あなたとの連絡も細やかに取ってくれるところなら、より信頼できますね。

2.石材の専門家

どのような石材なら、どれくらい長持ちするのか。

気候や立地によって、どの石材がおすすめなのか。

「お墓ディレクター」資格や「建設業許可」などを保有しているかどうかも目安の一つですね。

素人ではわかりにくいことを、丁寧にわかりやすく教えてくれる石材店を選びましょう。

3.見積もりが丁寧

見積もりの内容を確認すると、石材店の取り組み姿勢がわかります。

細かく一つひとつの部材や作業などを記載しているところなら、内容が明確なので安心できる材料になります。

4.保証

保証があるかどうかを確認しましょう。

また、保証の条件にも注意しておきましょう。

あなたが納得できる保証内容と条件であることが大切です。

5.長く地元でやっているか

「これがすべて！」とは言いませんが、意外に大切なんです。

結局、地元で長く石材店を営めるということは、評判の悪い口コミが広がっていないからなのです。

こういった部分は、今の時代インターネットを使えば簡単に調べることができますので活用してみましょう。